最終更新日:2025/11/23
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breakthrough

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元となった辞書の項目

breakthrough

名詞

飛躍的進歩、大発見

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その科学者はがん研究で大きな進展を遂げました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: breakthrough

品詞: 名詞 (countable noun)

CEFR レベル目安: B2 (中上級)


  • B2: 日常会話や一般的なトピックは十分理解でき、ある程度専門的・抽象的話題にも対応できるレベルです。

英語の意味: A sudden, significant, and dramatic discovery or development.

日本語の意味: 急な重要な発見や進展、大きな前進、突破口などを指します。

「研究で長年行き詰まっていたところを一気に解決してブレークスルーを果たした」など、大幅な進歩や画期的な転機を表すときに使われる単語です。

派生品詞・活用形など


  • “breakthrough” は、名詞として使うのが一般的です。

  • 形容詞的に “breakthrough idea” のように使われる場合もあります (名詞を修飾)。

  • 動詞形は “break through” と分けて用い、“to break through” で「突破する」という意味になります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • break + through


    • “break”: 「壊す、割る、打ち破る」

    • “through”: 「通り抜ける、突き抜ける」

      この 2 つの要素が合わさって、問題を打破して前進するイメージを表現しています。


関連語・派生語


  • break through (phrasal verb): 突破する

  • breakdown: 故障、崩壊(「打ち壊す」イメージ)

  • breakout: 発生、脱出、急激なブレイク

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. a major breakthrough (大きな進歩)

  2. a scientific breakthrough (科学的な画期的発見)

  3. a technological breakthrough (技術的な飛躍的進歩)

  4. a medical breakthrough (医学上の革新的な発見)

  5. a breakthrough innovation (ブレークスルーをもたらすイノベーション)

  6. to achieve a breakthrough (重大な突破口を開く)

  7. to make a breakthrough (画期的な進歩を成し遂げる)

  8. a breakthrough moment (転機となる瞬間)

  9. lead to a breakthrough (ブレークスルーにつながる)

  10. groundbreaking breakthrough (画期的なブレークスルー; 重複表現気味ですが強調形)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “breakthrough” はもともと “break through” という句動詞が名詞化したものです。19世紀以降に使用が定着し、「障壁や困難などを破り抜ける」という意味から転じて、「飛躍的な進展」「大発見」を指すようになりました。

ニュアンス・使用時の注意


  • 大きな障壁を乗り越えた印象や、研究・ビジネスなどで劇的な進歩や発展を指します。

  • 日常会話でも「ようやく進展があった!」という文脈で使われますが、ややフォーマル寄りの言葉としてビジネスや学術分野でも頻繁に使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (可算): A breakthrough, breakthroughs


    • 例: “We need a breakthrough.” / “Several breakthroughs have come out of this project.”


  • “breakthrough” は形容詞的に他の名詞を修飾する場合もあります: “a breakthrough technology”

  • 動詞形としては “to break through” があり、「壁や困難を突き破る」という自動詞的な使い方が多いです。


    • 例: “We finally broke through the resistance.”


イディオム・一般的な構文例


  • make a breakthrough in + 分野: (分野で)画期的進歩を遂げる

  • represent a breakthrough in + 分野: (分野で)の突破口を示す


5. 実例と例文

日常会話での例文 (3つ)


  1. “I had a breakthrough in my guitar practice; I finally nailed that tricky chord progression!”


    • 「ギターの練習でやっと画期的な進歩を遂げて、難しいコード進行が弾けるようになったよ!」


  2. “After weeks of struggling, I experienced a breakthrough in understanding my dog’s behavior.”


    • 「何週間も手こずっていたけど、やっと犬の行動を理解する突破口が見えたんだ。」


  3. “She said she had a personal breakthrough about managing stress last week.”


    • 「先週、ストレス対策に関して個人的に大きな進歩があったって彼女が言ってたよ。」


ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “The software team achieved a major breakthrough in reducing the app’s loading time.”


    • 「ソフトウェアチームはアプリの読み込み時間を大幅に短縮する大きな進歩を成し遂げました。」


  2. “They announced a breakthrough strategy that could transform our company’s future.”


    • 「彼らは私たちの会社の未来を変えうる、画期的な戦略を発表しました。」


  3. “Our marketing campaign led to a breakthrough in customer engagement this quarter.”


    • 「私たちのマーケティングキャンペーンは、今四半期の顧客エンゲージメントにおける大きな成果につながりました。」


学術/研究での例文 (3つ)


  1. “This study marks a breakthrough in renewable energy technology.”


    • 「この研究は再生可能エネルギー技術における画期的な進歩を示しています。」


  2. “Her paper on neuroscience has been praised as a significant breakthrough in the field.”


    • 「彼女の神経科学に関する論文は、この分野での大きなブレークスルーとして高く評価されています。」


  3. “For many experts, this discovery represents a breakthrough that could open new avenues of research.”


    • 「多くの専門家は、この発見が研究の新たな道を開くブレークスルーになると考えています。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. discovery (発見)


    • 何かを初めて見つける場合に使われる。必ずしも大きな進歩ではないが、新情報に対して。


  2. advance (進展)


    • 進歩・前進というニュアンス。必ずしも「劇的に突破」という感じは弱い。


  3. innovation (革新)


    • 新しいやり方や技術が生まれた場合に使われる。ビジネス・テクノロジーでよく使う。


  4. milestone (画期的出来事)


    • 進行の途中で大切な区切りとなる出来事について使われる。


反意語 (Antonyms)


  • setback (後退、挫折)


    • 「進歩」とは対照的に、「失敗して後退する」ニュアンス。


  • impasse (行き詰まり)


    • 問題が解決できず行き詰まっている状態。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈbreɪk.θruː/


    • アクセントは break の部分に置かれます。


  • アメリカ英語 (US): [ブレイク・スルー]

  • イギリス英語 (UK): ブレイク・スルー

  • “break” と “through” の間を無理に切らず、ひとまとまりで発音するように心がけましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “breakthroug” や “breakthough” など、つづりの途中を抜かしてしまうミスが起こりやすいです。

  • 同音異義語との混同: “break through” (動詞句) と “breakthrough” (名詞) を混同しやすいです。

  • 試験での出題傾向: TOEIC や英検のリーディングで、ビジネス英語・科学技術英語の文脈において “a breakthrough in 〜” の形などが出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “break” + “through” というわかりやすい組合せ: 「壁を破って前進する」イメージを持つと覚えやすいです。

  • “breakthrough” から「勢いよく突き抜ける」イメージを思い浮かべて、「飛躍的な改善」「画期的な進展」と理解するクセをつけておくと、文脈を問わず使いやすくなります。

  • 音声面では “ブレイクスルー” と日本語には定着していますが、綴りを “breakthrough” と意識することでスペルを覚えやすくなります。

上記を参考に、「壁を突き破る画期的な出来事」をイメージして、“breakthrough” を身につけてみてください。学習や会話でぜひ使ってみましょう。

意味のイメージ
breakthrough
意味(1)

敵陣突破[作戦];(ある事態・線の)突破

意味(2)

(科学などの)新機軸,新発見,成功,大躍進

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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