最終更新日:2024/06/17
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thrive

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元となった辞書の項目

thrive

【動/自】よく成長する,健康である;成功する,栄える,繁栄する;《Aを》生きがいとする《on A》;《Aで》うまくやる

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解説

1. 基本情報と概要

単語: thrive

品詞: 動詞 (自動詞)

活用形:


  • 現在形: thrive

  • 過去形: thrived(やや古い形で throve とも)

  • 過去分詞: thrived(同じく古くは thriven とも)

  • 現在分詞: thriving

英語での意味:

「to grow or develop successfully; to flourish or prosper」

日本語での意味:

「(動植物や人、組織などが)力強く成長する、繁栄する、うまくやっていく」というニュアンスです。たとえば、「挑戦を好んで、そこから大きく成長する」「困難な環境でも勢いよく発展する」といった場面で使われます。


  • CEFR レベル: B2(中上級)

    → 日常会話ではわりと耳にする機会もあり、ビジネスシーンでもよく使われる語ですが、初級から一歩進んだ単語として捉えるとよいでしょう。

他の品詞としての形


  • 名詞形: thriving (あまり一般的ではありませんが、「非常に盛況な状態」を形容的に使う場合などに見られることがあります)

  • 形容詞形: thriving 例) a thriving business(繁栄しているビジネス)

2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 明確な接頭語や接尾語はありませんが、古英語にさかのぼる “thrive” は、北欧由来の語とされています(詳細は語源で後述)。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. thrive on challenge


    • (挑戦を糧に成長する)


  2. thrive in adversity


    • (逆境で力強く大きくなる)


  3. thrive in business


    • (ビジネスで成功する)


  4. thrive in the wild


    • (野生下で元気に育つ)


  5. thrive under pressure


    • (プレッシャーに強く成長する)


  6. thrive in a competitive environment


    • (競争の激しい環境で成果を上げる)


  7. thrive on stress


    • (ストレスをバネに活躍する)


  8. thrive in urban areas


    • (都市部で勢いよく発展する)


  9. thrive academically


    • (学業面で優秀な成果をあげる)


  10. thrive socially


    • (社交的にうまくやっていく、人付き合いが良好である)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「thrive」は古ノルド語(古い北欧言語)に由来するとされ、「栄える」「繁栄する」という意味をもつ語から来ています。

  • かつては過去形 “throve” や過去分詞 “thriven” が使われていましたが、現代英語では “thrived” が一般的です。

ニュアンスと使用上の注意


  • 「thrive」は、単に「成長する」だけでなく、「とても勢いよく伸びる」「非常に好調である」というプラスのニュアンスが強いです。

  • ビジネスや生物学的観点、学問的観点など幅広い文脈で使われます。

  • カジュアルな会話でもビジネス文書でも頻繁に使用されるため、フォーマル/カジュアルどちらでも馴染みがあります。

4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞ではない: 「thrive」は基本的に自動詞として用います。

    例)She thrives on challenges.(「彼女は挑戦を糧に成長する」)で、on challenges が付随する表現になります。

  • 一般的な構文


    • “thrive on + 名詞/状況” → 「〜を糧にして成長する」

    • “thrive in/under + 名詞/状況” → 「〜において繁栄する、うまくやっていく」


イディオム的表現


  • “leave someone to thrive” → 「(その人)自身がきちんとうまくやっていけるよう放任する」というイメージで使われることがありますが、そこまで一般的ではありません。

5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I thrive on early morning runs. They give me energy for the day.”


    • 「朝のランニングをすると、とても元気になれるんだ。1日を乗り切るエネルギーがもらえるよ。」


  2. “Some people thrive on social interactions, but I need some quiet time to recharge.”


    • 「人との交流で元気になる人もいるけど、私は静かな時間で充電が必要なんだ。」


  3. “My plants thrive when they get enough sunlight and water.”


    • 「観葉植物は十分な日光と水があればすくすく育つよ。」


(2) ビジネスでの例文


  1. “Our company has thrived in the international market by focusing on innovation.”


    • 「私たちの会社は革新性に注力することで、国際市場で成功を収めてきました。」


  2. “Employees often thrive when given creative freedom to explore new ideas.”


    • 「新しいアイデアを自由に試せる環境があると、従業員は大きく成長することが多いです。」


  3. “Startups thrive on agility and quick decision-making.”


    • 「スタートアップ企業は機敏さと迅速な意思決定を武器に成長していきます。」


(3) 学術的・専門的な文脈の例文


  1. “Certain bacteria thrive in extreme temperatures, illustrating remarkable adaptability.”


    • 「ある種の細菌は極端な温度環境でも繁殖し、驚くべき適応力を示します。」


  2. “Research shows that students thrive academically when engaged in hands-on projects.”


    • 「研究によると、実践的プロジェクトがあると学生は学業面で大きく成果を上げることが示されています。」


  3. “Coral reefs thrive in warm, shallow waters with abundant sunlight.”


    • 「サンゴ礁は暖かい浅瀬で日光が十分にある環境でよく成長します。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. flourish(花開くように栄える)

  2. prosper(特に経済的に繁栄する)

  3. bloom(花が咲くように勢いがある、特に若さや美しさに関して)

  4. succeed(成功する)

  5. excel(優れる、卓越する)


  • 使い分け:


    • “flourish” は “thrive” と非常に近いニュアンスですが、植物や文化的活動にもよく使い、華やかに栄えるイメージがあります。

    • “prosper” は特に経済面やビジネスでの繁栄を指すことが多いです。

    • “bloom” は主に植物や人の外見に関わる成長・美しさを表しがちです。

    • “succeed” は結果としての成功を強調。

    • “excel” は他よりも秀でる感覚を強調。


反意語 (Antonyms)


  • decline(衰える)

  • struggle(苦戦する)

  • fail(失敗する)

  • wither(しおれる、衰退する)

7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /θraɪv/

  • アクセント: 単語の最初、 “thrive” の “thri” の部分に自然に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語: 発音はほぼ同じですが、地域や話者により /θraɪv/ が微妙に [θɹaɪv] になったり [θraɪv] に聞こえたりします。

  • よくある発音の間違い: “th” の音を /s/ や /z/ で発音しないように注意(/θ/ の無声歯摩擦音に気をつける)。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「thrive」は “i” の位置を間違えて “thrive” → “thrieve” と書いてしまうケースなどがあります。

  • 活用形の混乱: “throve” や “thriven” は古い形であり、現代では “thrived” が一般的。試験などでは “thrived” の方を優先的に覚えてください。

  • TOEIC・英検などの出題傾向: ビジネスシーンや環境問題、生物学的トピックなどの文脈で出ることがあるので、意味や使用例を把握しておくと便利です。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「growth(成長)」や「prosperity(繁栄)」を連想すると覚えやすいです。

  • “thrive” の “th” は無声音で、まさに「最初から勢いよく出だす」イメージを持つと、音と意味がつながりやすいでしょう。

  • 自分が「好きなことで成長できた経験」を思い出しながら「I thrive when I ~」という形を口に出して練習すると記憶に定着しやすくなります。


以上が「thrive」の詳細な解説です。困難を糧にワクワクと成長していくイメージをもった、ポジティブな単語と覚えてください。

意味のイメージ
thrive
意味(1)

(人・動植物が)よく成長する,健康である;

意味(2)

(物事が)成功する,栄える,繁栄する

意味(3)

《A(事)を》生きがいとする《on A》;《A(よくない状況)で》うまくやる

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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