最終更新日:2024/06/18
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元となった辞書の項目

in

副詞

中へ(に) / 在宅して,帰って / (乗り物などが)到着して,(時期・季節が)来て / 出回って,流行して

このボタンはなに?

彼女は静かに部屋に入った。

このボタンはなに?
解説

以下では、副詞としての「in」に焦点を当てつつ、さまざまな角度から詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語での意味・日本語での意味


  • 英語: “in” (adverb)

  • 日本語: 「中へ」「到着する」「流行している」などの意味を表す副詞として使われることがあります。

    例: “Come in!”(入って!), “He just got in.”(彼はちょうど到着したところだ), “That style is really in now.”(そのスタイルは今すごく流行っている)

「in」はもともと前置詞として学ぶ方が多いのですが、実は文脈によっては副詞としても使われる単語です。例えば「入ってくる」「到着する」「流行している」というニュアンスで使われることが多いです。

品詞・活用形


  • 品詞: 副詞 (adverb)

  • 活用形: “in” は短い単語で、形が変化しません(比較級や最上級は存在しません)。

他の品詞としての例


  • 前置詞: “I am in the house.”(私は家の中にいます)

  • 形容詞的用法(口語で「流行している」の形容詞的表現として使われることもある)

    例: “This brand is in right now.”(このブランドは今流行中です)

CEFRレベル


  • A1(超初心者)〜A2(初級)レベルでも早い段階で「in」という前置詞表現は学びますが、副詞的用法で「到着する」「流行中」という意味などを使いこなすには少し慣れが必要です。目安としてはA2〜B1あたりで習得を意識するとよいでしょう。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “in” は接頭語や接尾語をもたない、単純な単語です。

  • “in-” が接頭語となっている別の単語(例: “incorrect”, “inside”など)は意味や用法が異なる場合がありますので注意が必要です。

詳細な意味


  1. 【中へ】行為や動きが何かの内部へ向かっていることを示す

    例: “Come in.”(入って)

  2. 【到着する】到着や帰宅のタイミングを表す

    例: “He just got in from New York.”(彼はニューヨークからちょうど到着したところだ)

  3. 【流行している】「(ファッションや考え方が)流行している」というニュアンス

    例: “Long skirts are in right now.”(ロングスカートが今流行っている)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. come in (入る)

  2. get in (到着する/入る)

  3. be in (流行っている/在宅している)

  4. clock in (出勤時刻を記録する)

  5. check in (チェックインする)

  6. go in (中に入る)

  7. cut in (割り込む)

  8. fill in (記入する/埋める)

  9. move in (引っ越して入る)

  10. hand in (提出する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “in” にさかのぼり、「内側」「内部」「中にあること」を表す基本的な語でした。

  • その派生として、動き・状態・流行など、さまざまなニュアンスへ広がりました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「到着する」「流行している」の副詞での使い方は、ややカジュアルから日常的に使われます。

  • フォーマルな文脈というよりは、軽い会話や筆記で用いるケースが多いです。

  • 「in」と「inside」の使い分けに注意。「in」は主に短く「入る」「到着する」、または「流行中」のニュアンスで、より口語的です。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  1. [主語] + [動詞] + in.

    例: “He rushed in.”(彼は急いで入ってきた)

  2. [主語] + [動詞] + [目的語] + in (副詞).

    例: “He handed the papers in.”(彼は書類を提出した)

    ※この場合の in は厳密には「提出先に向けて入れる」ようなニュアンス

イディオム・表現


  • “He is in.” → 「彼は(家やオフィスに)いる」「その計画に賛成だ」という文脈にもなる

  • “She pulled in.” → 車で到着したイメージ

使用シーン


  • カジュアル: 「到着」「流行」を表す副詞として日常会話

  • フォーマル: ビジネスメールなどでは “arrive” や “submit” の方が一般的


5. 実例と例文

以下では日常会話・ビジネス・学術的な文脈での例文を紹介します。

日常会話(3例)


  1. “Come in! It’s cold outside.”


    • (入って! 外は寒いからね。)


  2. “I heard skinny jeans are out; baggy jeans are in now.”


    • (スキニージーンズはもう流行ってないらしいよ。今はゆるいジーンズが流行ってるみたい。)


  3. “She just got in from the airport.”


    • (彼女は空港からちょうど着いたところだよ。)


ビジネス(3例)


  1. “Let me know when the shipment comes in.”


    • (出荷品が到着したら教えてください。)


  2. “He clocked in at 9 a.m. today.”


    • (彼は今日9時にタイムカードを押した。)


  3. “I handed in the final report yesterday.”


    • (私は昨日、最終報告書を提出しました。)


学術的な文脈(3例)


  1. “The survey data just came in, and we need to analyze it.”


    • (調査データがちょうど届いたので、それを分析する必要があります。)


  2. “The new findings are in, suggesting a change in the model.”


    • (新しい調査結果が出ていて、モデルの修正を示唆しているね。)


  3. “The paper is still in review.”


    • (その論文はまだ審査中です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “inside” (中で)


    • “Go inside!” は「建物や部屋の内側へ行って」という意味。より明確に内部を強調する。


  2. “within” (範囲内)


    • “within” は物理的な空間だけでなく、抽象的な制限や範囲にも使う点が異なる。


反意語


  1. “out” (外へ/出かける/流行していない)


    • “in” の対義として「外へ行く」「外にある」「流行遅れ」などの意味で使われる。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ɪn/

  • アメリカ英語 (GA) /ɪn/、イギリス英語 (RP) /ɪn/

  • 短い母音 /ɪ/ を正確に発音するのがポイント。日本語の「イ」に近いが少し短めです。

  • アクセントはありません。単音節なので強勢はそのまま語全体にあります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “in” は非常に短いのでミスをすることは少ないですが、打ち間違いで “ni” などになることはまれにあります。

  2. 同音異義語との混同: “inn”(宿)と書き間違えないように注意。

  3. 試験対策: 前置詞や副詞としての “in” はTOEICなどでも頻出ですが、副詞として “in” を使いこなす問題は多くないです。文脈判断が求められる設問で混乱しやすいので、文全体の流れに留意してください。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “in” は「中に」や「到着」のイメージを持ち、短くて使いやすい言葉です。

  • “Are you in or out?”(賛成? 反対?)の表現で「仲間」に入るか入らないかをイメージすると、ニュアンスを覚えやすいでしょう。

  • “流行している” の意味の “in” は日本語の「今きてる!」に近いイメージで覚えると定着しやすいです。


以上が、副詞としての「in」の詳細な解説となります。

前置詞としてよく学ぶ「in」ですが、到着を表したり流行を表したりと、副詞にもさまざまな用法があるのでぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
in

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