161
B1.1
助動詞: may
推量と許可の助動詞
説明
助動詞「may」の使い方
助動詞とは、動詞の前に置かれて動詞本来の意味を「助ける」働きをする単語のことです。英語の助動詞には may や can、must などがあります。ここでは may の用法を中心に、詳しく解説します。
1. 「may」の基本的な意味
(1) 可能性を表す
- 「~かもしれない」という意味を表すときに使います。話し手が何かを予測したり、可能性を示唆するときなどに用いられます。
例:
- I may run tomorrow.
(明日は走るかもしれない。) - She may be busy now.
(彼女は今忙しいかもしれない。)
- I may run tomorrow.
(2) 許可を表す
- 「~してもよい」という許可の意味を表すときに使います。丁寧な表現として、May I ~? の形で許可を求める質問としてもよく使われます。
例:
- You may run in the park.
(公園で走ってもよい。) - May I come in?
(入ってもよろしいですか?)
- You may run in the park.
2. 助動詞「may」の文法的特徴
後ろには動詞の原形が続く
- may の後ろは必ず run、come、go など、動詞の原形が来ます。
- 例: You may start now.(もう始めてもよいですよ。)
- may の後ろは必ず run、come、go など、動詞の原形が来ます。
主語によって形が変化しない
- may は三人称単数(he, she, it)のときでも形が変わりません。
- 例: He may run.(彼は走るかもしれない。)
- may は三人称単数(he, she, it)のときでも形が変わりません。
時制によって直接の形の変化はしない
- 過去表現をしたい場合はほかの表現(might)を使うなど、言い回しを変える必要があります。
- 例: He said that he might run.(彼は走るかもしれないと言った。)
- 過去表現をしたい場合はほかの表現(might)を使うなど、言い回しを変える必要があります。
3. 「may」とよく比較される表現
- can: 「~できる」「~してもよい」
- can は「能力」を表すときに使われることが多く、「許可」を表す用法もありますが、may よりカジュアルな印象です。
- can は「能力」を表すときに使われることが多く、「許可」を表す用法もありますが、may よりカジュアルな印象です。
- might: 「~かもしれない」
- might は may よりも控えめな言い方で、可能性がさらに低い、またはより丁寧に響く場合に使います。
4. まとめ
- 可能性:「~かもしれない」
- 許可:「~してもよい」
という2つの主要な意味を持つのが助動詞 may です。文中で見かけたときには「話し手が何かを推測しているのか、それとも相手に許可を与えているのか」という点を意識すると、より適切な和訳や理解ができるようになります。
ぜひ、例文を作りながら練習してみてください。
Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)
MODAL/AUX: may