最終更新日:2025/02/25
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combat

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元となった辞書の項目

combat

【他動1】(敵と)戦う【他動2】(病気・悪・犯罪などと)戦う、対抗する【他動3】(~の治療に)効く、効果がある【自動】闘う【名】戦闘

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彼は高所恐怖症と戦うために一生懸命トレーニングしました。

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解説

「combat」の徹底解説


1. 基本情報と概要

● 英語表記: combat

● 品詞: 名詞 (countable/uncountable), 動詞 (他動詞)

◇ 概要と意味


  • 英語での意味:


    • (名詞) fight, battle, conflict

    • (動詞) to fight against, to struggle to reduce or prevent something


  • 日本語での意味:


    • (名詞) 「戦闘」「交戦」「闘い」を指します。

    • (動詞) 「~と戦う」「~に対処する」のような意味を持ちます。

      例えば「戦闘行為」や「病気と闘う」という場面で使われます。物理的に戦うだけでなく、問題や病気など「困難なものと向き合って克服しようと取り組む」ニュアンスでも用いられます。


◇ 活用形

動詞として使う場合、規則動詞なので以下のように変化します。


  • 原形: combat

  • 三人称単数現在形: combats

  • 現在分詞・動名詞: combating / combatting (どちらの綴りも可)

  • 過去形・過去分詞形: combated / combatted (どちらの綴りも可)

◇ 他の品詞になった例


  • combatant (名詞): 戦闘員、戦士

    例: “He was recognized as a skilled combatant on the battlefield.”

◇ CEFRレベル

個人差はありますが、一般的にはB2(中上級)程度と考えられます。ニュースや時事英語でもよく目にするため、少し上のレベルの読書や議論の場面、また軍事、政治、社会問題などのトピックで頻出します。


2. 語構成と詳細な意味

◇ 語構成(接頭語・語幹など)


  • com-: “共に”という意味のラテン語由来の接頭語。同じような接頭語には「co-」などがあります。

  • bat: ラテン語の「battere(打つ、叩く)」に由来しており、そこから「戦う」というニュアンスが生じています。

◇ 派生語・関連語


  • combatant (名詞): 戦闘員

  • combative (形容詞): 攻撃的な、闘争的な

  • combat readiness (名詞フレーズ): 戦闘準備態勢

◇ よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. combat crime(犯罪と戦う)

  2. combat poverty(貧困と闘う)

  3. combat terrorism(テロと戦う)

  4. combat climate change(気候変動に対処する)

  5. hand-to-hand combat(直接格闘、接近戦)

  6. combat zone(戦闘地域)

  7. combat operation(戦闘作戦)

  8. combat mission(戦闘任務)

  9. combat stress/fatigue(戦闘ストレス/疲労)

  10. combat gear(戦闘装備)


3. 語源とニュアンス

◇ 語源


  • ラテン語の “com + battere” → “combattere” → フランス語の “combattre” → 中英語を経て現代英語の “combat” となりました。

  • com-(共に) + battere(打つ、叩く)がもともとの由来で、「互いに打ち合う・戦う」という意味です。

◇ ニュアンスと使用時の注意


  • 物理的戦闘だけでなく、社会問題や病気など「抽象的な敵」との戦いにも広く使われます。

  • 軍事・政治の場面ですとフォーマルな響きがありますが、ビジネスや日常会話でも「~に対処する、克服する」ニュアンスで使用され、マイナスの対象を抑え込む、取り除くイメージが強いです。

  • 文章の中ではフォーマルになりやすい単語ですが、スピーチやニュースなど硬い表現を必要とする場面から、日常会話での「敵と闘う」という比喩的使い方まで幅広く使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞としての用法 :


    • “The combat was long and exhausting.”(その戦闘は長く、消耗が激しかった)

    • 冠詞 (a, the) が付く場合や無冠詞で用いられる場合がありますが、戦闘そのものを指す不可算名詞としても使われやすいです。


  • 動詞としての用法 : 他動詞として「~と戦う/~を阻止する」の意味で用います。目的語が受けるのが一般的。


    • “We must combat these problems immediately.”(私たちはこの問題に直ちに対処しなければならない)


  • イディオムや構文はあまり多くありませんが、“in combat”(戦闘中に)、“to engage in combat”(戦闘に従事する)などがよく使われます。


  • フォーマル/カジュアル : 「combat」という単語自体ややフォーマル寄りですが、カジュアルな会話でも「problem」や「issue」を目的語にして使うことがあります。



5. 実例と例文

さまざまな文脈でのネイティブが使いそうな例文を示します。

◇ 日常会話(3例)


  1. “I need to find a way to combat my fear of public speaking.”

