最終更新日:2025/12/05

(…を)正当化すること,(…の)正当化,弁明,弁護《+of+名》 / (…を)正当とする理由(事実)《+for+名(doing)》

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元となった辞書の項目

justification

(…を)正当化すること,(…の)正当化,弁明,弁護《+of+名》 / (…を)正当とする理由(事実)《+for+名(doing)》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: justification

品詞: 名詞 (noun)

意味 (英語): A reason, fact, or explanation that shows something to be right or reasonable.

意味 (日本語): 何かが正当である、合理的である、と示す理由や根拠、説明のこと。

「この行為や判断は、なぜ正しいのか、正当なのか」を示す言葉として使われます。たとえば、何らかの行動を取った際、その正当性を説明するための『理由づけ』や『根拠』を述べる時に用いられます。

活用形:


  • 単数形: justification

  • 複数形: justifications

他の品詞になった場合の例:


  • 動詞形: justify (正当化する)

  • 形容詞形: justifiable (正当化できる)

  • 副詞形: justifiably (正当化するように、もっともな理由で)

CEFRレベル目安: B2(中上級)


  • B2(中上級)の人は、議論や論理的な文章の理解において必要となる語彙として、この単語を使いこなせます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • just:正しい、公正な

  • -ification:状態や行為を示す名詞化の接尾辞(-fy〈動詞「〜にする」〉 + -ation〈動名詞化〉)


    • justify (正しくする/正当化する) → justification (正当化する行為やその結果)


他の単語との関連性(派生語や類縁語)


  • justify (動詞):正当化する

  • justifiable (形容詞):正当化できる

  • justified (形容詞):正当な理由がある、または余白が整列された(文章レイアウト上の意味)

  • adjust (動詞):調整する(関連は「正しく整える」という意味合いから語源的につながります)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. legal justification (法的正当性)

  2. moral justification (道徳的根拠)

  3. provide justification for ~ (~の正当化を行う、~の根拠を示す)

  4. seek justification (正当性を求める)

  5. without justification (正当な理由なく)

  6. in justification of one’s actions (自分の行為を正当化するために)

  7. a valid justification (妥当な正当化、根拠)

  8. justification for using force (武力行使の正当化)

  9. find justification in ~ (~の中に正当性を見出す)

  10. question the justification of ~ (~の正当性を疑問視する)


3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語「iustificare」(justus「正しい」+ facere「~をする」)から派生したフランス語justifierを経て英語に入ったとされます。「正しいとする」「正当にする」という原義がベースとなっています。

ニュアンス・使用上の注意:


  • 何かを「正当だ」と説明するための根拠を与えるので、論理的・堅めのニュアンスがある。

  • 主に文章や議論、法的文脈、あるいは公的な説明の場面などフォーマルな場でよく使われる。

  • 口語的には「言い訳」というよりは、もう少し丁寧に「理由づけ」「正当性を証明する」というニュアンスが強い。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞: 「可算名詞/不可算名詞」として両方で用いられることがありますが、基本的には「数えられる具体的な“正当化の論拠”」として可算名詞で使われることが多いです。“a justification” “many justifications”など。

  • フォーマル/カジュアル: 「justification」はややフォーマルな語です。公的な文書や正式な議論で使われることが多いです。

  • 構文例:


    1. “There is no justification for …” (…には正当化の余地がない)

    2. “He gave a detailed justification of …” (彼は…について詳細な正当化を述べた)



5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I don’t see any justification for staying up so late on a weekday.”

    「平日にそんなに夜更かしする理由は見当たらないよ。」


  2. “What’s your justification for buying another pair of shoes?”

    「また靴を買う理由は何なの?」


  3. “There’s no justification for being rude, no matter how stressed you are.”

    「どんなにストレスがあっても失礼な態度をとるのは正当化できないよ。」


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “Could you provide a financial justification for this budget request?”

    「この予算要求に対する財政的な正当性を示していただけますか?」


  2. “He gave a solid justification for the project’s timeline.”

    「彼はプロジェクトの日程を正当化する、しっかりした理由を提示しました。」


  3. “We need a clear justification before proceeding with this investment.”

    「この投資を進める前に、明確な根拠が必要です。」


学術的な文脈での例文 (3つ)


  1. “The study lacks a theoretical justification for its methodology.”

    「この研究は、その方法論に対する理論的裏付けが不足している。」


  2. “A strong justification is required to validate the hypothesis.”

    「仮説の検証には強固な正当化が必要である。」


  3. “In his dissertation, he provided compelling justifications for his conclusions.”

    「彼の論文では、結論に対して説得力のある正当化を示している。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms)


  1. reason (理由)


    • より一般的に「理由」を指す。日常会話でもよく使う。


  2. rationale (理論的根拠)


    • もう少し論理・理論面を強調した語。フォーマルな文脈でよく使われる。


  3. explanation (説明)


    • より広い意味での説明。必ずしも「正当化」というニュアンスではない。


  4. defense (弁明・防御)


    • 相手の批判などに対して自分を守るための根拠や主張をする場合。法的な文脈などで使われる。


反意語 (antonyms)


  • condemnation (非難)


    • 「正当化」とは逆に、行為や意見を非難する・否定するニュアンスを強く持つ語。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˌdʒʌs.tɪ.fɪˈkeɪ.ʃən/

  • アクセント (強勢): 「justi(fi)CAtion」の「-ca-」の部分に強勢が来る

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 基本的には大きな違いはないが、/t/ の発音がアメリカ英語ではややフラップ気味(「ラ」に近い音)になることがある程度

  • よくある誤り: “justification”の/tɪ/や/fi/あたりの母音がすべて同じように発音されてしまうと不明瞭になりがちなので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「justifi*c*ation」の‘c’を抜かしてしまうことがある („justifiaiton“など)。

  • 同音異義語との混同: 直接の同音異義語はありませんが、「justice」「justify」「just」などと混同しないように注意。

  • 試験対策: TOEICなどの英語試験で、ビジネス文書の正当性や計画の理由づけを問う文脈で登場することがある。英検などでも論説文・エッセイのトピックで見かける場合あり。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「just (正しい) + -ify (する) + -ation (名詞)」と分解して「正しいことにする行為」とイメージすると覚えやすいです。

  • 「正当化する行為」のイメージを頭に浮かべることで、スペルもつながって記憶しやすくなるでしょう。

  • スペリングでは「justi + fi + c + ation」の区切りを意識して、真ん中の「c」を忘れないようにしましょう。


以上が「justification」の詳細な解説です。ぜひ会話や文章で、行為や意見の正当性・合理性を説明したいときに使ってみてください。

意味のイメージ
justification
意味(1)

(…を)正当とする理由(事実)《+for+(do*ing*)》

意味(2)

(…を)正当化すること,(…の)正当化,弁明,弁護《+of+

学術英単語(NAWL) / 英訳 / 4択問題

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