know/wonder+WH-(節) (whetherは除く)
wh節やif節をとれる動詞know/wonder
以下では、「know」や「wonder」の後に続く「wh-節(who, what, when, where, why, how など)」および「if節」について、なるべく詳しく解説します(ここでは「whether」は扱いません)。
1. 基本構造と意味
- 「know + wh-節」
例:
- I know [who broke the window].
- I know [what time the store opens].
- I know [who broke the window].
「know」+「wh-節」の形では、「~が何(誰、いつ、どこ)なのかを知っている」という意味を表します。
- 「wonder + wh-節」
例:
- I wonder [why he left so early].
- I wonder [where she lives].
- I wonder [why he left so early].
「wonder」+「wh-節」の形では、「~はなぜ(どこで、何を、いつ…)だろうか」と、自分が知らないこと・疑問に思っていることを表します。
- 「wonder + if節」
例:
- I wonder [if he likes my idea].
- I wonder [if it will rain tomorrow].
- I wonder [if he likes my idea].
「wonder」+「if節」は「~かどうか(か否か)気になる」「~だろうか」と、自分の中にある疑問を表します。なお、この if は「条件を表す if」(「もし~なら」) とは異なり、「~かどうか」を表す名詞節になっている点がポイントです。
2. よく使われる wh- 語
「wh-節」に含まれる主な疑問語は以下のとおりです。
- who(誰)
例: I wonder who called me last night. - what(何)
例: I know what you did yesterday. - when(いつ)
例: I wonder when she will arrive. - where(どこ)
例: I know where they usually have lunch. - why(なぜ)
例: I wonder why this computer isn’t working. - how(どのように)
例: I know how you solved the problem.
上記のように、wh-節は「誰が」「何を」「いつ」「どこで」などの疑問を示す名詞節として機能し、「know」や「wonder」の目的語の役割をします。
3. 意味の違いと使い分け
「I know + wh-節」
- 「私は~が何(いつ、どこ、どう)かを知っている」という意味をはっきりと表現します。
- 自信をもって「知っている」と言いたい場合に用います。
- 例: I know why he is upset.(彼がなぜ腹を立てているのか知っています)
- 「私は~が何(いつ、どこ、どう)かを知っている」という意味をはっきりと表現します。
「I wonder + wh-節」
- 「~はいったい何(いつ、どこ、どう)なのだろうか」と、疑問に思っている状態を表します。
- 「わからないのでちょっと考えている」というニュアンスがあります。
- 例: I wonder why he is upset.(彼はなぜ腹を立てているんだろう)
- 「~はいったい何(いつ、どこ、どう)なのだろうか」と、疑問に思っている状態を表します。
「I wonder + if節」
- 「~かどうか」と、自分の中で疑問を抱いていることを表します。
- 「~だろうか」と推測する時や、「~かどうか気になる」といった心情を述べる時に使えます。
- 例: I wonder if he is upset about something.(何かに対して彼は怒っているのだろうか)
- 「~かどうか」と、自分の中で疑問を抱いていることを表します。
4. 追加のポイント
wh-節か if節か
- wh-節: 「疑問詞そのもの」を使って内容を特定する疑問(誰が?どこで?いつ?など)
- if節: 「~かどうか」という二択や可能性を問う疑問
- wh-節: 「疑問詞そのもの」を使って内容を特定する疑問(誰が?どこで?いつ?など)
「whether」の省略について
- 「wonder + whether」も「~かどうか」という疑問を表しますが、ここでは扱いません。実際には「if」と同様に使われることが多いです。
- 「wonder + whether」も「~かどうか」という疑問を表しますが、ここでは扱いません。実際には「if」と同様に使われることが多いです。
フォーマル度合い
- 一般的には「wonder if」のほうがカジュアルな場面でもよく使われます。「wonder whether」はややフォーマルな響きがあります(今回は除外)。
5. 例文まとめ
- I know who she is.
- 彼女が誰なのか知っています。
- 彼女が誰なのか知っています。
- I wonder who she is.
- 彼女は誰なんだろう?(わからなくて気になっている)
- 彼女は誰なんだろう?(わからなくて気になっている)
- I know when the train arrives.
- 電車がいつ到着するか知っています。
- 電車がいつ到着するか知っています。
- I wonder when the train arrives.
- 電車はいつ到着するのだろう?(まだわかっていない)
- 電車はいつ到着するのだろう?(まだわかっていない)
- I wonder if the train will be on time.
- 電車が時間どおりに来るだろうか?(疑問に思っている)
まとめ
- 「know + wh-節」→「~を知っている」
- 「wonder + wh-節」→「~は何(誰、どこ、いつ)だろうかと気になっている」
- 「wonder + if節」→「~かどうか気になっている/〜だろうかと疑問に思う」
「know」は「知っている」という断定的なニュアンスを、
「wonder」は「疑問に思っている」というニュアンスをそれぞれ帯びています。英語で疑問や知識について述べる際にぜひ活用してみてください。
Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)
know/wonder+WH-(CLAUSE) (except for 'whether')