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B1.2

be to不定詞

be to doの5つの意味

彼とそこで会うことになっている。

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説明

以下では「be to 不定詞(be to do)」の用法について、なるべく詳しく、わかりやすく解説します。


be to 不定詞(be to do)とは?

「be to + 動詞の原形」で表される形は、比較的形式ばった文脈や特定の慣用表現で見られます。元々、to不定詞が「未来への方向性(まだ実現していない)を帯びている」というイメージがあり、ここから5種類の意味が派生しています。

1. 予定(〜することになっている)

「公的な予定」「公式に決まっている未来の出来事」などに使われます。


  • 例文:


    • The president is to arrive in Tokyo tomorrow.

      (大統領は明日東京に到着することになっている)

    • The meeting is to start at 10 a.m.

      (会議は午前10時に始まる予定だ)


<!-- ポイント -->


  • 「形式的/公式的に決まっている」ニュアンスが強い。

  • 少し硬めの表現なので、日常会話というよりはニュースやアナウンスなどで目にすることが多い。

2. 義務・命令(〜すべき)

「~しなければならない」「~しなさい」という意味になります。法律やルール、権威ある立場の人からの強い命令・要請を表すときに使われやすいです。


  • 例文:


    • You are to finish your homework before dinner.

      (夕食前に宿題を終わらせるべきです)

    • All visitors are to report to the front desk upon arrival.

      (すべての訪問者は到着時に受付に報告しなければならない)


<!-- ポイント -->


  • 「must」「have to」と同様の意味だが、よりかしこまった場面や文章で使われることが多い。

  • 政令や指示の文書などでもよく見られる。

3. 可能(〜できる)

文脈によっては「~できる」という意味を持つ場合があります。特殊・限定的な用例なので、あまり日常的には使われませんが、文語的表現や物語中によく出てきます。


  • 例文:


    • If we are to succeed, we must work together.

      (もし成功することができるとすれば、皆で協力しなければならない)

    • The organization is to be found only in the strictest secrecy.

      (その組織は極秘のうちにしか見つけることができない)

      上の例は「条件」を伴っていますが、そこから「そうすることができる(そうなる見込みがある)」というニュアンスになります。


<!-- ポイント -->


  • 「be to」を「can」に言い換えできるほど単純ではなく、条件や前置きがあって初めて「〜できる」へと意味が移行するケースが多い。

4. 運命((否定文で)〜することはなかった)

否定文で使われると、「結局~しなかった」「~する運命にはなかった」という意味を表します。歴史の叙述や物語の中で、ある出来事が「実現しなかった運命」を強調するために使われることがあります。


  • 例文:


    • He was never to see his homeland again.

      (彼は二度と祖国を見ることはなかった)

    • They were not to meet again.

      (彼らは再び会う運命ではなかった)


<!-- ポイント -->


  • 「be never to do」「be not to do」の形でよく見られ、なんらかのドラマ性や哀愁を帯びる表現。

  • 運命として「実現しなかった」トーンを含んでいる。

5. 意図(〜したい)

やや特殊な用法ですが、「~しようとしている」「~したい」という意図を示す場合があります。主語本人が強く「~するつもりだ」というよりは、目的や意図を婉曲に示す表現です。


  • 例文:


    • I am to visit him in order to discuss the matter.

      (私はその件について話し合うため、彼を訪問しようと思っている)


  • ただしこの用法は1の「予定」ともニュアンスが重なりがちで、厳密に区別しにくいです。


まとめ

「be to 不定詞」は、「形式ばった文脈」や「特定の状況下」で使われる比較的かたい印象の表現です。基本イメージは「まだ実現していない(未来へ向かう)出来事」に焦点を当てており、そこから以下の5つの意味が派生します。


  1. 予定(〜することになっている)

  2. 義務・命令(〜すべき)

  3. 可能(〜できる)

  4. 運命((否定文で)〜することはなかった)

  5. 意図(〜したい)

それぞれ文脈や形(肯定・否定)によって微妙にニュアンスが変わるため、実際に英文で見かけたときは文の流れや書き手の意図をしっかり読み取りましょう。特に否定文では「運命」のニュアンスが強く表れる場合があることに注意してください。

Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)

be to DO

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