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B2.1
be about to不定詞
「まさに~しようとしている」
説明
以下では「be about to + 動詞の原形」がどのような文法構造を持ち、どのように使われるかを詳しく解説します。
1. 構文と意味
be about to + 動詞の原形 は、「まさに~しようとしている」「今にも~するところだ」といった、非常に近い未来を表す表現です。
- この表現では “about” は「ちょうど~しようとしている状態」を示します。
- “to” に続く動詞は必ず「原形」となる点に注意しましょう。
例文:
- I am about to leave home.
→「私は今、まさに家を出ようとしている。」 - The rain is about to stop.
→「雨が今にも止みそうだ。」
2. 用法のポイント
直前の未来
「be going to」や「will」と比べると、“be about to” が示す未来はより切迫しています。たとえば、“be going to” は「~するつもりだ」「~しそうだ」と少し広めの未来を表しますが、“be about to” は本当に数秒後・数分後から起こりそうな場合に使うことが多いです。人間の意志・予定だけに限らない
「be going to」は特に人間の意志・予定を表すことが多いですが、“be about to” は自然現象などの意志を伴わない動作にも使えます。- 例: The typhoon is about to hit the city. (台風が今にも街を襲おうとしている)
進行形との違い
「進行形 (be + 動詞のing形)」は動作がすでに“進行中”である状態を表します。一方、“be about to” はまだ動作が始まってはいないが、開始が極めて近い瞬間を示すためニュアンスが異なります。
3. 否定形や疑問形への変化
“be about to” の否定形や疑問形は、通常のbe動詞を使った文と同じようにつくれます。
- 否定形:
I am not about to leave.
→「私はまだ出発しようというわけではない。」 - 疑問形:
Are you about to leave?
→「今まさに出かけるところですか?」
4. まとめ
- “be about to + 動詞の原形” は「まさに~しようとしている」という、直前の未来を強調する表現。
- “to” は不定詞の “to” なので、後ろには必ず動詞の原形が続く。
- より緊迫感を伴う場面で使われ、数秒後・数分後などごく近い未来をイメージさせる。
ぜひ文章作成や会話の中で、少し迫っている未来の状況を伝えたいときに活用してみてください。
Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)
be about to DO