最終更新日:2024/06/12
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speculation

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元となった辞書の項目

speculation

名詞

〈U/C〉《...に関する》推測, 考察《about, on, upon ...》 / 《...への》投機《in, on ...》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: speculation

品詞: 名詞 (noun)

難易度目安: B2(中上級)

意味 (英語): The act of forming ideas or theories about something without having firm evidence.

意味 (日本語): 根拠のはっきりしない推測や仮説を立てる行為のこと。

「speculation」は、はっきりとした証拠をもたずに何かを推し量るときに使う単語です。例えば、ビジネスや株式市場の文脈では「投機」という意味にも用いられます。「まだ確証はないが、こういう可能性があるのでは」というニュアンスを含んでおり、日常会話でも噂話や可能性の話をするときなどに登場します。ややフォーマルな響きがありますが、カジュアルにも使えます。

活用形


  • 名詞: speculation (単数形) / speculations (複数形)

  • 動詞形: speculate (推測、投機する)

  • 形容詞形: speculative (推測の、投機的な)

他品詞の例


  • speculate (verb): “He began to speculate about the future.”

  • speculative (adjective): “Her ideas are highly speculative.”


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • specul-(語幹): 「観察する、じっと見る」を意味するラテン語 “specere” に由来

  • -ation(接尾語): 「状態、行為」を表す

関連語


  • speculate (動詞): 推測する、考察する、投機を行う

  • speculative (形容詞): 推測に基づく、投機的な

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. pure speculation(純粋な推測)

  2. wild speculation(根拠のない、あるいは大げさな推測)

  3. financial speculation(金融投機)

  4. market speculation(市場での投機)

  5. idle speculation(根拠に乏しい空想的推測)

  6. fuel speculation(推測をさらにかき立てる)

  7. speculation grows(推測が高まる)

  8. engage in speculation(推測する、投機に関わる)

  9. real-estate speculation(不動産投機)

  10. speculation about the outcome(結果に対する推測)


3. 語源とニュアンス

語源

「speculation」はラテン語の “specere” (見る・観察する)からきています。もともとは「注意深く観察して考察する」という意味合いがあり、そこから「はっきりとした証拠がないことを推論する」というニュアンスへと発展してきました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 学術的文脈: 何かの理論について「仮説を立てる」といったフォーマルなシーンでもよく使われます。

  • ビジネス文脈: 株式や土地など価値のあるものに対する「投機」の意味があります。

  • 日常会話: 人々の噂話や推測、例えば「次の映画はこうなるのでは?」といった軽い予想にも使えます。

口語でもフォーマルでも通用しますが、文章で使うとややかしこまった印象を与える場合があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞 / 不可算名詞: ふつうは可算名詞として扱いますが、文脈によっては不可算名詞扱いの場合もあります。例) “There’s a lot of speculation about his resignation.”

  • 一般的な構文例:


    • “There is (a lot of) speculation that + 文”

    • “Speculation arises over + 名詞/句”

    • “To fuel (the) speculation about + 名詞/句”


イディオムや表現


  • fuel speculation: 「推測をかき立てる」

  • pure speculation: 「全くの推測」


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “There’s been a lot of speculation about why she left so suddenly.”

    (彼女が突然去った理由について、いろいろ推測が飛び交っているよ。)


  2. “I don’t want to engage in speculation, but maybe he’s planning a surprise.”

    (あまり推測はしたくないけど、もしかしたら彼はサプライズを計画しているのかも。)


  3. “All this speculation about the new restaurant is making me hungry.”

    (新しいレストランについてのいろんな噂話を聞いていたらお腹がすいてきちゃった。)


ビジネス (3例)


  1. “The CEO’s sudden departure led to speculation about potential mergers.”

    (CEOの突然の退任は、合併の可能性をめぐる推測を呼び起こした。)


  2. “Financial speculation can be risky if not based on solid analysis.”

    (しっかりした分析に基づかない金融投機はリスクが高い。)


  3. “We should avoid pure speculation and stick to the facts in this meeting.”

    (この会議では、根拠のない推測は避けて、事実に基づいて話し合うべきだ。)


学術的文脈 (3例)


  1. “His theory is still under speculation, pending further experiments.”

    (彼の理論はさらなる実験の結果が出るまで、まだ推測の域を出ない。)


  2. “The paper presents various speculations on the origin of the ancient text.”

    (その論文は、古代文書の起源についてさまざまな推測を提示している。)


  3. “Speculation in quantum physics often leads to groundbreaking discoveries.”

    (量子物理学における推測は、画期的な発見につながることが多い。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. conjecture(推測)


    • 「conjecture」は「根拠が薄い推測」を意味し、文語的・学術的な場面でも使用されます。

    • “It’s pure conjecture at this point.”(今のところは全くの推測だ。)


  2. hypothesis(仮説)


    • 「科学的検証を待つ仮説」を意味し、研究や分析に使われる堅めの用語です。

    • “Their hypothesis needs further testing.”(彼らの仮説はさらなる検証が必要だ。)


  3. guess(推測、当て推量)


    • よりカジュアル、「カンで言う」感覚で使われます。

    • “That’s just a guess, not a fact.”(それはただの推測で、事実ではないよ。)


反意語


  • certainty(確信、確実性)


    • 「確実なこと」「疑う余地のないこと」という意味で「speculation」の反対概念です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˌspɛkjʊˈleɪʃən/

  • アクセント: 「spe-cu-la-tion」の「la」の部分に強勢があります(leɪにアクセント)。

  • アメリカ英語 / イギリス英語の違い: 大きくは変わりませんが、アメリカ英語では /ˌspɛkjəˈleɪʃən/ に近い発音になることが多く、イギリス英語では /ˌspɛkjʊˈleɪʃən/ のように “ʊ”の音がはっきりする傾向があります。

  • よくある発音の間違い: “spe-ra-tion” のように中間が曖昧になったり、「spec-u-lation」と母音の連結を意識しないまま発音してしまうこと。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “speculation” を “specualtion” と綴ったり、途中の母音を落としてしまったり。

  2. 同音異義語との混同: 同じような発音の単語は少ないですが、「speculation」と「speculative」などでつづりを混同しがちです。

  3. TOEICや英検などでの出題: 経済やビジネスに関する長文、あるいは会議や推測をする場面のリスニング問題などで登場します。文脈をよく追いながら意味を見極めることが大切です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “scope”「見る」という感覚が「spec-」に含まれていることを意識すると覚えやすいです。望遠鏡(telescope)・顕微鏡(microscope)と似たイメージで、「見て考える(speculate)」の名詞形が「speculation」であると考えるとつながりが把握できます。

  • 勉強テクニック: “speculation” を見るたびに、“I see (spec) + something in my mind (thinking)” とイメージすると結びつけやすいでしょう。

  • スペリングのポイント: spec-u-la-tion の区切りに注意し、語幹 “spec” と接尾語 “-ation” の組み合わせをしっかり覚えましょう。


以上が「speculation」の詳細な解説です。推測や噂話、投機、学術的仮説など、いろいろなシーンで登場しますので、文脈に合わせて使いこなしましょう。

意味のイメージ
speculation
意味(1)

(…に関する)推測,考察《+about(on, upon)+

意味(2)

(…への)投機《+in(on)+

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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