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A2.2-B1.1
There+助動詞+be ...
There is構文と助動詞の組み合わせ
説明
以下の解説では、「There + 助動詞 + be …」という構文がどのように機能するのかを、より詳しくわかりやすく説明しています。
「There + 助動詞 + be …」構文の概要
「There is 〜」や「There are 〜」という形は、「そこに〜がある」「〜が存在する」という意味を表す構文です。この構文は英語の基本的な表現ですが、実はさまざまな助動詞を用いて拡張することも可能です。
たとえば次のように、現在形の is や are の代わりに「助動詞 + be」を使います。
- There will be …(これから〜があるだろう)
- There can be …(〜があり得る)
- There must be …(〜があるにちがいない)
- There should be …(〜があるはずだ)
- There might be …(〜があるかもしれない)
助動詞のあとの動詞形
助動詞の後ろには必ず動詞の原形が続く、という英語のルールがあります。そのため、「There + 助動詞 + be …」の場合、be が原形として使われます。
- ○ There can be …
- × There can is …(不正)
意味のバリエーション
「There + 助動詞 + be」の形を使うと、時制や話し手の判断(推量、可能性、義務など)を表現できます。いくつか例を示します。
There will be a meeting tomorrow.
- 明日、会議があります。
- 未来についての確定的な出来事を述べる。
- 明日、会議があります。
There can be many reasons for his absence.
- 彼が欠席しているのには、多くの理由があり得ます。
- 可能性を示す。
- 彼が欠席しているのには、多くの理由があり得ます。
There must be a solution to this problem.
- この問題には解決策があるにちがいない。
- 強い確信・推量を表す。
- この問題には解決策があるにちがいない。
There should be enough time left.
- 十分な時間があるはずです。
- 根拠にもとづいたやや強い推量・義務を表す。
- 十分な時間があるはずです。
There might be a mistake in your calculation.
- あなたの計算にミスがあるかもしれません。
- 弱い可能性を表す。
- あなたの計算にミスがあるかもしれません。
まとめ
- 「There is / There are」構文では、「そこで何かが存在している」ことを表します。
- これを助動詞と組み合わせると、「There + 助動詞 + be …」の形になり、助動詞の後ろには常に動詞の原形が続きます。
- 助動詞を変えることで、未来・可能性・義務・推量など、さまざまなニュアンスを加えて「〜がある(起こる)かもしれない」という表現にできます。
英語の文を読むときや書くときにこの構文を意識しておくと、意味の広がりをより的確にとらえられるようになります。
Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)
there+AUX+be