前置詞+動詞-ing
前置詞の後の動詞には~ingを
以下の解説は、前置詞に動詞を続ける場合に「動名詞(~ing形)」を使うルールについて、より詳しくわかりやすく説明したものです。
解説:前置詞+動詞-ing(動名詞)
英語の文法では、多くの前置詞の後に直接「動詞の原形」を置くことはできません。前置詞の後に動作や状態を表す言葉を続けたいときは、動名詞(動詞を -ing 形にしたもの)を使う必要があります。以下の点を押さえておきましょう。
「前置詞 + 名詞」の考え方
前置詞はもともと名詞や代名詞を伴って、時間(in, at, on など)や場所(in, at, to など)、状態・状況(about, with など)の意味を補足します。
例:- I am interested in this book. (私はこの本に興味があります。)
- They talked about the plan. (彼らはその計画について話しました。)
- I am interested in this book. (私はこの本に興味があります。)
動名詞とは?
「動名詞(gerund)」は、動詞の -ing 形が名詞と同じようなはたらきをするものです。つまり、「動作を名詞のように扱う」役割を持っています。
例:- Playing tennis is fun. (テニスをすることは楽しい。)
→play
をplaying
にして名詞として扱っている。
- Playing tennis is fun. (テニスをすることは楽しい。)
前置詞の後は動名詞を置く
前置詞の後は、名詞または名詞相当語句(代名詞や動名詞など)が必要です。動作そのものを表したい場合は動名詞を使うことで、前置詞の目的語にすることができます。
例:- I am good at playing tennis.
(私はテニスをすることが得意です。)
→at
の後に動名詞playing
を置いて、テニスをする行為を表す。
- I am good at playing tennis.
よく使われる前置詞 + 動名詞のパターン
- be interested in ~ing (~することに興味がある)
- look forward to ~ing (~するのを楽しみにしている)
- insist on ~ing (~することを主張する)
- think about ~ing (~することを考える)
- be used to ~ing (~することに慣れている)
- be good at ~ing (~するのが得意である)
- worry about ~ing (~することを心配する)
- be interested in ~ing (~することに興味がある)
注意点:to が前置詞になる場合
「to」は不定詞のマーカー (to + 動詞の原形) として使われることが多いですが、前置詞として「~へ」「~に向かって」「~に対して」の意味で使われることもあります。具体的には “look forward to ~ing” や “be used to ~ing” など、前置詞としての to の後にも動名詞を置きます。ここで間違えて不定詞(to + 動詞の原形)にしないように注意しましょう。
例:- I am looking forward to meeting you. (あなたに会うのを楽しみにしています。)
- I am used to driving on the left. (私は左側通行で運転することに慣れています。)
- I am looking forward to meeting you. (あなたに会うのを楽しみにしています。)
ポイントまとめ
- 前置詞の直後には名詞または名詞相当語句を置くのが基本。
- 動作を表す語を置きたいときは、動名詞(~ing 形)を使う。
- 「to」が前置詞として機能する場合にも、後ろは動名詞になる。
このルールを覚えておくと、英語で表現を広げるときに役立ちます。ぜひ実際の文章を書いたり読んだりするときに、意識して使ってみてください。
Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)
PREP+V-ING