    (人前で話す恐怖と戦う方法を見つけなきゃ。)


  2. “He has been working out to combat stress lately.”

    (彼は最近ストレスと闘うために運動を続けてるよ。)


  3. “We’re doing our best to combat the heat this summer.”

    (この夏の暑さと闘うために、できるだけのことをしてるよ。)


◇ ビジネス(3例)


  1. “The company launched a new initiative to combat declining sales.”

    (その会社は売り上げ減少に対処するため、新しい施策を開始しました。)


  2. “We need a comprehensive strategy to combat fraud in our transactions.”

    (私たちは取引における不正行為を防ぐための包括的戦略が必要です。)


  3. “Our HR department is trying to combat workplace stress with flexible hours.”

    (人事部は柔軟な勤務時間を取り入れることで職場ストレスに対処しようとしています。)


◇ 学術的な文脈(3例)


  1. “Scientists around the world are collaborating to combat infectious diseases.”

    (世界中の科学者が、感染症との戦いに向けて協力しています。)


  2. “Developing resilient agricultural practices is crucial to combat climate change.”

    (気候変動に対処するには、強靭な農業技術の開発が非常に重要です。)


  3. “International agencies are focusing on combating malnutrition in developing regions.”

    (国際機関は、発展途上地域の栄養失調問題を解決するために取り組んでいます。)



6. 類義語・反意語と比較

◇ 類義語


  1. fight(戦う)


    • より一般的で口語的な「戦う」を意味します。暴力や口論など直接的な状況のイメージが強いです。


  2. battle(戦闘、闘争する)


    • 「戦闘」「闘い」という意味は近いですが、やや文学的表現になる場合も。スケールの大きな戦いや比喩的な闘いを表すことも多いです。


  3. struggle(苦闘する、もがく)


    • 「苦しみながら努力する・闘う」というニュアンスが強調されます。精神的・身体的に厳しい状況に使われやすいです。


  4. oppose(反対する)


    • 「意見に反対する」という意味合いが強めで、直接戦闘のニュアンスは薄いです。


◇ 反意語


  • surrender(降伏する)

  • yield(屈服する)

これらは「戦いに敗れて身を任せる」ニュアンスで、戦うことをやめる動作を示します。


7. 発音とアクセントの特徴

◇ IPA表記


  • アメリカ英語(米): /ˈkɑːm.bæt/ または /kəmˈbæt/

  • イギリス英語(英): /ˈkɒm.bæt/

アクセント(強勢)は、米英どちらも「com」に来る場合が多いですが、アメリカ英語で「com-BAT」のように後ろにアクセントが来る発音もよく聞かれます。

◇ よくある発音の間違い


  • “come + bat”を続けて「カムバット」のように間を置くと違和感があります。

  • 音節の切れ方に注意しながら、「カ(コ)ン・バ(t)」と一気に発音するイメージを持つとよいでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “combat” を “combact” や “combt” と書いてしまうミスがたまにあります。

  2. 同音異義語との混同: 類似の発音をもつ単語はあまりありませんが、“compact” (コンパクト) と視覚的に混同しないように注意しましょう。

  3. 動詞と名詞の区別: “combat” は動詞としても名詞としても綴りが同じですが、文中での役割をしっかりと意識しましょう。

  4. 試験対策: TOEICや英検などでは「戦闘」「対処して克服する」という文脈で出題されることがあります。社会問題と合わせて出題されやすい単語です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 「敵と向かい合って闘う」という場面を頭に描きやすい単語です。

  • スペリングのポイント: “com” + “bat” で「共に + 叩き合う」。この組み合わせを覚えると忘れにくいです。

  • 勉強テクニック: “combat poverty,” “combat crime,” “combat disease” のようにセットフレーズごとに覚えるのがおすすめです。状況や文脈がイメージしやすく、暗記もしやすくなります。


以上が「combat」の詳細解説です。身体的な戦いだけでなく、病気や社会問題など抽象的な対象とも「闘う」ニュアンスで幅広く活躍する単語です。フォーマルから準フォーマルまで幅広い場面で使われるため、ぜひコロケーションとともに覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
combat
意味(1)

戦い,戦闘;格闘

意味(2)

〈敵・悪など〉‘と'戦う,闘争する

意味(3)

(…のために…と)戦う《+with(against)++for+

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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