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A1.3

something/anything/someone/anyone/somebody/anybody

「誰か」、「何か」を表す代名詞

何か飲むものをくれませんか。

このボタンはなに?
説明

以下では「someone / anyone / somebody / anybody / something / anything」の使い方や注意点を、より詳しく解説します。これらを使う際のポイントを押さえることで、英語表現の幅がより広がります。


1. 代名詞としての役割


  • someone / somebody / something は「誰か / 何か」を意味する代名詞で、肯定文や依頼・勧誘の疑問文などでよく使われます。

  • anyone / anybody / anything は「誰か / 何か」「誰も / 何も」というように、疑問文や否定文で主に用いられます。“誰でも / 何でも”という意味で肯定文に使われることもあります。

これらは名詞ではなく代名詞なので、原則として冠詞 (a, an, the) を付ける必要はありません。


2. 「someone / anybody / something / anything」などの使い分け

肯定文


  • 肯定文ではsome_を使うのが基本です。


    • 例)I saw someone at the door.(ドアのところで誰かを見かけた。)

    • 例)I found something interesting.(何か面白いものを見つけた。)


疑問文


  • 疑問文ではany_を使うのが一般的です。


    • 例)Did you see anyone?(誰か見かけましたか?)

    • 例)Do you have anything to eat?(何か食べるものはありますか?)


ただし、疑問文中でも下記のように「相手が『いる / ある』と期待している」場合にはsome_を使うことがあります。


  • 例)Would you like something to drink?(何か飲み物はいかがですか?)

    → “何かあるだろう”と前提があるのでsomeが自然。

否定文


  • 否定文ではany_を使うのが基本です。


    • 例)I didn’t see anyone.(誰も見かけなかった。)

    • 例)I don’t have anything to say.(何も言うことはないよ。)



3. 「someone / somebody / anyone / anybody」の違い


  • someone (somebody) :大きな違いはほぼなく、どちらも「誰か」という意味。会話や文章でほぼ同じように使えます。語感の違いから、若干「someone」のほうが改まった表現になりやすいですが、一般的には置き換え可能です。

  • anyone (anybody):これもsomeoneと同様、違いはほぼありませんが、ややフォーマルに聞こえるのは「anyone」です。

ポイントとしては、肯定文で“誰か”を表す場合はsomeone / somebody疑問文や否定文で“誰か / 誰も(いない)”を表す場合はanyone / anybodyを使うことが多いという点です。


4. 「something / anything」の違い


  • something:肯定文や依頼・勧誘の疑問文などで使われる「何か」。


    • 例)I want to tell you something important.(君に何か大切なことを伝えたいんだ。)

    • 例)Would you like something to drink?(何か飲み物はいかがですか?)


  • anything:疑問文や否定文で使われる「何か / 何も(~ない)」。


    • 例)Do you have anything to suggest?(何か提案はありますか?)

    • 例)I don’t have anything to say.(何も言うことはないよ。)



5. 形容詞を後ろに置く

「someone / anyone / something / anything」などは形容詞を後ろに置くのが特徴です。


  • 例)I need something fresh to eat.(何か新鮮なものが食べたい。)


    • “something fresh” の順で形容詞が後ろに続く。


  • 例)Are you looking for someone new?(新しい人を探しているのですか?)

英語の名詞は通常、形容詞を前に置きますが、something / somebody / anyone / anything などの“some_ / any_ + 代名詞”のときは、形容詞は後ろに置きます。


6. まとめ


  1. someone / somebody / something は主に肯定文や依頼・勧誘の疑問文で使われる。

  2. anyone / anybody / anything は主に疑問文や否定文で使われるが、状況によって肯定文でも「誰でも / 何でも」のニュアンスで使われることがある。

  3. 「some_ / any_」は冠詞 (a, an, the) を伴わない代名詞。

  4. 形容詞は後ろにつける。


    • 例)something new / someone interesting / anything blue


  5. 疑問文でも「相手がいる(何かがある)」ことを想定している場合、一部でsome_を使うケースもある。

上記のポイントを押さえておくと、会話・文章ともに自然な英語表現ができるようになります。ぜひ使い分けを意識して、英語コミュニケーションに活かしてください。

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

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