confirmation

1. 基本情報と概要

単語: confirmation

品詞: 名詞 (noun)

意味（英語）

• confirmation: the act of confirming, verifying, or providing assurance that something is true or correct

意味（日本語）

• 「確認」や「裏付け」を意味します。何かが真実である、または正しい手続きを踏んだことを再確認したいときに使います。「予約の確定」や「計画の承認」を求めるときなどに使われる単語です。

活用形

• 名詞なので、動詞のような人称変化や時制変化はありません。


• 単数形: confirmation
  


• 複数形: confirmations

関連する品詞

• 動詞: confirm（「確認する」「確かめる」）
  


• 形容詞: confirmatory（「確認の」「裏付けとなる」）

CEFRレベルの目安

• B2（中上級）: 「confirmation」は学習者にとって、ある程度のボキャブラリーが必要な単語です。ビジネスや公式な文脈で使われやすい単語なので、B1からB2レベルあたりで積極的に活用するのが望ましいでしょう。

2. 語構成と詳細な意味

語構成

• 接頭語 (prefix): con-（「共に」「いっしょに」の意）
  


• 語幹 (root): firm（「強固にする」「強くする」の意）
  


• 接尾語 (suffix): -ation（「〜すること」「動作・結果・状態」を表す名詞化の語尾）

これらが合わさって、「confirm（強固にする・確かめる） + ation（〜すること）」 → 「確かなものにする行為」というニュアンスが生まれます。

よく使われるコロケーション（共起表現）10選

1. receive confirmation（確認を受け取る）
   


2. written confirmation（書面での確認）
   


3. official confirmation（正式な確認）
   


4. email confirmation（メールでの確認）
   


5. reservation confirmation（予約の確認）
   


6. final confirmation（最終的な確認）
   


7. provide confirmation（確認を提供する）
   


8. require confirmation（確認を要する）
   


9. seek confirmation（確認を求める）
   


10. order confirmation（注文確認）

3. 語源とニュアンス

語源

• ラテン語の“confirmatio”から由来し、con-（共に）+ firmare（強固にする）の構造です。つまり「共に確かなものにする」という原義を持ちます。

ニュアンスと使用上の注意

• 「confirmation」はフォーマルな言い方で、口語的にもビジネスでも使われますが、ややかしこまった場面で用いられることが多いです。
  


• 予約や手続きなど、何かを正式に「確定」、あるいは「認可」するといったニュアンスを持ちます。

4. 文法的な特徴と構文

• 可算・不可算: 一般的に可算名詞として扱われ、“a confirmation”、“the confirmation”のように使われます。ただし抽象的に扱う場合は不可算の文脈もあり得ます。
  


• 構文例:
  
  
  
  • “We need confirmation of your attendance.”（あなたの出席の確認が必要です）
    
  
  
  • “He gave a confirmation that the product had been shipped.”（彼は製品が出荷されたことを確認した）
  
  

イディオムや一般的な表現

• “be in confirmation of ～” = ～を確認している、～を裏付けている
  


• “await confirmation” = 確認を待つ

5. 実例と例文

日常会話での例文

1. “I got a confirmation email for my hotel reservation.”
   
   （ホテルの予約確認メールを受け取りました。）
   


2. “Could you send me a text confirmation once you arrive?”
   
   （着いたらテキストで確認の連絡をもらえる？）
   


3. “I need confirmation from my parents before I decide.”
   
   （決める前に両親の確認が必要です。）

ビジネスでの例文

1. “Please provide written confirmation of the contract details.”
   
   （契約内容について書面での確認をお願いします。）
   


2. “We sent the purchase order, but we haven’t received any confirmation.”
   
   （発注書を送ったのですが、まだ確認を受け取っていません。）
   


3. “Final confirmation of the budget will be given next week.”
   
   （予算の最終確認は来週行われます。）

学術的な文脈での例文

1. “The experiment requires confirmation from an independent laboratory.”
   
   （その実験は第三者の研究所からの裏付けが必要です。）
   


2. “His study serves as a confirmation of the theory proposed last year.”
   
   （彼の研究は昨年提唱された理論を裏付けるものです。）
   


3. “We are still awaiting confirmation from the ethics committee.”
   
   （私たちはまだ倫理委員会からの確認を待っているところです。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語

1. verification（検証）
   
   
   
   • 事実や正度が合っているかどうかをチェックする意味が強い
     
   
   
   • “verification code”など、システム上での検証にも用いられる
     
   
   


2. affirmation（肯定）
   
   
   
   • 肯定的に断言するニュアンスが強い
     
   
   


3. approval（承認）
   
   
   
   • 認める・正式に許可する
     
   
   


4. ratification（批准）
   
   
   
   • 条約や合意を公式に効力あるものと認める行為
     
   
   


5. endorsement（支持）
   
   
   
   • 有名人や認められた組織が支持を表明する場合によく使う
   
   

反意語

• （名詞として明確な反意語は少ないが）“denial”（拒否、否定）は文脈によっては「確認しない/拒否」という意味において反対の立場を取る言葉になります。

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号(IPA):
  
  
  
  • イギリス英語: /ˌkɒn.fəˈmeɪ.ʃən/
    
  
  
  • アメリカ英語: /ˌkɑːn.fɚˈmeɪ.ʃən/
  
  


• アクセントの位置:
  
  
  
  • “con”や“firm”ではなく、“ma” （-meɪ-）の部分に強勢がきます: con-fir-MA-tion
  
  


• よくある発音の間違い:
  
  
  
  • “conformation” (/ˌkɒn.fɔːrˈmeɪ.ʃən/) と混同してしまう
  
  

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス: “confirmantion”や“confrimation”などとつづりを間違えることが多いので注意してください。
  


• 同音異義語: “conformation”（形状・構造の意味）とつづりがよく似ているので混用しないようにしましょう。発音も微妙に異なり、意味は全く違う単語です。
  


• 試験対策: TOEICや英検ではビジネスメールのやり取りや契約関連の文脈で頻出です。発信文やメール内容で「confirmation of the schedule」という形でよく出題されます。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 「con + firm + ation」→「みんなで（con）しっかり固める（firm）」→「確認」というイメージで覚えると良いでしょう。
  


• ビジネスシーンで「予約確認」「承認」などの際に必ず目にする単語なので、メールの文末や件名（Subject）に “Confirmation” という英単語をよく見かけるはずです。実際の場面で意識して思い出すと定着しやすくなります。
  

以上が “confirmation” の詳しい解説です。ビジネスや日常会話、論文などさまざまなシーンで使える重要な単語なので、ぜひ活用してみてください。