最終更新日:2024/06/12
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prosper

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元となった辞書の項目

prosper

動詞

繁栄する,成功する / (神が)…‘を'繁栄させる,成功させる

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解説

以下では、動詞「prosper」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語の意味: to succeed, thrive, or grow economically or in other ways

(成功する、繁栄する、栄えるという意味です。「上手くいく」「事業が伸びる」など、ポジティブなイメージで使われます。)

日本語の意味: 成功する、繁栄する、栄える

(「ビジネスがどんどん大きくなる」「人が豊かに成長する」といったニュアンスでよく使われる単語です。主に「経済的・物質的な豊かさ」や「状態が良くなる」ことにフォーカスしています。)


  • 品詞: 動詞 (Verb)

  • 活用形:


    • 原形: prosper

    • 三人称単数現在形: prospers

    • 過去形: prospered

    • 過去分詞形: prospered

    • 現在分詞・動名詞形: prospering


  • 他の品詞形:


    • 形容詞: prosperous (繁栄している、裕福な)

    • 名詞: prosperity (繁栄、成功)


  • CEFRレベル: B2(中上級)

    「prosper」は日常会話でもビジネス英語でもよく登場する単語で、比較的中上級(B2)くらいのレベルと言えます。



2. 語構成と詳細な意味

「prosper」は、語源的に「pro-(前へ、前方へ)」と「sperare(ラテン語で“望む”)」が組み合わさったものとされ、「前へ前へと良い方向に進む」のようなニュアンスがあります。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. prosper financially(経済的に繁栄する)

  2. prosper in business(ビジネスで繁栄する)

  3. prosper through hard work(懸命な努力によって成功する)

  4. help someone prosper(誰かを成功させる/繁栄させる)

  5. prosper over time(時とともに繁栄する)

  6. continue to prosper(引き続き繁栄する)

  7. prosper in a new environment(新しい環境で成功する)

  8. prosper despite difficulties(困難にもかかわらず栄える)

  9. a prospering economy(繁栄している経済)

  10. prosper under someone’s leadership(ある人の指導のもとで成功する)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “prosperare” (上手くいかせる、成功させる)から来ています。

  • 歴史的使用: 中世以降、特に「商業的に成功する、財産を築く」といった意味合いで使われ始めました。

  • ニュアンス: 「栄える」「繁栄する」というポジティブなイメージが強く、期せずして上手くいくというよりは、努力が報われて成功する、といったニュアンスを含むことも多いです。

ビジネスや公式な文章で使われることが多いですが、口語でも使われます。ただし、日常会話では「thrive」「do well」などに置き換えられることも多いため、「prosper」はややフォーマルまたは文語寄りの響きがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞・自動詞: 「prosper」は基本的に自動詞扱いです。(例:He prospered in his first year of business.)

  • 使われる構文:


    • “prosper + 状況/文脈”

    • 例: Many small businesses prospered during the holiday season.

    • “prosper under + 支配/指導”

    • 例: The city prospered under the new mayor.


多くの場合、人や組織、地域が「価値を高める/成長する/成功する」文脈で使われます。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I hope your new shop prospers in the neighborhood!”

    (あなたのお店がこの地域でうまくいくといいね!)


  2. “They moved to the city, and their family business prospered surprisingly fast.”

    (彼らは都市に引っ越して、家族経営の商売が驚くほど早く繁盛しました。)


  3. “With a bit of luck and effort, anyone can prosper.”

    (少しの運と努力があれば、誰でも成功できるよ。)


ビジネスシーンでの例文


  1. “Our goal is to help local companies prosper by providing them with essential resources.”

    (私たちの目標は必要なリソースを提供することで、地域企業を繁栄させることです。)


  2. “Investors are interested in areas where new industries are likely to prosper.”

    (投資家は新しい産業が繁栄しそうな地域に興味を持っています。)


  3. “Without innovation, it will be difficult for the company to prosper in this competitive market.”

    (この競争の激しい市場で会社が成功するには、イノベーションが不可欠でしょう。)


学術的/フォーマルな文脈での例文


  1. “Regions that promote technology and education tend to prosper over the long term.”

    (技術と教育を推進する地域は、長期的に繁栄しやすいです。)


  2. “Historically, nations with stable governance structures have prospered more consistently.”

    (歴史的に見て、安定した統治体制を持つ国々の方が一貫して繁栄してきました。)


  3. “This study aims to identify the socio-economic factors that enable communities to prosper.”

    (この研究は、コミュニティが繁栄するための社会経済的要因を特定することを目的としています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. thrive(勢いよく成長する)


    • 「prosper」とほぼ同じ意味だが、活動や生命力がみなぎるイメージが強い。


  2. flourish(繁栄する、花開く)


    • 芸術や文化など、発展・開花のイメージに使われやすい。


  3. succeed(成功する)


    • 結果的に成功する、という点で同義。ただし、「prosper」のように「物質的な繁栄」を強調するとは限らない。


  4. do well(うまくいく)


    • 口語的に「良い状態になる」程度の柔らかい表現。


反意語 (Antonyms)


  1. decline(衰退する)

  2. fail(失敗する)

  3. struggle(苦戦する、もがく)

「prosper」と反対に、「失敗する」「落ち込む」「うまくいかない」ことを表します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記:


    • イギリス英語: /ˈprɒspə(r)/

    • アメリカ英語: /ˈprɑːspər/


  • アクセント: 「pros」 の部分に強勢があります。


  • よくある発音の間違い: /pro-スペル/ の部分を曖昧にしてしまうこと。 /r/ を明確に発音しないと通じにくい場合があります(特にアメリカ英語では語末の /r/ をはっきり発音)。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “propser” のように p と s の順番を混同してしまう人がいます。

  • 同音異義語との混同: 直接の同音異義語はありませんが、“proper” と綴り・音が似ているため混同に注意。

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検などのビジネス文脈や経済のトピックで「prosper」「prosperous」「prosperity」がまとめて出てくることが多いです。文脈から名詞か動詞かなどにも注意しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “prosper” は “progress”(前進)に似た “pro-” が付いており、「前へ進んで成功する」というイメージを結び付けると覚えやすいです。

  • “prosperous” や “prosperity” とセットで覚えることで、単語の派生関係が見えやすくなり、単語力が向上します。

  • 勉強テクニックとしては、「成功に向かって進む」という映像をイメージしたり、ビジネス成功ストーリーを擬似的に想像しながら覚えると理解が定着しやすいでしょう。

以上が、動詞「prosper」の詳細な解説です。ビジネスシーンから日常会話まで幅広く使われる単語なので、併せて派生語もぜひ押さえてみてください。

意味のイメージ
prosper
意味(1)

繁栄する,成功する

意味(2)

(神が)…‘を'繁栄させる,成功させる

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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