最終更新日:2024/06/11

小表粉,メリケン粉 / (一般に穀類の)粉末,粉

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元となった辞書の項目

flour

名詞

小表粉,メリケン粉 / (一般に穀類の)粉末,粉

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パンを作るために小麦粉を買わなければなりません。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: flour

品詞: 名詞 (countable/uncountable どちらでも使われることがありますが、一般的には不可算名詞として扱われることが多いです)

意味 (英語): A powder obtained by grinding grains, typically wheat, used to make bread, cakes, and other baked goods.

意味 (日本語): 小麦などの穀物をひいて作る粉のこと。主にパンやケーキなどの焼き菓子を作るのに使われます。

「flour」は料理に使われる「小麦粉」等を指す単語です。パンやケーキ、クッキーなどの材料として広く使われる単語で、とても日常的です。

CEFRレベルの目安: A2(初級)

小麦粉という身近な食材を表す単語で、日常的にレシピなどで目にする機会が多いことからA2レベル相当と考えられます。

活用形


  • 名詞ですので、三単現の変化などはありません。

  • 不可算名詞として使うことが多いですが、種類などを限定するときには「a flour」や「flours」と可算名詞で扱うこともあります。

他の品詞形


  • flower(フラワー): 「花」を意味する英単語ですが、スペリングと発音が似ている全く別の単語です。派生語としての関連はありませんが、混同しやすいので注意が必要です。

  • floured (形容詞): 「粉をまぶした」という意味で使われることがあります(例: “a floured surface”)。

2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「flour」は、接頭語・接尾語という形で特別な構成要素をもちません。語源としては、ラテン語の「flos(花)」に由来し、本来は小麦の「最高の部分」という意味合いがあります。

関連する派生語や類縁語


  • floury (形容詞): 粉っぽい、粉状の

  • self-raising flour: ベーキングパウダーなどがすでに加えられた小麦粉

  • wholemeal flour / whole wheat flour: 全粒粉

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. white flour → (白い小麦粉)

  2. wheat flour → (小麦粉)

  3. rice flour → (米粉)

  4. almond flour → (アーモンド粉)

  5. sift the flour → (小麦粉をふるう)

  6. mix flour and water → (粉と水を混ぜる)

  7. coat with flour → (小麦粉をまぶす)

  8. gluten-free flour → (グルテンフリーの粉)

  9. all-purpose flour → (オールパーパスフラワー、汎用小麦粉)

  10. flour mixture → (小麦粉の混合物)

3. 語源とニュアンス

語源: ラテン語の “flos, floris” (花) に由来し、中英語で “flour” として定着した言葉です。「穀物の最良の部分をとったもの=花の部分」と捉えられていたため、この語源になったとされています。

ニュアンス:


  • 料理や製菓に限らず、粉状であることを強調するニュアンスがあります。

  • 書き言葉・話し言葉両方で使われ、特にレシピやクッキングに関連する場面で頻出します。

  • 日常的でカジュアルな単語ですが、レシピなどで正式に分量を指示するときにも使われるので、フォーマル・カジュアルのどちらでも通用します。

4. 文法的な特徴と構文


  • 不可算名詞として使われるのが一般的です。

    例: “I need some flour.” / “How much flour should I add?”

  • ただし、種類を区別するときは可算名詞として “flours” と用いることがあります。

    例: “There are many different flours available in the store, such as rye flour, buckwheat flour, and corn flour.”

一般的な構文やイディオム:


  • “(to) flour something” → 料理で「何かに小麦粉をまぶす」という動詞的表現としても使われることがあります。

    例: “Flour the baking pan so the cake doesn’t stick.”

  • イディオムとしてはあまり多くはありませんが、料理手順でよく使われます。

5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “Could you pass me the flour? I'm about to bake some cookies.”

    (小麦粉取ってくれる?クッキーを焼こうとしてるんだ。)

  2. “I'm out of flour, so I need to go buy some at the supermarket.”

    (小麦粉を切らしちゃったから、スーパーに買いに行かないと。)

  3. “Make sure you sift the flour before adding it to the batter.”

    (生地に混ぜる前に小麦粉をふるうのを忘れないでね。)

ビジネスシーン(会議ややりとり)での例文 (3つ)


  1. “We are planning to launch a new line of premium organic flour next quarter.”

    (来期、新しいプレミアム有機小麦粉を発売する予定です。)

  2. “Could you check the flour supplier's contract terms before finalizing the purchase?”

    (購入手続きを完了する前に、小麦粉のサプライヤー契約条件を確認してくれませんか?)

  3. “Our bakery department has requested a higher volume of flour due to increased demand.”

    (需要増加のため、弊社のベーカリー部門が小麦粉の納入量増を要望しています。)

学術的・専門的文脈での例文 (3つ)


  1. “The protein content of wheat flour significantly influences the texture of baked goods.”

    (小麦粉のタンパク質含有量は、焼き菓子の食感に大きく影響を与えます。)

  2. “Recent studies explore the use of alternative flours, such as insect-based flour, for sustainable food production.”

    (最近の研究では、持続可能な食糧生産のために昆虫由来の粉など、代替小麦粉の使用が検討されています。)

  3. “Whole grain flour retains more nutrients compared to refined flour.”

    (全粒粉は精白粉と比較して、より多くの栄養素を保持しています。)

6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. powder (粉)


    • 一般に粉末状のもの全般を指す。flourは食用の粉として特定されることが多い。


  2. meal (穀物を粗くひいた粉)


    • cornmeal(コーンミール)のように多少粒が残っている粉に対してよく使われる。


  3. starch (でんぷん)


    • でんぷん質の粉を特に指す。料理や食品加工で使われるが、flourとは用途や性質がやや異なる。


反意語

小麦粉のような粉モノの「反意語」はあまりありませんが、あえて挙げるなら「grain (粒)」や「whole kernel (全粒)」などが「粉砕前の形状」を示す言葉として対立的に捉えられます。

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˈflaʊər/

  • イギリス英語: /ˈflaʊə/ または /ˈflaʊ.ər/

強勢(アクセント): 最初の “fl-” の部分に強勢があります。

よくある発音の間違い: “flower” /ˈflaʊ.ər/ と酷似しているため、「フラワー」と同じように発音することが多いです。アメリカ英語ではほとんど同音に近いですが、イギリス英語のほうが「ア」に近い音(/ə/)で終わることが多いとされています。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「flower」と混同しやすい。“o” が一つだけであることを確認しましょう。

  • 発音: 上記のとおり「フラワー(flower)」とほぼ同音、と区別できない場合があるため、文脈で理解を深める必要があります。

  • TOEIC/英検などの試験対策: リスニングで“flower”と“flour”を聞き分けられるか問われることがあります。また、料理や食に関する文脈の語彙問題に登場することがあります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “flour” は “flower” と似ているので、「穀物の花(最良の部分)」とイメージすると覚えやすいかもしれません。

  • スペリングは “flower” の “w” が抜けているだけ、というふうに特徴的だと意識しましょう。

  • 料理好きな方は、レシピを読むときに必ず目にする単語なので、実際に料理をしながら何度も使うと覚えやすいです。


上記を参考に「flour」の使い方や意味を押さえておくと、料理のレシピや英語のレッスンで役立ちますので、ぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
flour
意味(1)

小表粉,メリケン粉

意味(2)

(一般に穀類の)粉末,粉

意味(3)

…‘に'粉をまぶす;〈穀物〉‘を'粉にひく

語彙を覚えるための辞書問題

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