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A1.3-A2.2

間接疑問(decide/explain/know/learn/see/understand/wonder)

疑問文でも「主語+動詞」の順番になる

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説明

以下では、「間接疑問文(indirect question)」について、より詳しくわかりやすく解説します。


1. 間接疑問文とは?

間接疑問文とは、もともとの疑問文(直接疑問)を文章の一部として取り込み、全体で一つの文を形成したものを指します。

例えば、英語の直接疑問文 “What time is it now?” は、次のように文の一部として組み込むことで間接疑問文になります。


Do you know what time it is now?


上の例では、


  • Do you know ~ ?(あなたは~を知っていますか?)

  • what time it is now(今何時なのか)

この “what time it is now” の部分を「間接疑問」の名詞節(目的語)として使っています。


2. 間接疑問文の特徴


  1. 名詞節として機能する

    間接疑問は、しばしば動詞の目的語として扱われます。上記の例のように “know (what time it is now)” の構造になり、「何時なのかを知っていますか?」という意味を表します。


  2. 主語と動詞の語順

    間接疑問の節(名詞節)の中では、通常 「主語 + 動詞」 の語順になります。直接疑問文のように 「助動詞 + 主語 + 動詞」 にはなりません。

    たとえば、


    • 直接疑問: “What time is it now?” → (助動詞 “is” + 主語 “it” + now?)

    • 間接疑問: “I wonder what time it is now.” → (主語 “it” + 動詞 “is”)


  3. 疑問詞の種類

    間接疑問で使われる疑問詞は “what,” “who,” “when,” “where,” “why,” “how,” “which” など様々です。

    また、Yes/Noで答えられる疑問文の場合は “if” または “whether” を使って間接疑問にします。たとえば、


    • 直接疑問: “Are you hungry?”

    • 間接疑問: “I wonder if/whether you are hungry.”



3. 動詞の例と使い方

間接疑問を目的語としてよく取る動詞には、以下のようなものがあります。


  • decide「決める」


    • 例: I can’t decide where we should go this weekend.

    • (今週末どこへ行くべきか決められない。)


  • explain「説明する」


    • 例: Can you explain how this machine works?

    • (この機械がどのように動くのか説明してくれますか?)


  • know「知っている」


    • 例: Do you know what time it is now?

    • (今何時かわかりますか?)


  • learn「学ぶ/知るようになる」


    • 例: I learned why he changed his job.

    • (彼がなぜ仕事を変えたのかを私は知った。)


  • see「わかる/見る」


    • 例: Let me see what the problem is.

    • (何が問題なのか見てみましょう。)


  • understand「理解する」


    • 例: I don’t understand why she’s so upset.

    • (彼女がなぜそんなに動揺しているのか理解できない。)


  • wonder「~かなと思う」


    • 例: I wonder what she is doing now.

    • (彼女が今何をしているのかなと思う。)


上記のように、「(誰が・何を・どこで・いつ・なぜ・どのように)…なのか」という疑問を、主節の動詞に対する 目的語の名詞節 として用いるのが特徴です。


4. 語順への注意点

下記のように、間接疑問文における語順は、直接疑問文と異なる点に注意してください。


  1. 直接疑問文(What time is it?)


    • 疑問詞 + 助動詞/Be動詞 + 主語 + 動詞(~)?


  2. 間接疑問文(I wonder what time it is.)


    • 主節 + 疑問詞 + 主語 + 動詞(~)


繰り返しになりますが、間接疑問文の節の中では 「主語 + 動詞」 の順序が基本です。


5. まとめ


  • 間接疑問文は、もともとの疑問文を名詞節として文に組み込んだ形。

  • 主語 + 動詞の順番になる点が直接疑問文との大きな違い。

  • “decide,” “explain,” “know,” “learn,” “see,” “understand,” “wonder” など、多くの動詞の目的語として名詞節(間接疑問節)を使う。

  • Yes/No で答えられる場合は “if” または “whether” を用いる。

このように間接疑問文を正しく使えば、英語の表現がより自然かつ豊かになります。ぜひ活用してみてください!

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

INDIRECT QUESTION: DECIDE/EXPLAIN/KNOW/LEARN/SEE/UNDERSTAND/WONDER

英語 - 日本語

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