最終更新日:2024/12/15
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元となった辞書の項目

witness

名詞

〈C〉目撃者 / 証人

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私はその事故の目撃者でした。

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解説

以下では、名詞 “witness” について、学習者にわかりやすいように詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: witness

品詞: 名詞


  • 英語での意味: A person who sees an event (usually a crime or accident) take place and can give a firsthand account of it; also, someone who testifies (in a legal context).

  • 日本語での意味: 「目撃者」「証人」「証拠を示す人」のことです。直接、事故や犯罪などの出来事を見た人を指すことが多いです。

「事件や事故を実際に見た(または知っている)人」というニュアンスをもつ単語です。法廷などで証言を行う人としても使われます。

活用形


  • 主に名詞として “witness” を使いますが、動詞形(to witness)や形容詞形(witnessed, witnessing は分詞として形容詞的にも使えることもある)もあります。


    • 動詞 “witness”: 「目撃する」「証言する」

      (例) : “I witnessed the accident.” (事故を目撃した)


CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 日常的に耳にする単語ではありますが、法律やトラブルのシーンで主に登場しやすいです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • witness は明確な接頭語や接尾語がついている形ではありませんが、“wit” や “ness” といった派生的な要素があると考えることもできます。ここでは “wit (知恵/知る)” が古英語に由来していたり、“-ness” が名詞化する機能をもっていたりするため、結びついたものと理解されることがあります。ただし、現代英語としてはあまり強く認識されません。

他の単語との関連性


  • 動詞: to witness (目撃する)

  • 形容詞: witnessed (目撃された), witnessing (目撃している) など分詞形。通常はあまり形容詞としては用いないが、「目撃された事件 (the witnessed incident)」のように稀に使われることはあります。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10選)


  1. “eyewitness account” (目撃者の証言)

  2. “key witness” (重要な証人)

  3. “material witness” (重要証人)

  4. “witness stand” (証人台)

  5. “call a witness” (証人を呼ぶ)

  6. “prosecution witness” (検察側の証人)

  7. “defense witness” (被告側の証人)

  8. “hostile witness” (敵対的証人/検察・弁護側に不利な証言をする証人)

  9. “witness testimony” (証人の証言)

  10. “witness statement” (証人の陳述書)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “witness” は古英語の “witan”(知る)や “gewitnes”(証拠、証言)から派生してきたと言われています。

  • 歴史的には「見て知っていること」「証言すること」という意味合いが強調され、裁判などの正式な場面や宗教的な「立会人」という意味でも用いられてきました。

使用時のニュアンス・注意点


  • 法的・公的な場面: 法廷や公式の手続きでの「証人」として使う場合が多い。

  • 日常会話: カジュアルに「事故や出来事を直接見た人」としても用いられる。

  • 口語でも文章でも使われるが、特に公式文書や法廷で使われるイメージが強い。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: 「1人の証人 (a witness)」「複数の証人 (several witnesses)」のように数えられます。

  • 日常会話では「He was a witness to the event.」などのように “to” とセットで「~の目撃者・証人」と表現することが多いです。

使用シーン


  • フォーマル: 法律関連(裁判など)、公式の証明の場面

  • カジュアル: 事故や事件などを見た人を指す場合


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文(3例)


  1. “I was a witness to the car accident on Main Street.”


    • (メインストリートの自動車事故を目撃したんだ。)


  2. “Did you find any witnesses who saw what happened?”


    • (何が起こったかを見ていた目撃者は見つかった?)


  3. “He doesn’t want to be a witness because he’s afraid of getting involved.”


    • (彼は巻き込まれるのが怖いから、証人にはなりたくないと思っているよ。)


(2) ビジネスでの例文(3例)


  1. “Our company lawyer reached out to the witness to gather evidence.”


    • (会社の弁護士が証拠を集めるために証人に連絡しました。)


  2. “The witness’s statement supported our client’s position in the case.”


    • (証人の陳述は、我々の依頼人の立場を支持するものだった。)


  3. “We need a reliable witness before we proceed with any legal action.”


    • (法的措置に進む前に、頼りになる証人が必要です。)


(3) 学術的な文脈での例文(3例)


  1. “Anthropologists interviewed local witnesses to document the cultural event accurately.”


    • (文化人類学者たちは、その文化的行事を正確に記録するために地元の目撃者にインタビューをした。)


  2. “Historical records often rely on the testimonies of contemporary witnesses.”


    • (歴史的な記録は、しばしば当時の目撃者の証言に依拠しています。)


  3. “In forensics research, the accuracy of a witness’s memory is a crucial factor.”


    • (法科学の研究では、証人の記憶の正確性は非常に重要な要素です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. observer(観察者)


    • 「目撃者」と「観察する人」というニュアンス。より一般的に「見ている人」。


  2. spectator(観客)


    • 主にスポーツや試合、イベントを見に来ている人という意味合いが強い。


  3. onlooker(見物人)


    • 現場にいて傍観している人。必ずしも証言する立場とは限らない。


これらの単語は、「見る」という点で共通しますが、証言の役割や公式性を含む「witness」とは使い方が少し異なります。

反意語


  • 直接的な反意語は特にありませんが、「加害者(犯人)」や「被害者(victim)」とは役割が対になる場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記: /ˈwɪt.nəs/

  • アクセント: 第1音節 「wit」にストレスがあります (WIT-ness)。

  • アメリカ英語: [ˈwɪt.nəs] / 「ウィットゥネス」のように聞こえる

  • イギリス英語: [ˈwɪt.nəs] / 発音はほぼ同じですが、アメリカ英語より若干 /t/ の発音がはっきりする傾向がある程度。

  • よくある間違いとしては、後半を 「ネス」 ではなく、 「ニス」と伸ばしてしまう、あるいは “witness” の “i” を “ee” のように発音しすぎる場合です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “witnes” (sを一つ落とす) や “witnesss” (sを重ねすぎる) など。

  • 同音異義語との混同: 同じ発音の単語は特にありませんが、 “withness” といった紛らわしいスペルは存在しないため、つづりを間違えないように注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、法廷や警察関連の文脈で用いられる問題で出現する場合があります。 “He was a witness to the crime.” のような形で出題されることが多いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “witness” は “wit” (知る、気づく)+ “-ness” (~であること)というイメージから、「出来事を知っている・見ている人」という連想を活用すると覚えやすいかもしれません。

  • 法廷ドラマやテレビ番組で「Witness Stand」や「Witness Testimony」というキーワードを意識すると、語感をイメージしやすいです。

  • シーンとしては「事件を目撃し、証人として証言する人」をイメージすると、一度で意味が頭に入りやすくなります。


以上が、名詞 “witness” の詳細解説です。「目撃者」「証人」を指すフォーマル寄りのニュアンスがあり、特に法的な文脈ではよく使われる語なので、スペルと意味をしっかり覚えておきましょう。

意味のイメージ
witness
意味(1)

〈C〉(また eyewitness)(…の)目撃者《+of(to)+名》

意味(2)

〈C〉(法廷などの)証人,証言者

意味(3)

〈C〉(契約・結婚などの)保証人,立会人;(文書の)連署人《+to+名》

意味(4)

〈U〉《文》(特に法廷での)証言

意味(5)

〈C〉(…の)証拠[となるもの]《+to+名》

意味を覚えるための辞書問題

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