最終更新日:2024/06/12
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元となった辞書の項目

reference

名詞

〈U〉《...へ》言及すること《to ...》 / 《...を》参照すること《to ...》 / 〈C〉(本などの)出典 / 言及した事柄 / (人物・才能などの)証明書 / 〈他〉〈本・著者など〉を参考文献として引用する

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: reference

品詞: 名詞 (noun)

活用形: 単数形: reference / 複数形: references

英語での意味

“reference” は何かを示したり、言及したり、またはその証拠や裏付けとして使用するための情報や資料を指す言葉です。

日本語での意味

「参照」「言及」「参考資料」「推薦(状)」などの意味があります。

「ある情報源に当たる」「誰かについての情報を示す」といったシーンで使われる単語です。たとえば、レポートを書くときに本や論文を参照するとき、あるいは人の経歴や適性を確認するときの「推薦状」や「リファレンスチェック」を指すこともあります。

他の品詞形


  • 動詞: to reference「参照する、言及する」

    例: “I need to reference the original data.” (元のデータを参照する必要がある)

  • 形容詞形はなし

    ※「referential」という形容詞は存在しますが、やや専門的・学術的な文脈で用いられます。

難易度 (CEFR レベルの目安)


  • B2 (中上級): 日常会話というより、レポートやビジネスでも用いる少し専門的な単語。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: re- (「再び」や「元へ戻す」の意味を持つことが多い)

  • 語幹: fer (ラテン語の “ferre” = 「運ぶ」「携える」)

  • 接尾語: -ence (名詞を形成)

ラテン語由来で、「re + fer + ence」は「もう一度運ぶもの」「言及するもの」というニュアンスを持ちます。

主な意味と使われ方


  1. 参照/参考

    他の情報との比較や確認などに使用する。

  2. 言及/述べること

    誰か/何かについて言及するとき。

  3. 推薦状/紹介状

    人物の評価や適性を紹介する文書・連絡先。

10のよく使われるコロケーション(共起表現)


  1. reference point (参照点)

  2. reference list (参考文献リスト)

  3. reference material (参考資料)

  4. point of reference (比較の基準)

  5. reference book (参考図書)

  6. reference number (参照番号)

  7. reference library (参考図書室)

  8. cross-reference (相互参照)

  9. make reference to ~ (~に言及する)

  10. letter of reference (推薦状)


3. 語源とニュアンス

語源

ラテン語の “referre” (re = 再び + ferre = 運ぶ) が語源です。「元の場所に戻す」というところから、「情報を戻す→言及する」となり、さらに「参照する、推薦する」という意味が派生しました。

ニュアンス・使用時の注意


  • フォーマル度は中程度からやや高めです。

  • レポートや論文、ビジネス書類などでよく使われます。

  • カジュアルな口語では「I looked it up」などと言い換えることが多いですが、書き言葉では “reference” を多用します。

  • 推薦状(letter of reference)などはビジネスやアカデミックな文脈で必須の表現です。


4. 文法的な特徴と構文

名詞としての使い方


  • 可算・不可算の両方の用法がある


    • 可算: “She provided three references for her job application.” (具体的に3つの推薦状/参照元を提示した)

    • 不可算: “This document is for reference only.” (これは参考用です)


一般的な構文


  • “make reference to + 名詞/動名詞”

    例: “He made reference to several studies in his paper.”

  • “for reference” (参考までに)

    例: “I’ve attached the chart for reference.” (参考までにそのチャートを添付しました)

イディオムや定型表現


  • “in reference to ~” (~に関して)


    • “I’m writing in reference to your application.” (あなたの申請に関して連絡しています)



5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “Could you give me a reference for a good local plumber?”

    (地元の良い配管工を教えてもらえますか?)

  2. “I kept the old brochure for reference in case I need it later.”

    (後で必要になるかもしれないから、そのパンフレットを参考用に取っておいたよ。)

  3. “Do you have any reference books on gardening?”

    (ガーデニングの参考図書は持ってる?)

ビジネスでの例文 (3つ)


  1. “Please provide two professional references when applying for the position.”

    (この職に応募する際は、プロフェッショナルなリファレンスを2通提出してください。)

  2. “I will attach the latest sales figures for your reference.”

    (最新の売上データを参考用に添付します。)

  3. “Make sure to cite proper references in your report.”

    (レポートには適切な参考文献を明示してください。)

学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “Many references in the bibliography support her hypothesis.”

    (参考文献表の多くの文献が彼女の仮説を裏付けている。)

  2. “Cross-referencing the data from different studies is essential for accuracy.”

    (異なる研究のデータを相互参照することは、正確さを保つうえで重要です。)

  3. “The paper lacks sufficient references to primary sources.”

    (その論文は一次資料へのリファレンス(言及)が不十分です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (シソーラス)


  1. citation (引用, 引用文): 学術論文などで特に引用箇所を示す際に使われる。

  2. mention (言及): 一般的に軽く言及するイメージが強く、formal ではない。

  3. referral (紹介, 推薦): 特に医者や専門家を紹介するときなど、人を“紹介”する文脈で使われる。

反意語

“reference” の直接的な反意語はあまりありませんが、「言及しない/言及を控える」という意味で


  • omission (省略)

  • forget (忘れる)

    が文脈上反対の意味を示す場合があります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語 (AE): /ˈrɛf.ɚ.əns/

  • イギリス英語 (BE): /ˈrɛf.ər.əns/

アクセント (強勢)


  • 最初の音節 “ref-” にアクセントがあります (RE-fuh-rence)。

よくある発音の間違い


  • 「re-fer-ence」ではなく「ref-rence」のように中間音を曖昧にしすぎると聞き取りづらい場合があります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “referance” や “reffernce” と書いてしまうミス

  2. 同音異義語との混同: 大きな同音異義語はありませんが、“preference” (嗜好) と似ているため注意が必要。

  3. 試験対策: TOEIC や英検などで「reference materials」「reference letter」「make reference to」などはビジネス文書やメール文の読解で出題される可能性が高いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「re + fer + ence」で「もう一度運ぶイメージ」。何か情報を「戻って確認する(参照)」という流れで覚えると定着しやすいです。

  • 「recommendation (推薦)」とセットで覚えると、job application などの文脈で「reference letter (推薦状)」を連想しやすいです。

  • スペリングは “e” が多く並んでいるので、しっかり “ref + er + ence” に分解して覚えましょう。

参考用データや推薦状など、文脈によって意味合いが変わる単語なので、用いられる状況をイメージして覚えるのがおすすめです。

意味のイメージ
reference
意味(1)

〈U〉(…へ)言及すること,(…の)話に触れること《+to+》;〈C〉言及した事柄

意味(2)

〈C〉(人物・才能などの)証明書;身元保証人,照会先

意味(3)

〈本・著者など〉を参考文献として引用する

意味(4)

〈U〉(…を)参照すること,参考《+to+》;〈C〉(本などの)出典,参考書;(出典などの)注記

意味を覚えるための辞書問題

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