最終更新日:2024/06/11
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generic

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元となった辞書の項目

generic

形容詞

属の / 一般的な / 総称的な / 商標登録されていない

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解説

以下では、形容詞「generic」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味


  • 英語: “generic”

  • 日本語: 「一般的な」「包括的な」「(ブランドでなく)汎用の」「特徴がない」

「generic」は、特定の詳細やブランドなどに縛られず、広く一般的・包括的であることを指す形容詞です。「個別の具体的な特徴がない」「誰にでも当てはまるようなニュアンス」のある単語として使われます。

品詞


  • 形容詞 (adjective)

活用形

形容詞のため、基本的には変化形はありませんが、副詞形として「generically」が存在します。名詞形としては「genericness」が使われる場合もありますが、日常的にはあまり一般的ではありません。

他の品詞になった例


  • 副詞: generically(一般的に)

  • 名詞: genericness(一般性)

    (ただし、日常会話ではほとんど使われません)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)

    (学術やビジネスの場面、少し抽象的な会話や文章でも対応できる段階)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “gener-” (ラテン語の 「genus/generis(種、種類)」 に由来)

  • 接尾語: “-ic”(~に関する、~的な)

“gener” は「種(しゅ)・種類」を表し、“-ic” は「~に関する」という意味を持つため、「種類に関する → 一般的な」というニュアンスが生まれています。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. generic term(一般用語)

  2. generic brand(ノーブランド・ジェネリックブランド)

  3. generic drug(ジェネリック医薬品)

  4. generic statement(一般的な声明)

  5. generic approach(包括的なアプローチ)

  6. generic name(一般名称)

  7. generic design(汎用的なデザイン)

  8. generic model(一般的なモデル)

  9. generic version(汎用版)

  10. generic concept(一般的な概念)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “genus, generis”(種、種類)に由来し、「ある種類に属する」→「広く一般的な」というニュアンスへ発展しました。

ニュアンス・使用上の注意


  • ニュアンス: 「特徴的な要素がない」「特定のブランドや特殊な要素に依存しない」イメージ

  • 使う場面:


    • 文章・スピーチで「一般的な概念」を表すとき

    • カジュアルな口語でも「ブランドでない何か」「一般的なアイテム」を指すときに使うことがある


  • フォーマル度合いは中程度~高めですが、日常会話でも十分に通じます。学術的・ビジネス文書で多用されることが多い印象です。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文・使い方


  • attributive(名詞の前で修飾): a generic drug, a generic brand

  • predictive(補語として): This concept is quite generic.

イディオム・定型表現

特定のイディオムというよりは、「generic + 名詞」という形でよく使われます。

使用シーン


  • フォーマル: ビジネス文書・学術論文で「一般的な傾向」や「汎用的な戦略」などを述べる際によく登場

  • カジュアル: 「それは普通のものだよ」「みんなが使うような物だよ」のように、ブランドや特別感がないことを強調するとき


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I usually buy generic cereal because it’s cheaper than name brands.”

    (名前付きブランドよりも安いから、私はだいたい無印のシリアルを買うよ。)

  2. “The party was pretty generic; there wasn’t anything special going on.”

    (そのパーティはかなり普通で、特別なことは何もなかった。)

  3. “Can you give me a generic idea of what you want me to do?”

    (私にやってほしいことを大まかに教えてくれない?)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “We should develop a generic strategy that can be applied to multiple markets.”

    (複数の市場に適用できる汎用的な戦略を立てるべきです。)

  2. “Our company policy is intentionally generic, allowing each department flexibility.”

    (当社の方針はあえて包括的なものにしてあり、各部署が柔軟に運用できるようにしています。)

  3. “Instead of designing a unique campaign, they opted for a generic one to cut costs.”

    (ユニークなキャンペーンを作る代わりに、コスト削減のためにありふれたキャンペーンを選択しました。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “The generic framework of the study allows for various interpretations across disciplines.”

    (この研究の総合的な枠組みは、学問分野を超えたいろいろな解釈を可能にしています。)

  2. “Generic theories often form the basis for more specialized research.”

    (包括的な理論は、より専門的な研究の基礎となることが多いです。)

  3. “A generic pattern emerges when analyzing data from diverse sources.”

    (多様なデータを分析すると、共通のパターンが浮かび上がります。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. general(一般的な)


    • より広範囲で「一般的」という意味。汎用的に使われる。


  2. common(普通の)


    • 「普遍的」「みんなが知っている程度の」ニュアンスが強め。


  3. universal(普遍的な)


    • どんな時でも通用する、より広い「世界共通」の意味合いが強い。


反意語


  1. specific(具体的な)


    • 「generic」が「包括的」なのに対し、「specific」は「個別の、はっきり限定された」。


  2. brand-name(ブランド名の)


    • 「generic」を「ノーブランド・汎用」として捉えた場合、ブランド名ありの製品が反意。


  3. unique(独特な)


    • 「ありふれた・包括的」の対義として「唯一無二」「独特」を表す。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /dʒəˈnɛrɪk/

  • アクセント: 第2音節の「ne」にアクセント(ジェネリック)

  • アメリカ英語とイギリス英語: どちらも概ね同じ発音ですが、「リ」の部分がアメリカ英語だと [ɹ]、イギリス英語だと [r] の響きに違いが出る程度。

  • よくある発音ミス: “ge-” を [g] で始めてしまったり、アクセント位置を間違えて /ˈdʒɛnərɪk/ としてしまうことに注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “generik” や “generick” など、余計な “k” や c の抜け落ちに注意。

  • 同音異義語との混同は特になし: “generic” と似た発音をする単語は特に多くはありませんが、「general」と混同しやすい点に注意。

  • 試験対策: TOEICや英検など、ビジネスやアカデミックな文章で使われる可能性がある語。「generic brand」「generic strategy」などの表現で目にすることが多いため、関連表現ごと覚えるとよい。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「gene(ジェネ)」と「-ic(イック)」の組み合わせから、遺伝子の “gene” を連想して広くどこにでもあるようなイメージで覚える、という工夫が可能です。

  • 「general(一般的な)」と似たスペルなので、g-e-n-e まで同じ部分に注目すると混同を防ぎやすいです。

  • 「ブランド愛のない、どこでも共通で使うものが“generic”」というストーリーを頭に置くと覚えやすいかもしれません。


以上が、形容詞「generic」の詳細な解説です。「特徴的ではなく、普通にどこにでも当てはまるようなニュアンス」の単語なので、日常からビジネス・学術まで幅広く使われています。ぜひ関連する表現ごと覚えてみてください。

意味のイメージ
generic
意味(1)

(生物分類上の)属(genus)の

意味(2)

ある種類(群)全体にあてはまる

意味(3)

(商品が)特定銘柄品でない

意味(4)

(文法で)総称的な

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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