最終更新日:2024/06/13

(出迎えの)あいさつ / 歓迎 / もてなし, もてなし方

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元となった辞書の項目

welcome

IPA(発音記号)
名詞

(出迎えの)あいさつ / 歓迎 / もてなし, もてなし方

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解説

1. 基本情報と概要

単語: welcome

品詞: 名詞 (他に動詞、形容詞、副詞としても使われる)

CEFRレベルの目安: A2(初級)

意味(英語・日本語)


  • 英語: A greeting or reception, often friendly or polite, given to someone upon their arrival.

  • 日本語: 人が到着したときに行われる、友好的または礼儀正しいあいさつや迎え入れのこと。

「誰かがやってきたときに、あたたかく迎え入れる、その『迎え入れ』そのものを指す名詞です。『ようこそ』や『歓迎』といったニュアンスで、気持ちよく受け入れる場面で使われます。」

活用形

名詞としては数えられる場合と数えられない場合がありますが、一般的には不可算名詞扱い(例: “a warm welcome” のように形容詞がつくと可算名詞としても使われる)。

他の品詞としての例


  • 動詞: “to welcome” (歓迎する)

    例: “We welcome you to our home.”

  • 形容詞: “welcome” (歓迎される、喜ばれる)

    例: “Your suggestions are welcome.”

  • 間投詞的表現: “Welcome!” (ようこそ!)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 現代英語では接頭辞や接尾辞を特に含む形ではありませんが、中英語・古英語時代の “welcume” (うまく+来る) に由来すると考えられます。


    • wel (well:良い、上手く)

    • come (来る)


よく使われるコロケーション(10個)


  1. warm welcome(あたたかい歓迎)

  2. hearty welcome(心からの歓迎)

  3. cordial welcome(心のこもった歓迎)

  4. official welcome(公式の歓迎)

  5. grand welcome(盛大な歓迎)

  6. enthusiastic welcome(熱烈な歓迎)

  7. hero’s welcome(英雄の帰還をたたえる歓迎)

  8. unexpected welcome(思いがけない歓迎)

  9. to receive a welcome(歓迎を受ける)

  10. to give someone a welcome(誰かを歓迎する)


3. 語源とニュアンス


  • 語源

    古英語 “wilcuma” が中英語で “welcume / welcome” として綴られた形に由来します。「喜ばしい(well)+ 来訪(come)」という要素から、「良いこととして来る人・ものを歓迎する」という意味が生まれました。


  • ニュアンス・使用時の注意


    • 友人やお客さまを迎えるときなど、喜んで相手を迎える気持ちを表すポジティブな響きがあります。

    • 名詞「ようこそ」「歓迎」として使う場合は、ややフォーマル寄りですが、日常でも相手を和ませるオープンな印象を与えます。

    • 書き言葉・話し言葉両方でよく使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞/不可算名詞: “Welcome” は文脈によっては不可算名詞として扱われますが、形容詞を伴うと “a warm welcome” のように可算名詞としても使われます。

  • 一般的な構文例:


    • “We gave him a warm welcome.”(私たちは彼をあたたかく迎えた。)

    • “Her welcome was very generous.”(彼女の歓迎はとても寛大だった。)


  • 口語/フォーマル: フォーマルなスピーチからカジュアルな会話まで幅広く使えます。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Thank you for your welcome. I already feel at home here.”

    (歓迎してくれてありがとう。もうここが自分の家のような安心感だよ。)


  2. “His warm welcome surprised me when I arrived.”

    (到着したときの、彼のあたたかい歓迎には驚いたよ。)


  3. “It’s such a nice welcome to see everyone smiling.”

    (みんなが笑顔で迎えてくれると、とても嬉しい気持ちになるよ。)


ビジネスでの例文


  1. “We appreciate your kind welcome at the conference.”

    (会議でのご丁寧な歓迎に感謝いたします。)


  2. “A formal welcome will be held in the lobby at 10 a.m.”

    (午前10時にロビーで公式な歓迎が行われます。)


  3. “Their generous welcome made a positive impression on our clients.”

    (彼らの寛大な歓迎が、我々の顧客に好印象を与えました。)


学術的な文脈での例文


  1. “The institution’s welcome for visiting scholars includes a tour of the campus.”

    (この機関では、来訪した研究者を歓迎する行事として、キャンパスツアーを用意しています。)


  2. “Her welcome speech set the tone for the international symposium.”

    (彼女の歓迎スピーチが国際シンポジウムの雰囲気を作りました。)


  3. “A warm welcome contributes to building collaborative relationships among researchers.”

    (あたたかい歓迎が、研究者同士の協力関係を築くことにつながります。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. greeting(あいさつ)


    • 一般的な「あいさつ」を表す。より軽い表現で、「ようこそ」というニュアンスは弱め。


  2. reception(受付・応接・歓迎)


    • 歓迎会や受付など、若干フォーマルな文脈で使われやすい。ビジネスや公式行事で用いられることが多い。


  3. hospitality(もてなし)


    • 人を世話したり、おもてなしする意味合いが強い。歓迎の場面に加えて、具体的な心遣いも含む。


反意語


  • farewell(別れのあいさつ、送別)


    • 「出迎え」ではなく「見送り」を示す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈwɛl.kəm/

  • アクセント: wel の部分に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 発音上の大きな違いはありませんが、イギリス英語では [ˈwɛl.kəm]、アメリカ英語もほぼ同じ [ˈwɛl.kəm] です。

  • よくある間違い: “well come” と単語を分けて発音・表記してしまうこと。表記は一語です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “welcom” や “wellcome” と書いてしまうミスに注意。

  • 同音異義語との混同は特にないが、以下の点に注意:


    • “You’re welcome.” という返事のフレーズは「どういたしまして」であり、名詞の “welcome” とは文法上の機能が異なる。


  • 試験対策: TOEIC や英検などでは、主に「歓迎する、歓迎される」という動詞や形容詞的用法でも出題されます。名詞としては「warm welcome」などのフレーズとして問われる可能性あり。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: ドアを開け、笑顔で相手を迎えるシーンを思い浮かべると、名詞の “welcome” の意味がしっかりつかめます。

  • スペリングのポイント: “wel” + “come” で「良く来た!」をイメージすると覚えやすいです。

  • 勉強テクニック: “You are welcome.”(どういたしまして)のような表現を耳にしたとき、その語源やフレーズの成り立ちを思い出すと、スムーズに記憶に残るでしょう。

以上が、名詞 “welcome” の詳細な解説です。ぜひ会話や文章で使いこなしてみてください。

意味のイメージ
welcome

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