最終更新日:2025/11/22
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declaration

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元となった辞書の項目

declaration

名詞

〈U〉(…の)宣言,発表,布告《+of+名》 / 〈C〉申告書 / 〈C〉供述

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大統領は新しい政策について宣言をした。

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解説

以下では、英単語 declaration をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: declaration

品詞: 名詞 (noun)

活用形: 名詞のため、形としては変化しません (可算名詞)。

英語での意味

「宣言」「布告」「声明」「申告」といった意味を持ちます。公的な場面や、ある行為を正式に表明するときに使う単語です。

日本語での意味と概要

「宣言」「布告」「正式な発表」「申告書」などの意味です。

たとえば、政府が何かを公式に発表するときや、個人が公式に何かを表明するときに使われる言葉です。ややフォーマルな響きがあり、厳粛な場や書面でよく目にします。

学習者向けの説明

「declaration」は、改まった場面で自分の意志や事実を公式に明らかにするニュアンスの単語です。

英語学習レベルとしては、政府文書や法律用語などで目にすることが多く、ニュースや公的資料に登場します。

CEFRレベル: B2 (中上級)


  • B2 (中上級) の解説: ある程度複雑な文章やフォーマルな場面でも理解して扱えるレベルです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹 (root): declare (「宣言する」「表明する」)

  • 接尾語 (suffix): -ation (動詞→名詞化する接尾語。「~すること」「~されたもの」といった意味を加える)

関連する戸籍(派生)語や他の品詞


  • 動詞: declare (宣言する)

  • 形容詞: declarative (宣言的な、宣言の)

  • 動詞形の活用例: declare - declared - declared - declaring

よく使われるコロケーション(10個)


  1. official declaration (公式声明)

  2. public declaration (公の宣言)

  3. declaration of independence (独立宣言)

  4. customs declaration (税関申告)

  5. declaration of intent (意図の表明)

  6. income declaration (所得申告)

  7. declaration form (申告書)

  8. formal declaration (正式な宣言)

  9. declaration of love (愛の告白)

  10. joint declaration (共同宣言)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「dēclārāre」(はっきり示す)に由来するとされます。「明らかにする」というイメージが強い単語です。

  • 「declare」自体はフランス語(中世期)から英語に入ってきました。

使用時のニュアンス・注意点


  • 公式性や正式性が強い言葉です。日常会話よりは公式文書や発表、声明文でしばしば使われます。

  • 口語でも使われる場合がありますが、その際はやや大げさな・重々しいニュアンスを帯びることもあります。

カジュアルかフォーマルか


  • 多くの場合、フォーマルな文脈で使用します。

  • よりカジュアルに言うなら announcementstatement が自然な場合もあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞として扱われるため、「a declaration」「the declaration」のように冠詞がつきます。複数形は declarations です。

  • 「make a declaration」のように “declaration” を動作の目的語とする動詞として “make” をよく用います。(例: He made a declaration of his intentions.)

一般的な構文・イディオム


  1. make a declaration (宣言する / 宣言を行う)

  2. file a declaration (申告書を提出する)

  3. issue a declaration (声明を発する)


5. 実例と例文

(1) 日常会話での使用例


  1. I made a declaration of my love for her yesterday.

    (昨日、彼女に愛の告白をしたよ。)

  2. His loud declaration surprised everyone at the party.

    (彼の大きな宣言に、パーティーのみんなが驚いた。)

  3. Do you really need a formal declaration in this situation?

    (こんな場合に正式発表が本当に必要?)

(2) ビジネスでの使用例


  1. We have just released a declaration regarding the new policy.

    (私たちは新しい方針に関する声明を出したところです。)

  2. The company spokesperson issued a declaration to reassure customers.

    (会社の広報担当者がお客様を安心させるために声明を出しました。)

  3. Please fill out the customs declaration form when you travel abroad.

    (海外に行くときは、税関申告書に記入してください。)

(3) 学術的・公的文脈での使用例


  1. The Declaration of Independence is a key historical document.

    (独立宣言は、主要な歴史文書です。)

  2. They signed a joint declaration to promote global health initiatives.

    (彼らは世界的な健康対策を推進するために共同宣言に署名しました。)

  3. In the scientific community, a formal declaration of findings must be peer-reviewed.

    (科学界では、研究結果の公式発表は査読を受けなければなりません。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. announcement (発表)


    • 一般的に広く「お知らせ」「通知」を指し、フォーマルからカジュアルまで幅広い。


  2. statement (声明)


    • 意見や立場を述べる。フォーマルな文書から口頭でも用いられる。


  3. proclamation (布告)


    • 政府や役所などが公に発する説示や告示。歴史的・公的な響きが強い。


  4. pronouncement (公式の発表)


    • 非常にフォーマルで、権威ある立場が下す「公式見解」を表す。


反意語 (Antonyms)


  • ※「declaration」の直接的な反意語は設定しにくいですが、例えば黙秘や未発表の状態を表す silenceconcealment(隠すこと)などが考えられます。

ニュアンスや使い方の違い


  • announcement は軽い「お知らせ」から大きな公式発表まで幅広く使われる。

  • statement は個人や組織の考えを伝える際に用いるフォーマル表現。

  • proclamationpronouncement はかなり重々しく、公的権威や宗教的背景などを感じさせることが多い。

  • declaration はある事柄を正式に「宣言」「申告」するニュアンス。フォーマル度合いは中〜高ぐらい。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA): /ˌdɛkləˈreɪʃən/


  • アクセントは “ra” の部分に置きます: de-cla-RAY-tion

  • アメリカ英語もイギリス英語もほぼ同じ発音ですが、母音の発音に微妙な差が出る場合があります。


    • アメリカ英語: /ˌdɛkləˈreɪʃən/(「エイ」の音がややはっきり)

    • イギリス英語: /ˌdɛkləˈreɪʃ(ə)n/(最後の「ション」の母音が少し弱く発音される)


よくある発音の間違い


  • decleration のように「ra」の位置がずれたり、「デクラレイション」全体を早口で言い過ぎると聞き取りにくくなりがちです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「decleration」と書いてしまうミスに注意 (ra の位置がずれる)。

  • 同音異義語との混同: 似た単語で declarative (宣言的な、文法用語で「宣言文」の) がありますが、用途が異なるので注意。

  • 試験対策: TOEIC や英検でもビジネス文書や公文書関連の文脈で見かけることがあります。意味を取り違えないように、文脈から落ち着いて判断しましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「declare (宣言する) + -ation (名詞化)」で「公式に何かを言い放つイメージ」 → “公に言う” と覚えるとわかりやすい。

  • 例に上がる「独立宣言 (the Declaration of Independence)」は有名なので、イメージとして結びつけると記憶しやすい。

  • 音読するとき「de-cla-RA-tion」のリズムに乗せると覚えやすいかもしれません。


以上が、名詞 declaration の詳細な解説です。公的発表や公式的な意味合いの強い単語であることを意識しながら、文脈に合わせて使ってみてください。

意味のイメージ
declaration
意味(1)

〈U〉(…の)宣言,発表,布告《+of+

意味(2)

〈C〉申告書

意味(3)

〈C〉供述

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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