WH-疑問文: What ...?
「何」を聞きたいときの疑問詞 what
WH-疑問文: 「What …?」の使い方
「何」をたずねたいときに使う疑問詞が what です。日本語では「何」を表すことが多いですが、文中での what の位置や役割に応じて「何が(主語)」「何を(目的語)」などと訳す場合があります。ここでは、主語としての what と目的語としての what の使い方を中心に説明します。
1. 「what」が主語を表すとき
「what」が文の主語になる場合は、原則として do/does 等の助動詞を使いません。直接動詞が続く形になります。たとえば:
What makes you happy?
「何があなたを幸せにしますか?」- ここでは “what” が「何が」という主語にあたり、動詞の “makes” に続いています。
What happened?
「何が起こったのですか?」- “what” が主語で、そのまま動詞 “happened” が続きます。
このように、what が主語になるときは、疑問文でも do/does は使わず、S(= what) + V … ? の形をとります。
2. 「what」が目的語を表すとき
「what」が目的語(「何を」など)になるときには、一般的な疑問文と同じ形で、助動詞 do/does(または他の助動詞)を使います。
What do you do?
「(あなたは) 何をしますか?」- “you” が主語で “do” が助動詞、what は “do” の目的語になります。英語の文型は What + do/does + 主語 + 動詞の原形 + … ? です。
- この表現は「あなたは普段何をしているのですか?」と職業や日常的な行動をたずねる意味にも使われます。(例: 「お仕事は何をされているんですか?」)
- “you” が主語で “do” が助動詞、what は “do” の目的語になります。英語の文型は What + do/does + 主語 + 動詞の原形 + … ? です。
What do you like to eat?
「何を食べるのが好きですか?」- ここでも “you” が主語で、what が動詞 “like” の目的語になっています。
3. 文脈に応じた訳の違い
「what」は日本語では単純に「何」と訳すことが多いですが、文脈によって以下のように自然な日本語に変わる場合があります。
What do you do for a living?
「ご職業は何ですか?」- 直訳すると「あなたは生活のために何をしますか?」ですが、自然な日本語では「ご職業は何ですか?」と訳します。
What do you mean?
「どういう意味ですか?」- 直訳では「あなたは何を意味していますか?」ですが、自然な日本語では「どういう意味?」となります。
このように、英文の構造(主語・目的語) や 文脈 によって、より適切な日本語に訳すことが大切です。
4. まとめ
what が主語の場合:
- What + 動詞 …? の形をとり、助動詞 do/does は挟まない。
- 例: What makes you happy?(何があなたを幸せにしますか?)
- What + 動詞 …? の形をとり、助動詞 do/does は挟まない。
what が目的語の場合:
- What + do/does + 主語 + 動詞 …? の形を使う。
- 例: What do you do?(何をしますか?/ ご職業は何ですか?)
- What + do/does + 主語 + 動詞 …? の形を使う。
訳し方は文全体の意味や文脈を考えて決める。
これらのポイントを押さえておくと、what を使った WH-疑問文を、状況に合わせて正しく使い分けられるようになります。
Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)
WH- QUESTION: What ...?