not as ... as (否定文)
同等比較as...asの否定文
以下の解説は、マークダウン形式でなるべく詳しく、わかりやすく書いたものです。参考にしてみてください。
否定文で使う「not as 形容詞/副詞(原級) as」の構文とは?
「AはBほど◯◯ではない」といった意味を表すときは、次の形を使います。
not + as + 形容詞/副詞の原級 + as
ここで重要なのは、形容詞/副詞は必ず原級(変化していない元の形)を使うという点です。比較級や最上級は用いないので注意しましょう。
例文
- I am not as tall as my brother.
→ 「私は兄ほど背が高くない」 - She does not run as fast as her sister does.
→ 「彼女は姉(妹)ほど速く走らない」 - This book is not as interesting as that one.
→ 「この本はあの本ほど面白くない」
ポイント解説
「同じ程度ではない」ことを表す
肯定文の “as + 形容詞/副詞(原級) + as ...” は「…と同じくらい◯◯だ」という意味でしたが、
その前に “not” を付けると「…と同じくらい◯◯ではない」となるので、「AはBほど~ではない」という含みがあります。形容詞・副詞は必ず「原級」
比較級 (taller, faster など) や最上級 (tallest, fastest など) は使えません。
必ず “tall, fast” などの原級を挟むのがルールです。「so ... as」の形も
古い文体やより形式的な文などでは “not so + 形容詞/副詞(原級) + as” が使われることもあるので、
見かけたら「not as ... as」と同じ意味であると理解しましょう。“as” の品詞に注意
「as」は接続詞や前置詞のはたらきをする場合もあり、意味が大きく変わることがあります。
ここで紹介している「as」は比較表現で使うものであり、両方の “as” はペアで使われています。
使いこなしのヒント
強調したいとき: 「not quite as ... as」などと表現して、ニュアンスを細かく表せます。
例: “She is not quite as tall as her sister.”
→ 「彼女は姉ほど背が高いわけではない(が、そこそこ近い)」比較対象を補足するとき: 比較対象が省略されることもありますが、明確にしたほうが誤解が少なくなります。
例: “He is not as honest as you think.”
→ 「彼はあなたが思うほど正直ではない」
以上が「not as 形容詞/副詞(原級) as」の詳しい解説です。形容詞や副詞の変化形や他の比較表現との違いにも注意しながら使いこなしましょう。
Grammatical item (English)(編集にあたっての捕捉情報)
COMPARISON OF EQUALITY: not as/so ... as