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A1.3

前置詞+動詞-ing

前置詞の後の動詞には~ingを

彼は人の話を聞くのが苦手である。

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説明

以下の解説は、前置詞に動詞を続ける場合に「動名詞(~ing形)」を使うルールについて、より詳しくわかりやすく説明したものです。


解説:前置詞+動詞-ing(動名詞)

英語の文法では、多くの前置詞の後に直接「動詞の原形」を置くことはできません。前置詞の後に動作や状態を表す言葉を続けたいときは、動名詞(動詞を -ing 形にしたもの)を使う必要があります。以下の点を押さえておきましょう。


  1. 「前置詞 + 名詞」の考え方

    前置詞はもともと名詞や代名詞を伴って、時間(in, at, on など)や場所(in, at, to など)、状態・状況(about, with など)の意味を補足します。

    例:


    • I am interested in this book. (私はこの本に興味があります。)

    • They talked about the plan. (彼らはその計画について話しました。)


  2. 動名詞とは?

    「動名詞(gerund)」は、動詞の -ing 形が名詞と同じようなはたらきをするものです。つまり、「動作を名詞のように扱う」役割を持っています。

    例:


    • Playing tennis is fun. (テニスをすることは楽しい。)

      playplaying にして名詞として扱っている。


  3. 前置詞の後は動名詞を置く

    前置詞の後は、名詞または名詞相当語句(代名詞や動名詞など)が必要です。動作そのものを表したい場合は動名詞を使うことで、前置詞の目的語にすることができます。

    例:


    • I am good at playing tennis.

      (私はテニスをすることが得意です。)

      at の後に動名詞 playing を置いて、テニスをする行為を表す。


  4. よく使われる前置詞 + 動名詞のパターン


    • be interested in ~ing (~することに興味がある)

    • look forward to ~ing (~するのを楽しみにしている)

    • insist on ~ing (~することを主張する)

    • think about ~ing (~することを考える)

    • be used to ~ing (~することに慣れている)

    • be good at ~ing (~するのが得意である)

    • worry about ~ing (~することを心配する)


  5. 注意点:to が前置詞になる場合

    「to」は不定詞のマーカー (to + 動詞の原形) として使われることが多いですが、前置詞として「~へ」「~に向かって」「~に対して」の意味で使われることもあります。具体的には “look forward to ~ing” や “be used to ~ing” など、前置詞としての to の後にも動名詞を置きます。ここで間違えて不定詞(to + 動詞の原形)にしないように注意しましょう。

    例:


    • I am looking forward to meeting you. (あなたに会うのを楽しみにしています。)

    • I am used to driving on the left. (私は左側通行で運転することに慣れています。)



ポイントまとめ


  • 前置詞の直後には名詞または名詞相当語句を置くのが基本。

  • 動作を表す語を置きたいときは、動名詞(~ing 形)を使う。

  • 「to」が前置詞として機能する場合にも、後ろは動名詞になる。

このルールを覚えておくと、英語で表現を広げるときに役立ちます。ぜひ実際の文章を書いたり読んだりするときに、意識して使ってみてください。

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

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