最終更新日:2025/11/14

《名詞節を導く関係代名詞》(先行詞を含む)…する[ところの]だれでも / 《譲歩節を導く関係代名詞》だれが…でも / 《疑問代名詞whoの強調形》《話》いったいだれが

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元となった辞書の項目

whoever

代名詞

《名詞節を導く関係代名詞》(先行詞を含む)…する[ところの]だれでも / 《譲歩節を導く関係代名詞》だれが…でも / 《疑問代名詞whoの強調形》《話》いったいだれが

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解説

1. 基本情報と概要

単語: whoever

品詞: 代名詞 (主格)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • 「whoever」は「誰でも~する人は」「たとえ誰が~しようとも」という意味の代名詞です。

  • たとえば、「誰でも来たいと思う人は来ていいよ」というような文脈で使われます。カジュアルな会話からフォーマルな文書まで、幅広く使用されます。

活用形


  • 主格: whoever

  • 対象を目的語にする場合: whomever(ただし、現代英語ではwhomever自体あまり頻繁に使われません)

他の品詞形


  • 代名詞「who」: 「誰が~」「~する人」

  • 代名詞「whomever」: 「誰を~」「~する人を」(ただし用例は限られる)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • who(疑問代名詞「誰」)+ ever(「何でも/いつでも」などの強調を表す要素)

この「–ever」は「何でも構わない」「誰でも構わない」というニュアンスを加え、そうした不特定性を強調します。

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. 「Whoever comes (to the party)」


    • パーティーに来る人は誰でも


  2. 「Whoever wants to join」


    • 参加したい人は誰でも


  3. 「Give it to whoever needs it」


    • それを必要とする人には誰でもあげてください


  4. 「Ask whoever you like」


    • 好きな人に誰でも尋ねてみてください


  5. 「Take whoever you want with you」


    • 誰でも好きな人を連れていっていいよ


  6. 「Whoever is responsible for this」


    • これに責任のある人は誰でも


  7. 「Whoever said that」


    • そんなことを言った人は誰でも(「一体誰が言ったの?」のニュアンス)


  8. 「Whoever wins the contest」


    • コンテストに勝った人は誰でも


  9. 「Whoever signs up first」


    • 最初に申し込む人は誰でも


  10. 「Whoever reads this」


    • これを読む人は誰でも



3. 語源とニュアンス

語源


  • 中英語期から存在している who + ever の組み合わせで、「どのような人でも構わない」という意味を表すようになりました。

ニュアンスや使用時の注意


  • 「whoever」は「誰が~であろうと構わない」「~する人は誰でも」という、不特定の人物を強調するニュアンスがあります。

  • 日常会話・論文・ビジネスなど、幅広い場面で使用されますが、カジュアルフォーマルかは文全体のトーン次第です。

  • 「whomever」と混同しやすいですが、文法上の目的格が必要な場合以外は「whoever」のほうが一般的です。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 名詞節を導く


    • 「Whoever arrives first gets the prize.」

      →「最初に到着した人が賞品を手にする。」

    • このとき「whoever」は「(The person) who arrives first」に近い働きをします。


  2. 従属節内で主語として機能


    • 「Whoever calls me, tell them I’m busy.」

      →「誰が私に電話しても、忙しいと伝えてください。」


  3. 可算/不可算は不要


    • 代名詞であるため名詞の可算・不可算の区別はありません。


  4. Forma/ Casual


    • どちらでも使えますが、文脈によっては「Any person who」の方がフォーマルに響くこともあります。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Whoever wants pizza, let’s order now!”


    • 「ピザが欲しい人は誰でも、今注文しよう!」


  2. “You can invite whoever you want to the movie.”


    • 「誰でも好きな人を映画に誘っていいよ。」


  3. “Whoever said that obviously doesn’t know you well.”


    • 「そんなことを言った人は、あなたのことをよく知らないに違いないね。」


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Whoever finishes their task early can help the rest of the team.”


    • 「タスクを早めに終えた人は誰でも、チームの他のメンバーを手伝ってもらえます。」


  2. “Please send the report to whoever is in charge at the head office.”


    • 「本社で責任者になっている人へは誰でも構わないので、その人に報告書を送ってください。」


  3. “We’ll consider whoever applies by the end of the week.”


    • 「今週末までに応募した人は誰でも検討対象とします。」


学術的/フォーマルな文脈(3つ)


  1. “Whoever gains access to this data must adhere to confidentiality regulations.”


    • 「このデータにアクセスする人は誰であっても、機密保持規定に従わなければならない。」


  2. “The award will be granted to whoever demonstrates outstanding research skills.”


    • 「その賞は卓越した研究能力を示した人に授与されます。」


  3. “We must verify the identity of whoever attempts to log into the system.”


    • 「システムにログインを試みる人については、誰であっても身元を確認しなければなりません。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. anyone who/anybody who(日本語: 「~する人は誰でも」)


    • 「whoever」とほぼ同等だが、やや口語的。


  2. the person who(日本語: 「~する人」)


    • 不特定の人を表すが、若干フォーマルで限定的な響きがある。


  3. no matter who(日本語: 「誰が~であろうとも」)


    • “whoever” を意味的に強調した形。


反意語


  • 厳密な反意語はありませんが、対照的に「no one who」「nobody who」等で「~する人は誰もいない」という逆の意味を表せます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /huːˈev.ər/ (米) /huːˈev.ə/ (英)

  • アクセント(強勢): 「who-EV-er」のように、二音節目の「ev」に強勢が置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語での違い: 大きな違いはありませんが、語末の「r」音がアメリカ英語でははっきり発音される傾向があります。

  • よくある間違い: 「whomever」との混同。文法的に目的格を意識していない場合は、多くのネイティブも「whoever」を使います。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「whoever」を「who ever」と分けて書いてしまう。

  2. 同音異義語との混同: 「who」,「whole」などとも混ざらないよう注意。

  3. 文法上の区別:


    • 「whoever」は主格としての役割が中心

    • 「whomever」は目的格で使われるが、日常ではあまり区別されずに済まされることもある


  4. 試験対策:


    • 文法問題で「whoever」「whomever」の使い分けが出題されることがある

    • TOEICでも代名詞・関係詞の問題で見かける可能性がある



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語の組み合わせを覚える: 「Who + ever」=「誰であっても構わない」

  • イメージ例: 「“ever” は “いつでも” “どんな場合でも” のような強調」のイメージ。そこに「who」が加わることで「どんな人でも」となる。

  • 勉強テクニック: 「anyone who」と言い換えできる場合は「whoever」でOK、と覚えておく。

  • スペリング: 「who」と「ever」をくっつけて一単語で書くと話がスムーズ。

誰でも構わない・不特定の「誰か」を示す大変便利な代名詞なので、文法問題での使い分け練習をしつつ、自分の英作文にも積極的に取り入れてみてください。

意味のイメージ
whoever
意味(1)

《譲歩節を導く関係代名詞》だれが…でも

意味(2)

《名詞節を導く関係代名詞》(先行詞を含む)…する[ところの]だれでも

意味(3)

《疑問代名詞whoの強調形》《話》いったいだれが

学術英単語(NAWL) / 英訳 / 4択問題

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