最終更新日:2024/06/13
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macro

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元となった辞書の項目

macro

【複合要素】長い,大きい,大規模な

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このタスクを自動化するためにマクロを書かなければなりません。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: macro

品詞: 形容詞 / 名詞


  • 意味(英語): “large-scale” or “overall”; also used to refer to an automated sequence of commands in computing.

  • 意味(日本語): 「大局的な」「大きな」「大まかな」という意味で使われます。コンピュータの分野では、一連の作業を自動化する「マクロ機能」を指す場合もあります。


    • 例: 「大きな視点で見る」「システム全体の動き」「手動作業を自動化するコマンド集」などのニュアンスを含む単語です。


活用形


  • 形容詞: macro (比較・最上級の形は、文脈により “more macro,” “most macro” という形で使われることがありますが、非常にまれです)

  • 名詞: macro (複数形:macros)

他の品詞


  • 形容詞: macro (ex. a macro lens - 「マクロレンズ」)

  • 名詞: macro (ex. run a macro - 「マクロを実行する」)

  • ほか、主要な派生語には“macroscopic” (形容詞: 巨視的な) などがあります。

CEFRレベルの目安


  • B2: 中上級


    • 日常会話ではあまり頻繁に出る単語ではありませんが、学術分野やビジネス領域で「大きな」「マクロ経済」「マクロ的視点」として使用され、文脈を理解するために必要です。



2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 語幹: “macro” はギリシャ語の「makros(大きい、長い)」に由来します。

  • 接頭語としての “macro-”: 「大きい」「長い」「広い範囲の」を意味する接頭語で、以下のような単語が派生します。


    • macroeconomics(マクロ経済学)

    • macrophage(マクロファージ)

    • macrobiotic(マクロビオティック)


関連語・派生語


  • macroscopic(形容詞): 肉眼で見える規模の、巨視的な

  • macro-lens: 接写ができるカメラのレンズ(マクロレンズ)

コロケーション(10個)


  1. macro perspective → マクロ(大局)的視点

  2. macro level analysis → マクロレベルでの分析

  3. macro economy → マクロ経済

  4. macro environment → マクロ環境

  5. macro photography → マクロ撮影

  6. macro lens → マクロレンズ

  7. define a macro → マクロを定義する

  8. run a macro → マクロを実行する

  9. record a macro → マクロを記録する

  10. macro approach → 大きな視点からのアプローチ


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ギリシャ語の “makros” (長い、大きい) に由来し、ラテン語を経て英語に取り入れられました。

  • 歴史的背景: 科学や哲学の文脈から、物事を「大きく捉える」意味で使われてきました。現代ではビジネスや経済の分野で「全体像」「大きな視点」の表現としてよく使われます。一方、コンピュータ用語としては、1960年代〜1970年代頃にプログラミングやワープロなどの分野で「作業の自動化」を指す言葉として広まっています。

  • 使用の注意点 / ニュアンス:


    • カジュアル / フォーマル: 「マクロ(macro)」は比較的フォーマルまたは専門的な場面で使われることが多いです。

    • 状況: 学術論文やビジネス会議では「マクロの視点」「マクロ環境」といった表現がよく用いられます。会話ではあまり多用されませんが、IT用途では普通に使われます。

    • 感情的響き: 感情的な響きはあまりなく、客観的・科学的・ビジネス的な響きを持ちます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての用法:


    • “I created a macro for these tasks.”(これらの作業のためにマクロを作成した)

    • 他動詞・自動詞で区別が必要な動詞ではありませんが “run a macro” のように他動詞 “run” と共に使われます。


  • 形容詞としての用法:


    • “We need to look at the macro trends.”(大きなトレンドを見ていく必要がある)


  • イディオム的な使い方: “on a macro scale” / “from a macro viewpoint” など、前置詞句を使って「大局的な視点から」という意味を出す表現があります。



5. 実例と例文

日常会話例 (3つ)


  1. “I love taking macro photos of flowers with my new camera lens.”


