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A1.3
Would you ...?
「~してくれませんか」と丁寧に依頼する疑問文
説明
以下では、「Would you ...?」の文法的な意味や使い方を、できるだけ詳しくわかりやすく説明します。
1. 「would」は「will」の過去形
- would はもともと will の過去形です。
ただし、文法上「過去形」であっても、時間的に過去を指す場合だけでなく、“丁寧なニュアンス”や“仮定・想定”などを表すときにも使われます。
2. 「Will you ~?」との違い
- Will you ~?
- 「~してくれる?」のように、“これからの行為”を相手にお願いするカジュアルな表現です。
- 友人や家族など、気心の知れた相手にお願いをするときに使うことが多いです。
- 「~してくれる?」のように、“これからの行為”を相手にお願いするカジュアルな表現です。
- Would you ~?
- 「~してくれませんか?」と、より丁寧な依頼を表す疑問文です。
- フォーマルな場面や初対面の相手、ビジネスシーンなどで使われることが多いです。
- 「~してくれませんか?」と、より丁寧な依頼を表す疑問文です。
3. 丁寧さを高める理由
- 「Will you ~?」をそのまま過去形にした「Would you ~?」を使うことで、“相手への敬意や配慮”をより強く示唆できます。
- 英語では、過去形を使う表現(例:could, would)は「距離」をとることで柔らかく伝える効果があります。
- たとえば、「Could you ~?」も同じように丁寧な依頼になります。
4. 具体例
- Will you open the door?
- 「ドアを開けてくれる?」(比較的カジュアル)
- Would you open the door?
- 「ドアを開けてくれませんか?」(より丁寧)
- Would you please open the door?
- 「よろしければドアを開けていただけませんか?」(さらに丁寧)
5. 補足:より丁寧なバリエーション
- Would you mind ~ing?
- 「~していただいてもよろしいですか?」という形で、非常に丁寧な依頼を表します。
- 例:Would you mind closing the window?(窓を閉めていただいてもかまいませんか?)
- 「~していただいてもよろしいですか?」という形で、非常に丁寧な依頼を表します。
- Could you ~?
- 「~していただけますか?」と依頼をする、やや丁寧な言い方です。
- Could you help me with this?(これを手伝っていただけますか?)
- 「~していただけますか?」と依頼をする、やや丁寧な言い方です。
まとめ
- 「Will you ~?」 よりも 「Would you ~?」 のほうが丁寧な依頼を表現できます。
- 「would」は「will」の過去形ですが、過去の出来事を表すだけでなく、“非常に丁寧な依頼”や“仮定のニュアンス”を含む表現として頻繁に使われます。
- 日常会話でもビジネスシーンでも相手に対して失礼にならないよう、「Would you ~?」を上手に使うと、柔らかい印象を与えられます。
Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)
FUNCTIONAL QUESTION: Would you ...?