元となった辞書の項目
aspiration
解説
名詞 “aspiration” を徹底解説
1. 基本情報と概要
英語: aspiration
日本語: 願望、志望、向上心、「何かを成し遂げたい」という強い気持ち
意味と使われ方の概要
- 「aspiration」は、何かを成し遂げたい、達成したいという強い願望や野心を指します。
- 「自分の夢やゴールを目指す気持ち」というニュアンスの単語で、モチベーションや向上心を表現するときによく使われます。
品詞と活用形
- 品詞: 名詞 (countable / uncountable どちらでも使用されます)
- Countable: 「an aspiration」「the aspirations」
- Uncountable: 文脈によって総称的に「aspiration」と言うこともあります。
- Countable: 「an aspiration」「the aspirations」
- 動詞形: aspire (例:
I aspire to be a doctor.
) - 形容詞形: aspirational (例:
He has an aspirational attitude.
)
CEFRレベル目安
- B2(中上級)
- ニュアンスとしては「夢や大きな目標」を語る際に使われ、抽象的な表現力が必要になります。日常会話でも使いますが、ややフォーマルなイメージがあります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- aspir-: ラテン語の「呼吸する」「吹きあげる」のニュアンスが含まれています
- -ation: 「~という行為や状態」を示す名詞形の接尾語
関連・派生語
- aspire (v.): 〜を熱望する、〜を目指す
- aspiring (adj.): 意欲的な、上昇志向の
- aspirational (adj.): 憧れの対象の、向上心をかき立てるような
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- “strong aspiration” – 強い願望
- “career aspiration” – キャリアの志望/目標
- “personal aspiration” – 個人的な願い・抱負
- “political aspiration” – 政治的野心・志
- “financial aspiration” – 経済的目標
- “aspiration for success” – 成功への願望
- “aspiration toward freedom” – 自由への切望
- “aspiration to improve oneself” – 自己向上への思い
- “aspiration level” – 願望(目標)水準
- “lifelong aspiration” – 生涯を通じた夢や目標
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語の “aspirare” (ad + spirare) が由来。 “spirare” は「呼吸する」を意味し、「何かに向かって息を吹き込む」「強く望む」という感覚がもとになっています。
- 古フランス語や中英語を経て、現代英語の “aspiration” となりました。
ニュアンス
- 強く「こうなりたい」「こうしたい」という前向きな感情が宿る言葉です。
- 一般的にはフォーマルからセミフォーマルな文脈で使われることが多いですが、口語でも「将来への展望」や「大きな夢・ゴール」を表すときに自然に使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算/不可算の使い分け:
- 可算名詞として、具体的な願望や夢が複数あるときに “aspirations” と複数形で用います。
- 不可算名詞として、総称的に「向上心」や「願望」を抽象的に示すときに使われます。
- 可算名詞として、具体的な願望や夢が複数あるときに “aspirations” と複数形で用います。
- フォーマルな会議や書き言葉でもよく使われる一方、口語でも「夢について語る」カジュアルなシーンで比較的よく聞かれる単語です。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I have a strong aspiration to travel the world someday.”
- いつか世界を旅したいという強い願望があるんだ。
- いつか世界を旅したいという強い願望があるんだ。
- “Her aspiration is to become a famous writer.”
- 彼女の夢は有名な作家になることです。
- 彼女の夢は有名な作家になることです。
- “He shared his ambitions and aspirations with his close friends.”
- 彼は親しい友人たちに自分の野望や夢を打ち明けた。
ビジネスシーンでの例文
- “Our company’s aspiration is to expand into international markets.”
- 私たちの会社の目標は海外市場へ進出することです。
- 私たちの会社の目標は海外市場へ進出することです。
- “The new manager has high aspirations for increasing team efficiency.”
- 新しいマネージャーはチームの効率を高めることに強い意欲を持っています。
- 新しいマネージャーはチームの効率を高めることに強い意欲を持っています。
- “Aligning personal aspirations with organizational goals is key to success.”
- 個人の目標を組織の目標と一致させることが成功の鍵となります。
学術的・フォーマルな文脈での例文
- “This study aims to investigate the aspirations of young entrepreneurs.”
- 本研究では若き起業家たちの願望を調査することを目的としています。
- 本研究では若き起業家たちの願望を調査することを目的としています。
- “Educational aspirations play a crucial role in shaping future career paths.”
- 教育に対する志や目標は将来のキャリアを形成する上で非常に重要な役割を果たします。
- 教育に対する志や目標は将来のキャリアを形成する上で非常に重要な役割を果たします。
- “The paper explores the link between socioeconomic status and career aspirations.”
- この論文は社会経済的地位とキャリアの志望との関連性を探求しています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- “ambition” (野心、抱負)
- “aspiration” よりも「野心的な挑戦」を強調する場合が多い。
- “aspiration” よりも「野心的な挑戦」を強調する場合が多い。
- “goal” (目標)
- 具体的な「到達点、ターゲット」を指す。
- 具体的な「到達点、ターゲット」を指す。
- “dream” (夢)
- 「空想的な望み」「実現の難しい夢想」を指すことも多い。
- 「空想的な望み」「実現の難しい夢想」を指すことも多い。
反意語 (Antonyms)
- “apathy” (無関心、無感動)
- 「何も望まない、無気力な状態」を表す単語。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˌæspəˈreɪʃən/
- アクセント位置:
- 第3音節の “-ra-” が強く発音されます。
- 第3音節の “-ra-” が強く発音されます。
- アメリカ英語/イギリス英語:
- アメリカ英語: [ˌæspəˈreɪʃən](アスピレイション)
- イギリス英語: [ˌæspɪˈreɪʃən](アスピレイシュン と少し違いがある)
- アメリカ英語: [ˌæspəˈreɪʃən](アスピレイション)
- よくある間違い:
- “aspIration” と “inspIration” を混同してしまうこと。スペルと発音で混同しないよう注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “aspiration” の “p” を抜かしたり、「a*s*p*i*ration」などと途中を間違えることが多い。
- 動詞 “aspire” との混同: “aspire” を「願望」だと思ってしまわないように注意。 “aspire to do” で「~することを熱望する」という動詞。
- TOEIC・英検などでの出題傾向:
- ビジネスや学術的文脈の長文読解で、企業の目標や個人の目標を説明する文脈で出題されることがよくあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源 “spirare” = 「呼吸する」: 「息を吹き込みながら高みを目指すイメージ」で覚えるとイメージしやすいです。
- 「aspire(動詞)」の “a-” は「〜に対して」、 “spirare” が「息・呼吸する」。そこから「息を吹き込みながら(高みを)目指す → 強い願望」の流れ。
- 「p」と「r」の位置に注意しながらスペルを唱えて覚えるとよいでしょう。
- 自分自身の大きな目標や「将来の夢」を思い浮かべながら使ってみると記憶に定着しやすいです。
以上が名詞 “aspiration” の詳細解説です。しっかり覚えて、あなたの英作文やスピーキングで「自分の目標や夢」を伝える際に活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
大望,熱望
意味(2)
呼気,呼吸
意味(3)
気音を伴って発音すること(例:penの[p],killの[k])