最終更新日:2025/11/22
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foster

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元となった辞書の項目

foster

【動/他】〈里子など〉を養育する / 〈親善関係・理解など〉を促進する / を心に抱く / 【形】育ての, 里親の

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彼女は保護犬を育てることに決めました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: foster

品詞: 主に動詞 (他動詞)、形容詞としても使用

活用形:


  • 動詞: foster (原形) / fosters (三人称単数現在) / fostering (現在分詞・動名詞) / fostered (過去形・過去分詞)

  • 形容詞: foster (例: “foster parents” = 里親)

意味 (英語):


  • (動詞) to encourage the development or growth of something, to take care of a child that is not one’s own by birth

  • (形容詞) providing or receiving parental care, though not related by blood

意味 (日本語):


  • (動詞) 何か(人、考え、環境など)の成長や発展を促進する、または血縁関係のない子供を里親として育てる

  • (形容詞) 里親の、里子の

「foster」は、例えば「アイデアを育む」「子供を里親として育てる」というように、“内部で育てる”イメージのニュアンスがあります。個人の能力や関係性の成長を促したり、保護・養育をするようなシーンで使われます。

CEFRレベルの目安: B2 (中上級)

このくらいのレベルでは、抽象的な話題について自分の意見を述べたり、社会問題について議論する際に使われる単語として習得が求められやすいです。


2. 語構成と詳細な意味

「foster」は、はっきりした接頭語・接尾語から成り立つというよりも、古英語の “fostrian” (養育する) に由来すると言われます。


  • 語幹: “foster”

  • 派生形: fostering (動名詞 / 現在分詞形) など

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. foster growth (成長を促進する)

  2. foster harmony (調和を育む)

  3. foster an environment (環境を育む)

  4. foster relationships (関係を育む)

  5. foster creativity (創造性を育む)

  6. foster a sense of community (コミュニティ意識を育む)

  7. foster an idea (アイデアを育む)

  8. foster development (発展を促進する)

  9. foster collaboration (協力関係を育む)

  10. foster innovation (イノベーションを促進する)


3. 語源とニュアンス

語源:

古英語の “fostrian” (養育する、養う) に由来し、中世英語までに “foster” の形へ変化したとされます。もともとは「食事を与えて育てる」ニュアンスが含まれており、転じて「支援・促進する」という意味につながりました。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • 「foster」は抽象的な「成長・発展」を育む場合にも使われる点がポイントです。

  • 子供の里親になる場合の文脈で “foster child / foster parents” のように形容詞として使われます。

  • フォーマル・カジュアル問わず幅広い文脈で使われますが、ビジネス文書やアカデミックな文脈ではより「促進する・育む」の意味で好まれます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞としての使い方:


    • “foster + 目的語” で「(目的語)を促進する・育む」となる

    • 例: “to foster innovation” (イノベーションを促進する)


  2. 形容詞としての使い方:


    • “foster parents” / “foster child” / “foster care” のように名詞を修飾


  3. 文体やシーン:


    • ビジネス文書などフォーマルな文脈では “foster relationships,” “foster a conducive environment” などの表現がよく使われます。

    • 日常会話でも “I want to foster a friendly atmosphere here.” などと使うことが可能。


  4. 可算・不可算などは特に意識しなくてよい(動詞・形容詞中心のため)。


    • 名詞形として “fostering” (「里親制度」や「育成行為」) が使われることはありますが、メインではありません。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I’d like to foster a more positive attitude in my daily life.”

    (日常でより前向きな態度を育みたいんだ。)


  2. “They decided to foster a stray puppy until they could find it a home.”

    (彼らは、その子犬に新しい家が見つかるまで里親になろうと決めた。)


  3. “My aunt has fostered many children over the years.”

    (私の叔母は長年にわたり多くの子供たちの里親になってきました。)


(2) ビジネスでの例文


  1. “Our manager encourages us to foster strong connections with clients.”

    (私たちのマネージャーは、顧客との強い結びつきを育むことを推奨している。)


  2. “We aim to foster a supportive work culture where everyone feels valued.”

    (私たちは、全員が大切にされると感じられるようなサポート体制のある職場文化を育みたい。)


  3. “This training program is designed to foster leadership skills among employees.”

    (この研修プログラムは従業員のリーダーシップスキルを育むよう設計されています。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “A key goal of this research is to foster interdisciplinary collaboration between departments.”

    (この研究の主要な目標は、学部間の学際的な協力関係を育むことです。)


  2. “Such policies can foster social integration and reduce inequality.”

    (そのような政策は社会的統合を促進し、不平等を減らすことができる。)


  3. “We hope our findings will foster further dialogue in the scientific community.”

    (我々の調査結果が科学界でさらなる対話を促進することを期待しています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. encourage (励ます、奨励する)

  2. promote (促進する)

  3. nurture (大切に育てる)

  4. cultivate (育む、耕すように育てる)

  5. support (支援する)


  • 例: “foster” と “encourage” は似ていますが、 “foster” にはより長期的に成長を促すイメージがあります。“encourage” はもう少し短期的や精神的なバックアップといったニュアンスが強いです。

反意語 (Antonyms)


  • hinder (妨げる)

  • discourage (落胆させる、やる気を削ぐ)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • イギリス英語: /ˈfɒs.tər/ (「フォスター」に近い発音)

    • アメリカ英語: /ˈfɔː.stɚ/ (「フォー(ス)ター」に近い発音)


  • 強勢 (アクセント): “fos” の部分にアクセントが置かれます。


  • よくある間違い: “foster” を “foster(フォスター)” と読む際、/f/ の後の母音をあいまいに発音しすぎると “fester” (/ˈfes.tər/ = 化膿する・悪化する) と混同される場合があるので注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “fostor” “fostar” など

  2. 同音異義語との混同: “fester” (膿む、悪化する) とは意味が全く異なる

  3. 里親制度の文脈: “adopt” (法的に養子にする) と “foster” (一時的に里親になることが多い) の違い

  4. 試験での出題傾向: 英検やTOEICなどの読解問題で “foster a positive environment” や “foster cooperation” などのフレーズが出現することがある。文脈上で「促進する」「育む」の意味をしっかり掴んでおきたい。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「フォスター=フォスターホーム(里親制度)」というイメージで覚えると、育む・世話をするニュアンスが頭に入りやすいです。

  • “foster” には “feed” (養う) と共通の起源があると覚えると、「あらゆる成長のために養分を与える」イメージが湧きます。

  • 語感としては “foster” → “foster parents (里親)” のイメージが強いので、そこから発展して「何かポジティブなものを育てる」と覚えると定着しやすいでしょう。

以上が “foster” の詳細な解説です。ぜひビジネスシーンでも子育て関連でも、さまざまな文脈で活用してみてください。

意味のイメージ
foster
意味(1)

〈里子など〉‘を'養育する,〈病人など〉‘の'世話をする

意味(2)

〈親善関係・理解など〉‘を'促進する,〈才能・興味など〉‘を'助長する(promote)

意味(3)

…‘を'心に抱く(cherish)

意味(4)

育ての,里親の

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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