最終更新日:2024/06/17
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元となった辞書の項目

salt

名詞

〈U〉塩,食塩 / 〈U〉(化学で)塩 / 《複数形で》薬用塩類(Epsom salt[s],smelling salts) / 〈U〉生気(刺激,興趣)を与えるもの / 〈C〉《話》(特に老練な)水夫 / 塩の,塩を含んでいる;塩気のある,塩辛い / 塩漬けにした / (土地が)塩につかった / 塩信でできた,塩水の中で育つ / 〈食べ物〉‘を'塩で味をつける;〈肉・魚など〉‘を'塩漬けにして保存する《+名+down,+down+名》 / 《受動態で》(…で)〈言葉・話など〉‘を'ぴりっとさせる,‘に'味をつける《+名+with+名》

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スープに少し塩を加える必要があります。

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解説

以下では、名詞「salt」について、できるだけ詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

● 英単語: salt

● 品詞: 名詞 (動詞や形容詞としても使用される場合があります)


  • 意味(英語): a white crystalline substance used for seasoning and preserving food.

  • 意味(日本語): 食品に味をつけたり保存したりするために使われる白い結晶状の物質、いわゆる「塩」のことです。


    • 料理する時によく使われる「塩」です。味付けにも保存にも使われる調味料なので、日常生活でも頻繁に目にします。英語圏では「salt」は料理用の調味料だけでなく、科学的な「塩化ナトリウム(NaCl)」を指すこともあります。


● 活用形

名詞なので、変化は基本的に複数形「salts」だけです。


  • 単数形: salt

  • 複数形: salts

● 他の品詞の例


  • 動詞 (to salt): 味付けのために塩を加える。「I need to salt the soup a bit more.」

  • 形容詞 (salty): 塩辛い。「This soup is too salty to eat.」

● CEFRレベル目安: A1(超初心者)〜A2(初級)レベル

塩という身近な物質を表す単語なので、初級レベルで覚えておくと便利です。


2. 語構成と詳細な意味

● 語構成


  • 「salt」単独の語で、はっきりした接頭辞・接尾辞はありません。

  • 語幹は「salt」です。

● 関連する派生語・類縁語


  • salty (形容詞) : 塩辛い

  • saltiness (名詞) : 塩気、塩分

● コロケーション(共起表現)10選


  1. salt shaker(塩入れ)

  2. table salt(食卓塩)

  3. rock salt(岩塩)

  4. sea salt(海塩)

  5. salt and pepper(塩コショウ、または塩コショウを混ぜた調味料)

  6. pinch of salt(ひとつまみの塩)

  7. dash of salt(少量の塩)

  8. salt intake(塩分摂取量)

  9. salt content(塩分量)

  10. saltwater(塩水)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古英語の「sealt」から来ており、さらにプロト・ゲルマン語の「saltom(塩)」に由来するとされています。「塩」は人類の歴史の中で食料保存・通貨代わりなどさまざまに重宝されてきましたので、言語の歴史においても重要な位置を占める単語です。

  • ニュアンス:


    • 「塩」は料理で使う身近な調味料としての日常的なニュアンスが最も強いです。

    • ただし「to salt a field(畑に塩をまく)」は「不毛にする」という比喩的表現で使われることもあります。

    • 口語ではもっぱら日常料理を指すのでカジュアルですが、科学分野では塩化ナトリウムの標準名称としてフォーマルにも使われる場合があります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞(可算/不可算):


    • 通常「salt」は不可算名詞として扱われ、「some salt」や「much salt」のように量を測るときに使います。

    • 複数形「salts」として扱う場合は、主に化学分野などで「(いろいろな種類の)塩類」を指すときに用いられます。


  • 動詞: 「to salt + 目的語」で「〜に塩を加える」という意味。


    • 例:「I salted the steak before grilling it.」


● よく使われる構文・イディオム


  • take something with a grain of salt: 情報を「鵜呑みにしない」(少し疑ってかかる)というイディオム。


    • 例:「You should take his advice with a grain of salt.」



5. 実例と例文

日常会話での使用例


  1. “Could you pass the salt, please?”

    (塩を取ってくれますか?)

  2. “I think this dish needs just a pinch of salt.”

