最終更新日:2024/06/12
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overtime

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元となった辞書の項目

overtime

名詞

〈U〉超過勤務(時間) / 超過勤務手当 / 延長(時間)

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解説

1. 基本情報と概要

英語: overtime

日本語: 残業、定められた労働時間を超えて働くこと

「overtime」は、通常の労働時間を超えて勤務する時間や、延長された試合時間などを指す名詞です。日本語では「残業」や「超過勤務時間」という意味で使われます。「仕事で決められた時間を超えて働いたり、スポーツの試合で規定時間終了後にさらに延長された時間」のニュアンスをもつ単語です。


  • 品詞: 名詞 (また、形容詞や副詞としても使われることがあります)

  • 活用形: 名詞なので、基本的には数を表す場合に複数形 overtimes を使うことはあまりありませんが、文脈によっては使われる場合があります。

  • 他の品詞例:


    • 形容詞: “overtime pay” (残業代の)

    • 副詞: “He worked overtime.” (彼は残業をした)


  • CEFRレベル: B1(中級)


    • 理由: 日常のビジネスや会話でよく使われる表現なので、中級レベルで身につけておきたい単語です。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: “time” (時間)

  • 接頭語: “over-” (上回る、超過する)


    • “over” には「〜を超えて」「上回って」という意味があり、「time」と組み合わさって「定められた時間を超えて」という意味を生み出しています。


  • 派生語や類縁語:


    • “overtime pay” (残業代)

    • 動詞的表現としては「to work overtime」(残業する) などが挙げられます。


よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. work overtime : 残業する

  2. overtime pay : 残業代

  3. overtime hours : 残業時間

  4. overtime rate : 残業賃金率

  5. mandatory overtime : 義務的な残業

  6. put in overtime : 残業をする(extraのニュアンスで「頑張って残業をする」)

  7. overtime request : 残業申請

  8. overtime limit : 残業の上限

  9. overtime policy : 残業に関する会社の方針

  10. overtime shift : 残業シフト/超過勤務時間帯


3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 「over(超えて)」+「time(時間)」が組み合わさってできた英単語で、そのまま「定められた時間を超える」という意味が起源です。


  • 歴史的な使われ方:


    • 元々は労働時間以外にも、スポーツの延長戦など「規定時間の延長」を表す意味でも用いられています。


  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • ビジネスシーンで使う場合は、基本的に「残業」を指し、ややフォーマル・カジュアル問わず、広く使われます。

    • スポーツにおいては、試合の延長戦を指すため、ややカジュアルですが、公式の場面でも「overtime」はよく使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての使用:


    • 通常は不可算名詞として扱われることが多く、「He did a lot of overtime last month. (彼は先月たくさん残業した)」のように使います。

    • 文脈によっては「overtimes」という形で複数形が使われることもありますが、一般的ではありません。


  • 形容詞的用法:


    • “overtime pay”(残業代)のように、別の名詞を修飾します。


  • 副詞的用法:


    • “He worked overtime. (彼は残業をした)” のように使用されます。


  • 構文例:


    • “(someone) work(s)/worked overtime.”

    • “to do overtime” と表現されることもあります。

    • フォーマル・カジュアルを問わず、「残業」という意味合いで使えます。



5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)


  1. “I can’t go out tonight because I have to work overtime.”

    (今夜は残業があるから出かけられないんだ。)

  2. “She’s exhausted from all the overtime this week.”

    (彼女は今週の大量の残業で疲れ切っているよ。)

  3. “They often pay extra for overtime hours.”

    (残業時間にはよく割増賃金が支払われるよ。)

ビジネスシーン(ややフォーマル)


  1. “Our company introduced a new overtime policy last month.”

    (弊社は先月、新しい残業ポリシーを導入しました。)

  2. “I need your approval to work overtime on this project.”

    (このプロジェクトで残業するために、あなたの承認が必要です。)

  3. “Please submit the overtime request form before the end of the day.”

    (残業申請書を今日中に提出してください。)

学術的または公式な文脈


  1. “A study on employee health indicates that excessive overtime can lead to burnout.”

    (従業員の健康に関する研究によると、過度な残業は燃え尽き症候群につながる可能性がある。)

  2. “Overtime regulations are strictly enforced in this country to protect workers’ rights.”

    (この国では、労働者の権利を守るために残業規制が厳しく適用されている。)

  3. “The survey data revealed a correlation between overtime hours and work-related stress.”

    (その調査データは、残業時間と仕事に関連するストレスとの相関関係を明らかにした。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. extra hours(追加の勤務時間)


    • 「そのまま追加の時間」という意味合いで、フォーマル度は低め。


  2. extended hours(拡張された時間帯)


    • お店の営業延長などでよく使われる。職場の残業にも使えるがややフォーマルな響き。


  3. after-hours work(就業時間後の仕事)


    • “overtime” ほど定番ではないが、似た意味合いを持つ。


反意語


  • regular working hours(通常の労働時間)

  • off-duty(勤務時間外、非番)

オフィスの通常勤務が「regular working hours」、それ以外で働くのが「overtime」と覚えておくとわかりやすいでしょう。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(アメリカ英語): /ˈoʊvərtaɪm/

  • IPA(イギリス英語): /ˈəʊvətaɪm/

  • アクセント位置: 最初の “o” にアクセントが来ます (o-VER-time)。

  • よくある発音ミス:


    • 「オバタイム」などと「b(バ行)」で発音してしまうケースがありますが、“o” の母音を意識して “over” をはっきり発音してください。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “overtime” (誤: “over time” と分けてしまう)


    • “over time” とスペースを入れると、「時が経つにつれて」という全く別の意味になります。


  • 同音異義語との混同:


    • “over time”(時とともに)との混同


  • 試験対策:


    • TOEIC や英検などでビジネス用語として出題されることが多いです。

    • 「残業の状況に関わる広告やメール文面」などの設問で問われる場合があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ:


    • “over” (超える) + “time” (時間) → 「決められた時間を超える」という簡単な連想で覚えやすいです。


  • 覚え方のヒント:


    • スペルを「over + time」として「残業しすぎて時間が“over”してしまう」とイメージすると混同しにくいでしょう。


  • 勉強テクニック:


    • ビジネス英語で頻出する単語なので、実際の職場やニュース記事から例文を探し、「work overtime」「overtime pay」の形で覚えるのがおすすめです。



以上が名詞「overtime」の詳細解説です。会社での残業やスポーツの延長戦など、さまざまな場面で使われる単語なので、ぜひ覚えてみてください。

意味のイメージ
overtime
意味(1)

超過勤務(時間) / 超過勤務手当

意味(2)

(勝負が決まらない時の)延長時間,延長戦

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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