最終更新日:2025/11/17

〈U〉《...の》詳説,詳述《of ...》 / 〈U〉明細事項,内訳 / (また《話》specs)〈C〉《通例複数形で》(明細な)仕様書,設計書

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元となった辞書の項目

specification

名詞

〈U〉《...の》詳説,詳述《of ...》 / 〈U〉明細事項,内訳 / (また《話》specs)〈C〉《通例複数形で》(明細な)仕様書,設計書

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解説

1. 基本情報と概要

単語: specification

品詞: 名詞 (countable / 可算名詞)

意味(英語): A detailed description or assessment of requirements, dimensions, materials, or other defining characteristics.

意味(日本語): 製品やサービスなどの詳細な要件、仕様、性質を記述する書類や説明のこと。「どういう条件や基準を満たすか」を明確に示すものです。主に「仕様書」「明細書」という意味として使われます。企画・設計段階などで使用されることが多く、どんな要件を満たすかを正確に示すニュアンスがあります。

活用形


  • 基本形: specification (単数)

  • 複数形: specifications

※「specify (動詞)」や「specific (形容詞)」など、関連語形が存在します。

CEFRレベル目安: B2(中上級)


  • B2: 日常会話を超え、技術的・専門的話題にも触れるレベル。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • spec: ラテン語の “specere”(見る)に由来。

  • -fic: “facere” (作る、行う)に由来。

  • -ation: 動作や状態を表す接尾語。

「specification」は「何かを明確に作り上げる」ニュアンスが含まれています。

関連語や派生語


  • specify (動詞): ~を明確に述べる

  • specific (形容詞): 明確な、特定の

  • specificity (名詞): 明確さ、特異性

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. technical specification(技術仕様)

  2. detailed specification(詳細仕様)

  3. product specification(製品仕様)

  4. design specification(設計仕様)

  5. requirements specification(要件仕様)

  6. functional specification(機能仕様)

  7. meet the specification(仕様を満たす)

  8. specification sheet(仕様書、スペックシート)

  9. specification document(仕様書類)

  10. specification compliance(仕様の遵守)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “specificationem” から来ており、specere(見る)と “facere” (行う)の要素が合わさったもの。

  • 元々は「はっきりと見る・明示する」という意味合いが根底にあるとされています。

ニュアンスと使用上の注意


  • “specification” は書面や正式な場で用いられることが多く、口語でも使われますが、特にビジネスや技術的な文脈で使われることが多いです。

  • フォーマルな文書・契約書などで要件や基準を正確に示す際に重宝されます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として使う際は、可算名詞です。通常「a specification」「the specification」など冠詞をつけたり、複数形 “specifications” として使われます。

  • 他動詞 “specify (…を指定する、明記する)” からの派生で、「Specification of requirements」など前置詞 “of” が続き、何の仕様かを明示する構文が多く見られます。

イディオム的な使い方

特定のイディオムはあまり多くありませんが、しばしば「fall short of the specifications」(仕様を満たさない)などの表現が使われます。

フォーマル / カジュアルの違い


  • フォーマル: ビジネス文書、契約書、技術文書で頻繁に使用。

  • カジュアル: 日常会話ではあまり多用しませんが、ガジェットや機械の「スペック」を指して「specifications」と言うことはあります。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Could you show me the specifications of this laptop?”

    (このノートパソコンの仕様を見せてもらえますか?)

  2. “I'm looking for a phone with high camera specifications.”

    (カメラの性能が高いスマホを探しているんです。)

  3. “These shoes don’t meet my specifications, I need better support.”

    (この靴は自分の要求する仕様を満たしていないんだ。もっとサポート力が必要だよ。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “We need to finalize the product specifications before starting mass production.”

    (量産を始める前に製品仕様を確定させる必要があります。)

  2. “Please review the technical specifications and send your feedback by Friday.”

    (技術仕様を確認して、金曜日までにフィードバックを送ってください。)

  3. “The client requested several changes to the specifications for the new software.”

    (顧客は新しいソフトウェアの仕様にいくつか変更を求めました。)

学術・技術的な文脈での例文


  1. “According to the ISO standards, the specification must include safety measures.”

    (ISO規格によれば、仕様には安全対策が含まれていなければなりません。)

  2. “We are currently writing a detailed specification for the experiment protocol.”

    (私たちは実験プロトコルの詳細仕様を作成しているところです。)

  3. “This paper outlines the specification of our proposed machine learning model.”

    (この論文は、私たちが提案する機械学習モデルの仕様を概説したものです。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. requirement(要件)


    • 「必要とされる条件」という点で重なるが、より「条件面」に焦点がある。


  2. description(記述)


    • 単に説明しているだけの場合も含み、「仕様」のように詳細な条件を示すとは限らない。


  3. outline(概要)


    • 大まかな概要を示すだけであり、「specification」のように細部にわたる説明ではない。


反意語


  • 明確な反意語はありませんが、「vagueness (あいまいさ)」など、細かく定義されていない状態を指す単語が対照的といえます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˌspɛsɪfɪˈkeɪʃən/

  • ストレス(強勢)は「-ca-」の箇所にあります: spe-ci-fi-ca-tion

  • アメリカ英語: 「スペスィフィケイション」のように発音(【r】は入らない)。

  • イギリス英語: 大きな違いはありませんが、[spesɪfɪˈkeɪʃən] で「ʃən」の部分の響きが若干異なる場合があります。

よくある発音の間違い


  • 「スペシフィケイション」と “sh” 部分を発音しにくい、あるいは “スペク” と発音する間違いが見られます。

  • アクセント位置を “spe” に置いてしまわないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミスで「specifacation」や「specfication」などと書いてしまうミスに注意。

  • 「specification」と「specification*s*」の単数・複数形の使い分けに注意。

  • 同音異義語は特にありませんが、「speculation」(推測)と混同しないようにしましょう。

  • TOEICや英検などのビジネスシーンを扱うテストで、契約条件や製品仕様に関する文脈で頻出する可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “specification” の中心には “spec”(見る)があります。何を「明確に見る・示す」のか、とイメージすると覚えやすいでしょう。

  • 「スペック (spec)」という略称は日常会話でもよく使われますから、「specification」との関連づけがしやすいです。

  • スペリングは “speci” + “fi” + “ca” + “tion” の4つのブロックに分けて覚えるとミスが減ります。


まとめ

“specification” はビジネスや技術文書では必須の単語であり、要件を正確に示す公式文書や内容を指します。CEFRレベルでは B2 程度の難易度ですが、実務では頻繁に見かけますので、発音とスペリングをマスターしておくと非常に役立つでしょう。

意味のイメージ
specification
意味(1)

〈U〉(…の)詳説,詳述《+of+

意味(2)

〈U〉明細事項,内訳

意味(3)

(また《話》specs)〈C〉《通例複数形で》(明細な)仕様書,設計書

学術英単語(NAWL) / 英訳 / 4択問題

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