    • (新しいカメラレンズで花のマクロ写真を撮るのが好きなんだ。)


  2. “Have you ever tried defining a macro in Excel?”


    • (Excelでマクロを定義してみたことある?)


  3. “Looking at the macro situation, I think we should focus on the overall goal first.”


    • (大局的に考えると、まずは全体の目標に集中すべきだと思うよ。)


ビジネス例 (3つ)


  1. “We need a macro-level strategy before diving into details.”


    • (細部に入る前にマクロレベルの戦略が必要です。)


  2. “Our boss asked for an overview of the macroeconomic factors affecting our sales.”


    • (上司が、我々の売上に影響するマクロ経済要因の概観を求めています。)


  3. “Could you record a macro that automates the monthly financial report?”


    • (月次の財務レポートを自動化するマクロを記録してもらえますか?)


学術的な文脈 (3つ)


  1. “The study takes a macro-perspective on global market trends.”


    • (この研究は、世界の市場動向をマクロ的視点で捉えています。)


  2. “Macro-scale analysis is crucial for understanding climate change.”


    • (気候変動を理解するにはマクロスケールの分析が不可欠です。)


  3. “In this paper, we examine how macro policies influence local economies.”


    • (本論文では、マクロ政策が地域経済にどのような影響を与えるかを検討します。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語


    1. “global” (グローバルの)


      • 意味: 世界的な、全体的な視点

      • 違い: “macro” は主に全体像や大きな範囲に注目するニュアンスが強いが、「global」は地理的に世界規模であることのニュアンスを伴う。


    2. “overall” (全体的な)


      • 意味: 全体として、総合的な

      • 違い: “overall” は単に「すべてを含む」ニュアンスが強く、そこに「拡大した視点」という含みは少なめ。


    3. “broad” (幅広い)


      • 意味: 幅が広い、広範囲にわたる

      • 違い: “broad” は対象の幅の広さを表すが、「大きな概要」というよりは「範囲の広さ」を指すニュアンス。



  • 反意語


    1. “micro” (マイクロ、小さな範囲)


      • 意味: “very small; involving minute details.”

      • 違い: “macro” が大局や大きな範囲を強調するのに対して、“micro” はごく小さい範囲・詳細部分を強調する。




7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈmækroʊ/ (アメリカ英語), /ˈmækrəʊ/ (イギリス英語)

  • 強勢(アクセント): 最初の “ma” の部分に強勢があります(MA-cro)。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ口: “マクロウ” (/ˈmækroʊ/)

    • イギリス口: “マクロウ” (/ˈmækrəʊ/)


  • よくある発音ミス: “macro” の “a” を曖昧に発音しすぎて “meh-cro” のようになるミスがあるので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “macro” を “marco” と間違えるケース。

  2. 同音異義語との混同: とくに「macro」に同音異義語はありませんが、単語「micro」と対比させるときに言い間違いが生じやすいです。

  3. TOEIC・英検など試験での出題傾向:


    • ビジネス文脈(マクロ経済)やIT文脈(マクロ機能)で出現する可能性がある語。

    • 英作文で「大きな視点」を示したいときに使うと表現が豊かになります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「ルーペで拡大して見るイメージ」の逆で、大きな俯瞰図を想像すると覚えやすいです。

  • 覚え方: “macro” = 「マクロビオティック」や「マクロ経済学」の「マクロ」と同じ。「大きい」を意味する“マク(ロ)”で関連づけると覚えやすいでしょう。

  • 勉強テクニック:


    • “micro(小さい)”との対比で覚えると、両方の意味がよりはっきりと頭に入ります。

    • コンピュータの「マクロ」を使って実際に何か作業を自動化してみると、理解が深まります。



以上が “macro” の詳細解説です。ビジネスや学術分野では特によく使われるため、「大きな視点」「自動化」というイメージを押さえておくと役立ちます。

意味のイメージ
macro
意味(1)

長い,大きい,大規模な

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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