    (この料理には塩を一つまみ加えたほうがいいと思う。)

  3. “Don’t forget to salt the pasta water before boiling.”

    (茹でる前にパスタの茹で汁に塩を入れるのを忘れないでね。)

ビジネスシーンでの使用例


  1. “We need to monitor the salt content in our products for quality control.”

    (品質管理のために製品の塩分量を管理する必要があります。)

  2. “Our company plans to market a line of low-salt soups.”

    (当社は塩分控えめのスープのシリーズを販売する計画です。)

  3. “Analysis shows increased salt intake can have health implications.”

    (分析によると、塩分摂取量が増えると健康への影響が出る可能性があります。)

学術的・専門的な文脈での使用例


  1. “The presence of various salts in the soil affects plant growth.”

    (土壌に含まれるさまざまな塩類が植物の成長に影響を与える。)

  2. “Sodium chloride is the most common salt found in seawater.”

    (塩化ナトリウムは海水中で最も一般的に見られる塩です。)

  3. “Identifying different salts in the sample requires advanced analytical techniques.”

    (試料内のさまざまな塩を特定するには高度な分析技術が必要である。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. sodium chloride (塩化ナトリウム)


      • より化学的・正式な言い方。調味料としての日常的な「塩」とはニュアンスが違います。


    2. seasoning (調味料)


      • 「塩」に限らず、こしょうやハーブなども含む広い意味。



  • 反意語


    • 厳密な反意語はありませんが、味に関して言えば「sugar(砂糖)」が甘みを加える役割を果たす、対照的な調味料といえます。

    • 口当たりとしては「saltiness」の反対に「sweetness」が挙げられます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • アメリカ英語(General American): /sɔːlt/ または /sɑːlt/

    • イギリス英語(RP): /sɒlt/


  • 強勢(アクセント)


    • 一音節なので特にアクセントの移動はなく、「salt」の発音全体をはっきりと発音します。


  • よくある発音の間違い


    • /s/ の後の母音を「ソルト」と日本語風にカタカナで言うと、/səʊlt/ のように聞こえることがあります。英語では母音は短めか、もしくはアメリカ英語では /sɑːlt/ と少し「サルト」に近い音で発音される場合もあるので注意しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「slat」(板状のもの) と間違えたり、冷蔵庫などに貼る「magnet(マグネット)」と混同して「salt」をつづり間違えるケースは比較的稀ですが、音が似た別の単語に注意しましょう。

  • 同音/似た綴り: “assault (アサルト)” とは綴りは似通っていませんが、一部の音を曖昧に発音すると混同の可能性があります。

  • 試験対策: TOEIC や英検などのリスニングで「Could you pass the salt?」のようなフレーズが出ることがあります。文脈上、塩が欲しいシチュエーションをイメージすると聞き取りやすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Salt” を見たときに、食卓にある「塩の入れ物」をイメージすると覚えやすいです。

  • 「父が料理に塩をかけている場面」を想像したり、思わず手が伸びる慣れ親しんだ調味料を思い浮かべると印象に残ります。

  • スペルの覚え方として、“S + ALT(オルトキー)” というパソコンのキーボードイメージで覚えるのも一つの方法です。


以上が、名詞「salt(塩)」の詳細な解説となります。料理や健康、化学など、さまざまな文脈で広く使われる単語なので、シーンに応じて使い分けてみてください。

意味のイメージ
salt
意味(1)

〈U〉,食塩

意味(2)

〈U〉(化学で)塩

意味(3)

〈U〉生気(刺激,興趣)を与えるもの

意味(4)

〈C〉《話》(特に老練な)水夫

意味(5)

塩の,塩を含んでいる;塩気のある,塩辛い

意味(6)

塩漬けにした

意味(7)

(土地が)塩につかった

意味(8)

塩信でできた,塩水の中で育つ

意味(9)

《受動態で》(…で)〈言葉・話など〉‘を'ぴりっとさせる,‘に'味をつける《++with+

意味(10)

《複数形で》薬用塩類(Epsom salt[s],smelling salts)

意味(11)

〈食べ物〉‘を'塩で味をつける;〈肉・魚など〉‘を'塩漬けにして保存する《++down,+down+

意味を覚えるための辞書問題

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