最終更新日:2024/06/11

(商迭・会社・興行などの)支配人,経営者(団体・チームなどの)監督,部長 / 《形容詞を伴って》(仕事・家事を)やりくりする人,切り回す人

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元となった辞書の項目

manager

名詞

(商迭・会社・興行などの)支配人,経営者(団体・チームなどの)監督,部長 / 《形容詞を伴って》(仕事・家事を)やりくりする人,切り回す人

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会社の支配人は、業務の監督や重要な決定を行う責任があります。

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解説

以下では、英単語「manager」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: manager

品詞: 名詞 (countable noun)

英語での意味

「manager」は、「人や組織、事業などを管理する人、チームを率いる人、責任を持って指揮する人」という意味です。

日本語での意味

「管理者」「マネージャー」です。

企業の部署やプロジェクトなどを統括する立場の人を指します。日常会話やビジネスの場面では「店長」「上司」「責任者」などの文脈でも使われます。


例えば、お店の責任者や会社の部署のリーダーなどを指す単語です。「チームのまとめ役」や「管理業務担当者」のようなニュアンスがあります。


活用形

manager は名詞なので、動詞のように時制ごとの活用はしませんが、複数形は managers です。(例: They are excellent managers.)

他の品詞になった例


  • manage (動詞): 管理する、対処する

  • management (名詞): 管理、経営

  • managerial (形容詞): 管理上の、経営上の

CEFRレベルの目安

B1(中級)

ビジネスや職場の話題でもよく出てくる単語ですので、比較的早い段階から学ぶ表現として適切です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • manage(動詞)+ -er(~する人を表す接尾語)

    「何かを管理・対処する人」という意味を作り出す形です。

派生語・類縁語


  1. manage(動詞): 管理する

  2. management(名詞): 経営・管理

  3. managerial(形容詞): 管理上の

  4. managing director: 経営担当重役(イギリス英語寄りの表現)

  5. manageability(名詞): 管理しやすさ

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. general manager(総支配人)

  2. project manager(プロジェクトマネージャー)

  3. store manager(店舗マネージャー / 店長)

  4. account manager(アカウントマネージャー)

  5. human resources manager(人事マネージャー)

  6. sales manager(営業マネージャー)

  7. marketing manager(マーケティングマネージャー)

  8. assistant manager(アシスタントマネージャー / 副店長)

  9. upper-level manager(上級管理職)

  10. line manager(直接指揮する上司)


3. 語源とニュアンス

語源

「manager」は、動詞「manage」に由来し、「manage」はイタリア語の “maneggiare” (手で扱う) から派生したといわれています。

歴史的には「馬の手綱を取る・扱う」という意味合いがあり、そこから転じて「物事をうまく扱う(管理する)」という意味に広がりました。

微妙なニュアンスや注意点


  • 「manager」は、職場における公式な立場や肩書きを表す場合が多いです。

  • 口語では「my boss」と言う場合もありますが、「manager」の方がより正式かつ肩書き感があります。

使用シーン


  • 口語/ビジネス英語の両方でよく使用されます。

  • フォーマルな書類や文章でも問題なく使用できる単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 (countable noun): a manager / two managers / many managers などと数えられます。

  • 「manager of ~」と前置詞 of を使って、「~のマネージャー」を表現します。

    例) manager of the department (その部署のマネージャー)

一般的な構文やイディオム


  • (someone) works as a manager: (誰か)がマネージャーとして働いている

  • (someone) is promoted to manager: (誰か)がマネージャーに昇進する

  • manager on duty: 当番の/その時に責任を持っているマネージャー

フォーマル/カジュアルいずれでも使われますが、業界や組織の肩書きとして形式ばった場面でもよく目にします。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I spoke to the store manager about returning the item.”

    (商品の返品について店長と話をしたよ。)

  2. “My friend just got promoted to manager at that café.”

    (友達があのカフェでマネージャーに昇進したんだ。)

  3. “If you have any complaints, you can talk to the manager.”

    (何か不満があれば、マネージャーに言うといいよ。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “The project manager will schedule our next meeting.”

    (プロジェクトマネージャーが次の会議を設定する予定です。)

  2. “Our sales manager asked us to focus on the new product launch.”

    (営業マネージャーから新商品のローンチに集中するように言われました。)

  3. “Please forward your weekly report to the department manager.”

    (週次レポートを部署のマネージャーに送信してください。)

学術的・フォーマルな場面での例文(3つ)


  1. “According to the latest study, effective managers improve overall productivity.”

    (最新の研究によれば、有能なマネージャーが組織全体の生産性を向上させるということです。)

  2. “In this lecture, we will discuss the role of middle managers in organizational change.”

    (この講義では、組織変革における中間管理職の役割を考察します。)

  3. “A manager’s leadership style can significantly affect employee motivation.”

    (マネージャーのリーダーシップのスタイルは、従業員のモチベーションに大きく影響します。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. boss (ボス)


    • よりカジュアルに「上司」を指します。職位名というよりは特定の上司を指すときに使われやすいです。


  2. director (ディレクター)


    • 大規模な組織において、より上級の役職を指す場合が多いです。


  3. supervisor (スーパーバイザー)


    • 一定の権限を持って部下を直接監督する立場を示します。 manager とほぼ似たニュアンスで使われる場合もありますが、「監督者」という含みが強めです。


  4. executive (エグゼクティブ)


    • 企業の重役・幹部クラスを指すことが多く、より高い権限を持つ役職です。


反意語


  • 明確な“反意語”はありませんが、しばしば「subordinate (部下)」や「employee (従業員)」を対比的に扱うことはあります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /ˈmænɪdʒɚ/

  • イギリス英語: /ˈmænɪdʒə(r)/

強勢(アクセント)


  • 最初の音節「man」にアクセントがあります: MAN-a-ger

よくある発音の間違い


  • 第2音節を「マネー」のように伸ばしてしまう誤り

  • “-er”をうまく発音できず「マネジャー」と日本語読みになってしまう誤り


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “manger” (飼い葉桶) と間違えないように注意。 manager の「a」は2つ入り、「m-a-n-a-g-e-r」。

  2. 発音の濁り: “manage” の /dʒ/ の音をきちんと出すこと。

  3. TOEICや英検など試験対策: 職業名や役職についてのリスニング・リーディング問題で頻出するため、ビジネスシーンを中心に覚えておくと役立ちます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • スペルのポイント “mana + ger” → 「魔法 (mana) を使って組織を動かす人」というふうにイメージすると、覚えやすいかもしれません。

  • 「manage」に「-er」が付くと「~する人」と覚えておけば、多くの動詞から派生する職業名も意識して覚えられます。(teach → teacher, drive → driver など)


以上が「manager」の詳細な解説です。ビジネスでも日常会話でも頻繁に登場する重要単語なので、しっかり押さえておくと良いでしょう。

意味のイメージ
manager
意味(1)

《形容詞を伴って》(仕事・家事を)やりくりする人,切り回す人

意味(2)

(商迭・会社・興行などの)支配人,経営者(団体・チームなどの)監督,部長

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