最終更新日:2025/11/21

免疫の / 《...に》免疫がある《to ...》 / 《補語にのみ用いて》《影響・攻撃などを》免れている《against, from, to ...》

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元となった辞書の項目

immune

形容詞

免疫の / 《...に》免疫がある《to ...》 / 《補語にのみ用いて》《影響・攻撃などを》免れている《against, from, to ...》

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解説

以下では、生きた英語の感覚をつかみやすいように、形容詞「immune」について9つのステップでできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語での意味


  • “immune”:

    ・病気や影響を受けずに「免疫を持っている」

    ・何かの影響や作用を受けないで「免れている、影響がない」

日本語での意味


  • 「免疫がある」「免除されている」「影響を受けない」など

「immune」は、医学や生物学の分野では「病気やウイルスなどに対して免疫がある」という意味で使われ、一般的なやりとりでも「何かの影響を受けない」といったニュアンスで使われる形容詞です。

品詞・活用形


  • 品詞: 形容詞 (adjective)

  • 活用: 形容詞なので、動詞のように時制変化はしません。

    例) immune (原形) → more immune (比較級, 稀) → most immune (最上級, 稀)

    ただし比較級・最上級は日常的にはあまり使われません。

他の品詞の例


  • 名詞: immunity (免疫、免除)

    例) “her immunity” (彼女の免疫)

  • 動詞: immunize (免疫を与える)

    例) “to immunize children against measles” (子どもたちに麻疹の予防接種をする)

  • 名詞: immunization (免疫化、予防接種)

CEFRレベルの目安


  • B2 (中上級): 語彙としてはやや専門的ですが、一般の社会生活でも耳にする機会があります。医学・生物などのテーマでよく用いられる単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “im-” + “munis” (ラテン語由来 “munis”=“義務や負担を負っている”)

    ※ラテン語の “immunis” は「義務から解放された」という意味があります。

意味の詳細


  1. 免疫を持っている:病気やウイルスなどに対して抵抗力がある

  2. (物理的・精神的に) 影響を受けない、動じない

  3. (法律などで) 免除される、責任を負わない

関連する派生語・類縁語


  • immune system (名詞句): 免疫系

  • immunity (名詞): 免疫、免除

  • immunize (動詞): 免疫を与える、予防接種する

  • immunization (名詞): 予防接種、免疫化

よく使われるコロケーション・フレーズ(10個)


  1. be immune to disease → 病気に対して免疫がある

  2. be immune from prosecution → 起訴を免れる / 法的責任を免れる

  3. immune response → 免疫応答

  4. an immune system → 免疫システム / 免疫系

  5. develop immunity → 免疫を獲得する

  6. naturally immune → 生まれつき免疫がある

  7. become immune over time → 時間とともに免疫がつく

  8. remain immune to criticism → 批判に動じない / 影響を受けない

  9. acquire immunity → 獲得免疫を得る

  10. immune deficiency → 免疫不全


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「immunis (義務から解放された)」が由来。

  • “im-” (否定) + “munis” (負担) の組み合わせで、「負担や責務がない」ことから派生して「免除」「影響を受けない」意味へ発展。

ニュアンス・使用上の注意


  • 医学的・科学的文脈:ウイルスや病原菌への免疫を表す専門用語的な響き。

  • 一般文脈:比喩的に「影響を受けない」「免れる」という意味でも使う。

  • 口語/文章:フォーマル・やや専門的な文脈で使われることが多い。

  • ポジティブ/ネガティブ:一般的にはニュートラルですが、時に「人の意見や批判に心を閉ざしている」というネガティブな意味合いにもなり得ます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. be動詞 + “immune” + 前置詞 “to” または “from”


    • “to” は「~に対して」、 “from” は「~から免れた」というニュアンス

      例) “She is immune to the virus.” / “They are immune from prosecution.”


  2. immune自体は形容詞なので、修飾される名詞を必要とする場合は「immune + 名詞」ではなく、名詞 + “immune” の順番にはあまりならないのが特徴です。普通は “immune to 〇〇” という形で使われます。


  3. フォーマル/カジュアル:


    • 医学や専門的な文脈ではフォーマル度が高い。

    • 一般会話やエッセイなどでも「影響を受けない」という意味で使われる場合は比較的カジュアルでも可。



5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “I’ve been around sick people all week, but I seem to be immune.”

