最終更新日:2024/06/18
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元となった辞書の項目

time

動詞

…の時間を定める / 《…に》…の調子を合わせる, ...のタイミングを合わせる《to ...》 / …の時間を計る

このボタンはなに?

走る時に自分の時間を計る必要があります。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

英単語: time

品詞: 動詞 (もともとは名詞としての用法が有名ですが、ここでは動詞の意味を扱います)

意味(英語):

・To measure the duration or speed of something

・To choose or schedule the exact moment something happens

意味(日本語):

・物事の所要時間や速度を測ること

・何かを行う正確なタイミングを選んだり決めたりすること

「time」は「測定する」「タイミングを合わせる」といったニュアンスを持つ動詞です。例えばスポーツで走る時間を測るときや、スピーチの開始時刻をうまく設定するときなどに使われます。

活用形:


  • 原形: time

  • 三人称単数現在: times

  • 過去形: timed

  • 過去分詞: timed

  • 現在分詞・動名詞: timing

他の品詞:


  • 名詞 (例: “time” = 時間)

  • 形容詞的な使い方 (例: “time-sensitive” = 時間の制約がある)

CEFRレベルの目安: B2 (中上級)


  • B2: 高校〜大学レベルで、ある程度複雑な文章や日常会話で頻出する表現を理解して使いこなせるレベル


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “time”

  • 特に代表的な接頭語や接尾語はありませんが、動名詞形の “timing” や、過去形 “timed” の形で活用します。

派生語や類縁語


  • timer (名詞) : タイマー装置

  • timing (名詞) : タイミング、時機

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. time a race (レースの時間を測る)

  2. time your run (走る時間を測定する)

  3. time the process (工程・プロセスの時間を計測する)

  4. time your departure (出発のタイミングを決める)

  5. time the event (行事の日時を決める / 調整する)

  6. time the exam (試験の時間を管理する)

  7. time your speech (スピーチの時間を計る / 調整する)

  8. time it carefully (タイミングを慎重に図る)

  9. perfectly timed (タイミングが完璧に合った)

  10. time the performance (パフォーマンスの時間を測定する / 記録する)


3. 語源とニュアンス

語源:

古英語の “tīma” (時間、期間) に由来し、元来は「区切られた時間」や「ある出来事が起こる時期」を表す言葉でした。名詞として長い歴史がありますが、それを動詞として使うようになったのは「時間を測る」「計画的に時期を合わせる」機能を持たせるためと考えられています。

使用時の注意点・ニュアンス:


  • 「time」は行動や出来事の開始・終了・継続時間を管理するニュアンスが強いです。

  • スポーツ・競争・実験・スケジュール管理など、正確に時間を測定する場面でよく用いられます。

  • 日常会話での使い方は比較的カジュアルですが、ビジネスの文脈や学術的な場面でもフォーマルに使えます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞としての使い方


    • 実際に時間を測定する際: “Can you time me?”

    • スケジュールを設定する際: “We need to time the presentation carefully.”


  2. 一般的な構文例


    • “time + 目的語”: 「〜の時間を測る / 〜のタイミングを決める」

    • “time + 目的語 + 副詞句/句”: “He timed the start perfectly.”


  3. イディオム/フレーズ


    • 名詞用法のイディオムは多いですが、動詞としてのイディオムはあまり多くありません。

    • 例として “time it right” = 「タイミングをうまく計る」


  4. 可算/不可算の区別など


    • 動詞なので特に可算・不可算の区別はありません。目的語を取る他動詞として扱います。



5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文


  1. “Can you time me while I do these push-ups?”

    (腕立て伏せをする間、時間を測ってくれる?)


  2. “I tried to time my visit to avoid rush hour.”

    (ラッシュアワーを避けようと、訪問のタイミングを図った。)


  3. “We should time how long it takes to walk to the station.”

    (駅まで歩くのにどれだけ時間がかかるか測ろう。)


(B) ビジネスでの例文


  1. “Please time each speaker’s presentation so we stay on schedule.”

    (スケジュール通りに進むよう、それぞれの発表者のプレゼン時間を測ってください。)


  2. “We need to time our product launch to coincide with the holiday season.”

    (ホリデーシーズンに合わせて製品の発売時期を設定しなければなりません。)


  3. “They timed the announcement for maximum publicity.”

    (最大の宣伝効果を得られるよう、発表時期を調整した。)


(C) 学術的な文脈での例文


  1. “Researchers timed the reaction speed under various conditions.”

    (研究者たちは様々な条件下で反応速度を測定した。)


  2. “In this experiment, we will time how quickly the participants solve the puzzle.”

    (この実験では、参加者がパズルを解くのにどのくらい時間がかかるか計測します。)


  3. “To ensure accuracy, we time each trial using a digital stopwatch.”

    (正確を期すため、デジタルストップウォッチを使って各試行の時間を計測します。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. measure (測る)


    • 「時間を測定する」という意味で似ていますが、“measure” は物の長さや重量、面積などにも使えます。


  2. clock (計測する)


    • 俗に「(速度や所要時間を)計る」意味。スポーツの速度計測などに特化して使われがちです。


  3. record (記録する)


    • 記録を取る意味合いが強く、「測ってその数値を残す」というニュアンス。


  4. schedule (予定を組む)


    • どちらかというと「スケジュールを立てる」であり、時間そのものを測定するというよりは予約や計画を表す動詞。


反意語

動詞 “time” の直接的な反意語はあまりありませんが、強いて言えば、


  • neglect(無視する)

  • ignore(放置する)

    など、「時間を測らず放置する/タイミングを気にしない」ような意味合いの動詞が対照的なニュアンスを持ちます。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA): /taɪm/


  • アメリカ英語イギリス英語も基本的に /taɪm/ と発音します。

  • 強勢は 1 音節のみで “time” 全体に強勢があります。

  • よくある間違いに /tiːm/ のように「ティーム」と発音してしまうケースがあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「time」は短い単語ですが、timing・timed など派生形で “e” を落としたり、つづりを間違えやすいです。

  2. 同音異義語や発音: “thyme” (ハーブのタイム) は /taɪm/ と発音が同じですが、スペルも意味も全く異なるので注意。

  3. 試験対策: TOEIC や英検などでは、時間管理やスケジュールに関する文脈で出題されることがあります。“timed practice” や “timed reading” などの表現に注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「スポーツの計測」を連想しましょう。走る時間を“time”する、というイメージで覚えるとわかりやすいです。

  • 「タイミングを合わせる」の“タイム”と考えると、動詞としての“time”のニュアンスを思い出しやすいでしょう。

  • “timing”は「タイミング」、意味が似ているのでまとめて覚えると効率的です。


これらのポイントを踏まえれば、「time」を動詞として使う場合の用法やニュアンスもスムーズにマスターできると思います。ぜひいろいろな場面で使ってみてください。

意味のイメージ
time

意味を覚えるための辞書問題

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