最終更新日:2024/06/12
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元となった辞書の項目

primary school

名詞

〈C〉《英》小学校(2年の幼児学校(infant school)と4年の下級学校(junior school)を合わせたもの) / 〈U〉《米》elementary schoolの最初の4年間 / 〈U〉児童の教育;初級教育

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解説

以下では、名詞 “primary school” について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: primary school

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): A school for young children, typically from about five or six years of age until eleven

意味(日本語): 小学校(およそ5歳〜11歳の子どもが通う初等教育機関)

「primary school」は、日本語でいえば「小学校」のような意味合いを持つ単語です。イギリス英語圏では「primary school」と呼ぶことが一般的で、アメリカ英語では「elementary school」ともいいます。いずれも初等教育機関を指すため、日常的にも使われる言葉です。


  • 活用形: 名詞のため、通常は「primary schools」と複数形にする場合があります。

    例)”Many primary schools are introducing new teaching methods.”

  • 他の品詞への変化例:


    • “primary” は形容詞で「第一の、主要な」といった意味も持ちます。

    • “school” は名詞としての意味が中心です(動詞 “to school” は「教育する、訓練する」というやや古風な表現がある)。


CEFRレベルの目安:


  • A2(初級)〜B1(中級)

    小学校や学校教育に関する話題は、日常会話や学校関連のテーマでよく出てくるため、A2〜B1程度として扱えます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成


    • “primary” (主要な、第一の) + “school” (学校)


  • 派生語や類縁語


    • “primary education” (初等教育)

    • “elementary school” (特に米国で使われる呼称)

    • “primary teacher” (主に小学校教員を指す場合がある)


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


    1. “attend primary school” → 「小学校に通う」

    2. “primary school teacher” → 「小学校教師」

    3. “primary school curriculum” → 「小学校のカリキュラム」

    4. “primary school students” → 「小学生」

    5. “primary school education” → 「小学校教育」

    6. “enroll in primary school” → 「小学校に入学する」

    7. “primary school classroom” → 「小学校の教室」

    8. “primary school age” → 「小学校に通う年齢」

    9. “primary school system” → 「小学校制度」

    10. “transfer from primary school to secondary school” → 「小学校から中等学校へ進学する」



3. 語源とニュアンス


  • 語源


    • “primary” はラテン語の “primarius”(第一の、主要な)が起源となっており、英語でも「最初の、おもな」という意味を持ちます。

    • “school” は古英語 “scol(u)” から来ており、さらにギリシャ語 “skholē” に遡ります。


  • ニュアンスや使用時の注意


    • “primary school” は、主にイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドなどの英語圏で使われる表現。アメリカ英語では “elementary school” が一般的です。

    • これらはどちらも初等教育を指しますが、国の教育制度次第で学年数や年齢範囲に多少の違いがあります。

    • 比較的フォーマルな文章・オフィシャルな文脈や教育関連の文書などでも頻繁に見られる用語です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞(可算/不可算)


    • “primary school” は可算名詞です。複数形は “primary schools”。


  • 使用シーン


    • 書き言葉でも話し言葉でも使われますが、イギリス英語圏の制度を指すことが多いです。


  • 一般的な構文やイディオム


    • “start (one’s) primary school education”

    • “be enrolled at a primary school”

    • “graduate from primary school” (ただし、厳密には「graduate」は大学以上でよく使うという意見もあるが、日常的には「小学校を卒業する」ニュアンスで使われることもあります)



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “My younger sister will start primary school next year.”

    (私の妹は来年、小学校に入学します。)


  2. “I remember playing in the schoolyard a lot when I was in primary school.”

    (小学校の頃は校庭でよく遊んだのを覚えています。)


  3. “Did you enjoy your time in primary school?”

    (小学校時代は楽しかったですか?)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Our company donated supplies to several local primary schools.”

    (私たちの会社は地域の複数の小学校に物資を寄付しました。)


  2. “The education board is considering reforms to the primary school curriculum.”

    (教育委員会は小学校のカリキュラム改革を検討しています。)


  3. “We held a career talk for primary school teachers about new teaching tools.”

    (新しい教授ツールについて、小学校の先生方にキャリア講演を行いました。)


学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “Recent studies suggest that smaller class sizes in primary schools improve student engagement.”

    (最近の研究では、小学校においてクラスの規模が小さいほど、生徒の集中度が高まることが示唆されています。)


  2. “The literacy rate has significantly increased after the government introduced the free primary school program.”

    (政府が無償の小学校教育プログラムを導入してから、識字率が大幅に向上しました。)


  3. “Analyzing primary school test scores can provide insights into early childhood development.”

    (小学校のテスト成績を分析することで、幼児期の発達についての知見が得られます。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. “elementary school” → 「小学校」(アメリカ英語でより一般的)

    2. “grade school” → 「小学校」(アメリカで口語的に使われる場合がある)


これらはどちらも「初等教育機関」という意味を指しますが、国や地域によって使われる呼称が異なります。


  • 反意語


    • 直接的な反意語はありませんが、教育段階として対照的なのは “secondary school” (中等学校) や “high school” (高校) になります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • イギリス英語 (BrE): /ˈpraɪ.mə.ri skuːl/

    • アメリカ英語 (AmE): /ˈpraɪ.mɛr.i skuːl/ もしくは /ˈpraɪ.mər.i skuːl/


  • 強勢・発音の違い


    • “primary” の第一音節 “pri-” に強勢が来ます。

    • イギリス英語では “primary” の /ə/ (シュワー) がはっきり使われることが多い一方、アメリカ英語では “er” の発音 /ˈpraɪ.mɛr.i/ のように母音が変化する場合があります。


  • よくある発音の間違い


    • 「プライマリー」の “ri” を過度に強く発音してしまう。実際はシュワーのように弱めるところがポイントです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “primary” を間違えて “primery” や “primarry” と書いてしまいがち。

  • 同音異義語との混同: 特に “primary” は他の語と同音異義語にはなりにくいですが、“elementary” との混同で文脈に合わせてどちらを使うか意識する必要があります。

  • 試験対策


    • TOEICや英検で直接的に “primary school” が問われることはあまり多くはありませんが、教育制度や学校生活に関するリーディング・リスニング問題で、関連語として出てくる場合があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “primary” は「プライマリ(第一の)」という音から「初期段階」「基本的なもの」を連想しやすいです。

  • 日本でいう「小学校(6歳〜12歳ごろ)」のイメージと結びつけて覚えると理解しやすいでしょう。

  • 「プリ→初めて」のように連想して、初めて教育を受ける場所=小学校、と覚えるのも一案です。


以上が名詞 “primary school” の詳細な解説です。教育制度の文脈で頻出する言葉なので、イギリス英語とアメリカ英語での呼称の違いをあわせて覚えておくと便利です。

意味のイメージ
primary school
意味(1)

〈C〉《英》小学校(2年の幼児学校(infant school)と4年の下級学校(junior school)を合わせたもの)

意味(2)

〈U〉《米》elementary schoolの最初の4年間

意味(3)

〈U〉児童の教育;初級教育

意味を覚えるための辞書問題

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