最終更新日:2025/11/21
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cotton

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元となった辞書の項目

cotton

名詞

綿,綿花 / 綿の木(cotton plant) / 綿布,もめん / 綿糸,もめん糸

このボタンはなに?

上質の綿でできています。

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解説

名詞 “cotton” の解説


1. 基本情報と概要

英語: cotton

日本語: 綿、コットン

意味・解説(やさしい日本語)

「cotton(コットン)」は、熱帯や亜熱帯地域で育つ綿花(わたばな)の種子を包む柔らかく白い繊維のことです。布を作る材料として世界中でとても大事に使われています。肌触りが柔らかく、洋服やシーツなどいろいろな製品に使われる素材です。日常生活でよく目にする、とても基本的な単語です。


  • 品詞: 名詞 (noun)

  • 活用形: 名詞なので、単数形 (cotton) / 複数形 (cottons) として使われることがあります。ただし、普通は不可算名詞として用いられることが多く、複数形はあまり一般的ではありません。

  • 他の品詞へ変化する例


    • 動詞 (to cotton to~, to cotton on)「~を理解し始める」「~を好きになる」などのイディオム的用法があります。ただし、日常会話ではあまり頻繁には使われません。


CEFRレベル目安: A2(初級)〜B1(中級)

→ 「cotton」は日用品で頻繁に見かけるため、初級レベルでも多くの場面で必要となり得る単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「cotton」は明確な接頭語や接尾語を持たない単語です。語源的にはアラビア語やイタリア語を経由して英語に入ってきましたが、英語では1語として定着しています。

派生語や類縁語


  • cottony (形容詞): 「綿のような」「ふわふわした」

  • cottonwood (名詞): 「ハコヤナギ(アメリカヤマナラシ)」の一種(綿毛をつける木)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. cotton field(綿畑)

  2. organic cotton(オーガニックコットン)

  3. cotton candy(綿あめ)

  4. cotton fabric(コットン生地)

  5. cotton swab(綿棒)

  6. cotton ball(コットンボール)

  7. cotton pad(コットンパッド)

  8. cotton thread(綿糸)

  9. cotton gin(綿繰り機)

  10. cotton underwear(綿の下着)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「cotton」はアラビア語の “qutn” やイタリア語の “cotone” などを通じて中世の英語に取り込まれた言葉です。当時から、綿花やその繊維を指していました。

ニュアンス


  • ネガティブな感情やポジティブな感情が強く入るというよりは、「素材としての日常利用」という非常に中立的で実用的なニュアンスを持ちます。

  • 口語・文章いずれでも使われますが、とくに「綿製品」を表す日常語として頻繁に登場します。

  • 動詞としての「to cotton on」は主にイギリス英語圏で「~を悟る」「気づく」というカジュアルな表現として用いられます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞(主に不可算): “cotton” は、素材として扱うときは不可算名詞です。

    例: This shirt is made of cotton.

  • ただし、綿の種類や品種を区別するときなどは可算名詞として使われる場合もあります。

    例: We import different cottons from around the world.

  • 他動詞/自動詞の使い分け: 動詞として稀に使われる “cotton to”/“cotton on (to)” は、意図としては自動詞的に「馴染む/理解する」を表すイディオムです。


5. 実例と例文

日常会話(3例)


  1. “I prefer wearing cotton shirts in the summer because they’re breathable.”

    (夏は通気性がいいので、コットンシャツを着るのが好きです。)


  2. “Can you buy some cotton pads on your way home?”

    (帰りにコットンパッドを買ってきてくれる?)


  3. “I spilled coffee on my cotton bag, and now there’s a stain.”

    (コットンのバッグにコーヒーをこぼして、シミができちゃった。)


ビジネス(3例)


  1. “Our company specializes in exporting high-quality organic cotton.”

    (弊社は高品質のオーガニックコットンを輸出することを専門としています。)


  2. “We should consider the rising cost of raw cotton in our budget planning.”

    (予算計画には、原綿の高騰を考慮する必要があります。)


  3. “This factory handles the entire process from spinning cotton to producing garments.”

    (この工場は、綿の紡績から衣料品の製造までを一括で行っています。)


学術的文脈(3例)


  1. “Researchers are studying the genetic modification of cotton plants to improve pest resistance.”

    (研究者たちは害虫耐性を向上させるために、綿花の遺伝子組み換えについて研究しています。)


  2. “Cotton played a significant role in the Industrial Revolution, especially in textile mills.”

    (綿は産業革命、とくに織物工場で大きな役割を果たしました。)


  3. “The global cotton trade has historically influenced economic and social developments worldwide.”

    (世界的な綿の取引は、歴史的に経済や社会の発展に影響を与えてきました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. fabric(布、生地)


    • 「cotton」より広い意味で、あらゆる素材の布を指す。


  2. textile(織物)


    • 産業的・技術的な文脈で用いられることが多い。


  3. linen(リネン、亜麻布)


    • 「綿」とは別の植物から作られる素材。風合いは異なる。


  4. cloth(布)


    • 「布、そのもの」を指す一般的な言い方。


反意語(Antonyms)


  • 明確な反意語はありませんが、対比されることとしては化学繊維 (synthetic fibers) があります。


    • 例: polyester(ポリエステル), nylon(ナイロン)。

      これらは天然素材の「cotton」とは異なる人工的な繊維です。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • イギリス英語 (BrE): /ˈkɒt.ən/

    • アメリカ英語 (AmE): /ˈkɑː.tən/ または /ˈkɑt.ən/


  • アクセント:


    • 「COT-ton」のように、最初の音節 “COT” に強勢を置きます。

    • アメリカ英語では “t” の音が弱く発音され、実際には “KAH-dn” のように聞こえやすいのが特徴です。


  • よくある発音の間違い:


    • 語尾の “-on” を強く読む、または “cotton” の “t” をハッキリ発音しすぎると不自然になることがあります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス


    • “cotton” を “coton” や “cotten” と書いてしまうミスに注意してください。


  2. 同音異義語との混同


    • 同音異義語はあまりありませんが、単語の最初が “co-” の他の単語(例: “cottage”, “cattle” など)と混同しないように注意。


  3. 試験対策


    • TOEIC や英検などでも、素材を訊かれる読解問題や文章で登場する可能性があります。

    • ビジネス文書での「原材料コスト」の話題など、文章中で目にすることがあるでしょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「コットンキャンディ(綿あめ)」と結びつけて覚えると、甘くてふわふわしたイメージが浮かびやすく、単語が記憶に残りやすいです。

  • スペリングのポイントは “o” が2つ続くことと、最後が “-on” で終わることをしっかり意識しましょう。

  • 覚えるときは「C-O-T-T-O-N(シー・オー・ティー・ティー・オー・エヌ)」と手で書いて声に出し、綿のふわふわしたイメージを思い浮かべると記憶に定着しやすくなります。


以上が名詞 “cotton” の詳細な解説です。日常会話でもビジネスでも目にする機会が多い単語なので、ぜひこの機会にしっかり覚えておきましょう。

意味のイメージ
cotton
意味(1)

綿,綿花

意味(2)

綿の木(cotton plant)

意味(3)

綿布,もめん

意味(4)

綿糸,もめん糸

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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