    → 「一週間ずっと病気の人たちのそばにいたけど、私は平気みたい。」

  2. “He’s totally immune to gossip; nothing fazes him.”

    → 「彼は噂話にまったく動じないタイプだよ。何も気にしないんだ。」

  3. “I wish I were immune to mosquito bites!”

    → 「蚊に刺されない体質だったらいいのにな!」

ビジネスシーン


  1. “Our new system is immune to most forms of cyber-attacks.”

    → 「私たちの新しいシステムは、ほとんどのサイバー攻撃に耐性があります。」

  2. “Employees with seniority are sometimes immune from sudden layoffs.”

    → 「勤続年数の長い従業員は、突然の解雇から免れることがあります。」

  3. “The policy is not immune to public criticism; we must be prepared to handle concerns.”

    → 「この方針は世間の批判を免れません。懸念に対応する準備をしなくては。」

学術的な文脈


  1. “The immune response is crucial for combating viral infections.”

    → 「ウイルス感染と戦うためには免疫応答が非常に重要です。」

  2. “Researchers are looking into why certain individuals remain immune to specific strains.”

    → 「研究者は、なぜ特定の人々が特定の菌株に免疫をもつのかを調べています。」

  3. “Acquired immunity develops after exposure to an antigen.”

    → 「獲得免疫は抗原にさらされた後に発達します。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. resistant (耐性がある)


    • “immune” より広範囲に使われ、化学薬品や条件への「抵抗性」がある場合にも用いられる。


  2. exempt (免除されている)


    • 法的や義務的な意味合いが強く、「免許料が免除される」のような使われ方が中心で、医学的文脈ではあまり使わない。


  3. impervious (影響を受けない)


    • 物理的・心理的に影響を受けないという文脈で使われることが多い。かなりフォーマル。


反意語


  • susceptible (影響を受けやすい、感染しやすい)


    • “immune”の正反対。ウイルスなどに対して「かかりやすい」状態。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語: /ɪˈmjuːn/

  • イギリス英語: /ɪˈmjuːn/

アクセント(強勢)


  • “i- mmune” の “mune” の部分に強勢があります。

    “immúne” のように第2音節を強く発音します。

よくある発音の間違い


  • “im” の部分を [aim] のように発音してしまうことに注意。正しくは日本語の「イ」に近い短い “i” の音です。

  • “mune” は “ミューン” のように “u” を長めに発音する。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “imunne” や “immume” など、mやuを重ね間違えることがある。

  2. 同音異義語との混同: “imminent” (差し迫った) など、スペルが似ているが意味は全く異なる単語と取り違えないように。

  3. “immune from” と “immune to” の使い分け


    • “immune to” は通常「~に対する免疫」

    • “immune from” は法的責任や義務など「~から免除されている」


  4. 資格試験の出題傾向: 医学分野の記事や社会情勢の記事などで “immune system” や “immune to viruses” として出題されることが多い。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “im”=in, not、「免れる」とイメージし、“mun”=“負担”と結びつける。

  • “immune” → “I’m (am) + mune (守る)” とこじつけて、「私は守られている」と覚える方法もある。

  • “immune system” は学校でもよく習うので、一度「免疫システム」と結びつけて覚えると他の用法も思い出しやすい。

  • 例文や関連フレーズを使いつつ、特に “immune to criticism” や “be immune from taxes” などユニークな状況設定で覚えると忘れにくい。


上記のポイントを押さえておくと、形容詞「immune」の医学的・一般的な使い方の区別だけでなく、前置詞の使い分けや派生語の理解も深まります。ぜひ例文を口に出して読んでみたり、書いてみることでしっかり定着させてみてください。

意味のイメージ
immune
意味(1)

免疫の

意味(2)

《補語にのみ用いて》(影響・攻撃・義務・税などを)免れている《+against(from, to)+

学術英単語(NAWL) / 英訳 / 4択問題

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