最終更新日:2024/12/15
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元となった辞書の項目

great

形容詞

(規模・範囲などが)大きい,巨大な / 多数の;多量の / 偉大な,すぐれた;《the Great》《称号・肩書に用いて》 / (身分・地位などの)高い / 気高い,崇高な / 《名詞の前にのみ用いて》重要な,重大な / 《人を表す名詞の前にのみ用いて》大の,たいへんな / 《話》すてきな,すばらしい / 《名詞的に》《the great》偉大な人たち,重要人物 / とても,すごく / とてもよく(very well) / 大物,花形

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彼はすごいアスリートだ。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: great

品詞: 形容詞(adjective)

意味(英語): very good or excellent; large in amount or degree

意味(日本語): 「非常に良い」「素晴らしい」「大きい」「偉大な」などの意味を持ちます。たとえば、「That’s a great idea!(それは素晴らしいアイデアだ!)」というように、物やアイデア、人などを高く評価するときによく使われます。「すごく良い」「大きくてすごい」というニュアンスで使われる形容詞です。

活用形

形容詞は比較級・最上級の形をもちます:


  • great(原級)

  • greater(比較級)

  • greatest(最上級)

品詞変化の例


  • 動詞:greatは形容詞なので動詞形はありません。

  • 名詞:greatness「偉大さ、すばらしさ」の形で用いられます。

CEFRレベル: A2(初級)

「great」は非常によく使われる形容詞ですが、日常会話にも多く登場するため、基本的な単語としてA2(初級)レベルと考えられます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹(great)


    • 直接的に「大きい」「優れた」という意味を持ちます。接頭語や接尾語がつかない、シンプルな形です。


  • 派生語・類縁語


    • greatness (名詞):「偉大さ・すばらしさ」

    • greatly (副詞):「非常に・大いに」


  • よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ


    1. great idea(素晴らしいアイデア)

    2. great achievement(偉大な業績)

    3. great opportunity(絶好の機会)

    4. great success(大成功)

    5. great effort(大いなる努力)

    6. in great detail(詳細に、非常に詳しく)

    7. make a great impression(大きな印象を与える)

    8. have a great time(楽しい時間を過ごす)

    9. a great deal of(たくさんの)

    10. take great pride in〜(〜を大いに誇りに思う)



3. 語源とニュアンス


  • 語源


    • 古英語の“grēat”に由来し、「大きい」「重要な」という意味で使われていました。

    • その後、古ノルド語やドイツ語の影響を受けながら、同じように「大きなもの」を指す言葉として使われ続けています。


  • ニュアンス・使用上の注意点


    • 「すごく良い」という肯定的な感情を込める表現としてよく使われます。

    • くだけた会話からビジネスメールまで幅広く使われ、フォーマル・カジュアルどちらにも対応しやすい単語です。

    • ただし、文脈によっては「大きい」という物理的な大きさを示す場合もあるので注意しましょう(例: a great distance = とても大きな距離)。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞としての使われ方


    • 主に修飾語として名詞を修飾します(例: “That’s a great idea.”)。

    • 「be動詞 + great」の形で叙述用法としても使われます(例: “This food is great.”)。


  • よくある構文・イディオム


    1. It would be great if 〜(もし〜なら、素晴らしいでしょう)

    2. Great minds think alike.(賢い人は同じことを考える、類は友を呼ぶ というような意味)

    3. The greater the challenge, the greater the reward.(挑戦が大きければ大きいほど、得られる報酬も大きい)


  • フォーマル / カジュアル


    • 「That’s great!」という感嘆表現はカジュアルにもフォーマルにも使える柔軟な表現です。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Wow, this pizza tastes great!”


    • 「わあ、このピザめちゃくちゃおいしいね!」


  2. “It’s great to see you again!”


    • 「また会えてうれしいよ!」


  3. “I had a great time at the party last night.”


    • 「昨日のパーティーはすごく楽しかった。」


ビジネスでの例文


  1. “That’s a great proposal; let’s discuss it in our next meeting.”


    • 「素晴らしい提案ですね。次のミーティングで検討しましょう。」


  2. “Your presentation was great. You explained everything clearly.”


    • 「あなたのプレゼン、とても良かったです。全てわかりやすく説明してくれましたね。」


  3. “We had a great discussion about the new marketing strategy.”


    • 「新しいマーケティング戦略について、良い議論ができました。」


学術的な文脈での例文


  1. “His research made a great contribution to the field of physics.”


    • 「彼の研究は物理学の分野に大きく貢献しました。」


  2. “There is great potential for further study in this area.”


    • 「この分野にはさらなる研究の可能性が大いにあります。」


  3. “This paper provides a great deal of insight into modern economics.”


    • 「この論文は現代経済学への多くの示唆を与えています。」



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語(synonyms)


    1. excellent(優れた)

    2. fantastic(最高に素晴らしい)

    3. wonderful(驚くほどすばらしい)

    4. terrific(すごく良い)

    5. marvelous(感嘆するほど素晴らしい)


これらは「very good」のニュアンスを持つ形容詞です。 ただし、greatは「すごく良い・偉大な」寄りの意味合いが強いです。


  • 反意語(antonyms)


    • terrible(ひどい)

    • awful(恐ろしい、最悪の)

    • poor(質の悪い)


いずれも「良い」というニュアンスの反対で、評価が低い意味です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • 米音: [ɡreɪt]

    • 英音: [ɡreɪt]


  • 強勢(アクセント)


    • 1音節なので、特にアクセントの移動はありません。“g”の発音を濁らせないように注意しましょう。

    • [eɪ]の音を長めに伸ばし、最後の[t]をしっかり発音するとクリアになります。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い


    • 大きな違いはありません。どちらも[ɡreɪt]でほぼ同じ発音です。


  • よくある発音ミス


    • “great”を「グレイト」と伸ばさず、「グレイ(ト)」としっかり[eɪ]の二重母音に注意するようにしてください。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス


    • “great”は “g-r-e-a-t”ですが、ときどき “greate”や “graet”のように間違える人がいます。

    • “ea”の順番を間違えないように注意が必要です。


  • 同音異義語


    • “grate” (動詞:「すりおろす」「イライラさせる」)と同音ですが、スペリングも意味も異なるので注意しましょう。


  • 試験対策(TOEIC・英検など)


    • 文章の中の形容詞問題や文脈から「素晴らしい」「大きい」という意味を推測する際によく出題されます。

    • 会話文中でもよく見かける単語なので、リスニングの対策としても押さえておきましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “g-r-e-a-t”の文字順が、音の “グレイト”と対応するようイメージする。

  • 「グレイト」の「グレイ」にあたる部分が「g-r-e-a」、最後の [t] は忘れないようにすると覚えやすいです。

  • 「大きい人は偉大」という連想で覚えるのも一案です(実際の由来は「大きい」という意味からきているので)。


全体的に「great」は、肯定的で評価が高いときによく使われる、非常に頻度の高い形容詞です。日常会話やビジネス、学術的文脈まで幅広く活用できる便利な単語なので、しっかり覚えて使いこなしましょう。

意味のイメージ
great
意味(1)

多数の;多量の

意味(2)

偉大な,すぐれた;《the Great》《称号・肩書に用いて》

意味(3)

(身分・地位などの)高い

意味(4)

気高い,崇高な

意味(5)

《名詞の前にのみ用いて》重要な,重大な

意味(6)

《話》すてきな,すばらしい

意味(7)

《名詞的に》《the great》偉大な人たち,重要人物

意味(8)

とても,すごく

意味(9)

とてもよく(very well)

意味(10)

大物,花形

意味(11)

(規模・範囲などが)大きい,巨大な

意味(12)

《人を表す名詞の前にのみ用いて》大の,たいへんな

意味を覚えるための辞書問題

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