最終更新日:2025/02/25
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allegation

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元となった辞書の項目

allegation

名詞

(十分な証拠を持たない)主張,申し立て

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警察は、容疑者が車を盗んだという申し立てを捜査している。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: allegation

品詞: 名詞 (countable noun)

意味(英語): A statement or claim that someone has done something wrong or illegal, but that has not yet been proven.

意味(日本語): 何かの不正行為や違法行為を行ったという主張や告発のこと。正式に証明はされていない段階での「告発」「申し立て」のようなニュアンスがあります。法律的・公式な内容で使われることが多いです。


  • “allegation” は「まだ証拠が確立されていない不正・違法行為の告発」というような場面で使われ、厳粛かつフォーマルな響きがあります。

CEFRレベル: B2(中上級)


  • 「会話やビジネス文章で比較的よく見る単語ですが、やや専門的・フォーマルな文脈で使われるため、中上級レベルといえます。」

活用形: この単語は名詞のため活用形は変化しませんが、複数形は “allegations” となります。


  • 例: “Many allegations have been made against him.”

他品詞形:


  • 動詞: allege (主張する、申し立てる)

  • 形容詞: alleged(申し立てられた、疑わしいとされる)

  • 副詞: allegedly(伝えられるところによれば、申し立てによれば)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹 “alleg-” はラテン語の “allegare” (主張する、提出する)に由来します。

  • 接尾語 “-ation” は「行為・状態」を示す名詞化の要素です。

派生語・類縁語


  • allege (動詞)

  • alleged (形容詞)

  • allegedly (副詞)

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. make an allegation(告発をする)

  2. deny an allegation(告発を否定する)

  3. face allegations(告発を受ける)

  4. serious allegations(深刻な告発)

  5. false allegations(虚偽の告発)

  6. criminal allegations(犯罪に関する告発)

  7. unsubstantiated allegations(裏付けのない告発)

  8. investigate allegations(告発を捜査する)

  9. withdraw allegations(告発を取り下げる)

  10. counter allegations(反対に告発する・告発に反論する)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “allegation” は中期フランス語 “allégation” やラテン語 “allegare” に由来し、「検証のために法廷へ提出する」という意味を持っていました。

ニュアンス


  • 現代では、法的手続きや公式な場面で「疑惑・非難・告発」を示すフォーマルな言葉として使われます。

  • 「証拠がまだ十分に示されていない」という含みがあるため、断定的ではなく主張段階という意味合いが強いです。

  • 法律文書や報道機関など、やや堅めの文章で見かけることが多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • “allegation” は 可算名詞 なので、複数形で “allegations” と表せます。

  • “allegation” は他の名詞と同様、単数・複数の使い分けを意識する必要があります。

  • よく使われる構文: “X made an allegation against Y.”(X が Y に対して告発を行った)

イディオムや定型表現


  • “to make allegations against someone”(人に対して告発をする)

  • “to bring allegations to light”(告発を明らかにする)

フォーマル/カジュアル


  • フォーマルな文脈での使用が多いです。カジュアルな日常会話よりは、新聞記事、ニュース、ビジネスや法律関連の会話で使用される傾向にあります。


5. 実例と例文

(1) 日常会話の例文


  1. “I heard there’s an allegation against the school principal, but I’m not sure of the details.”


    • (校長先生に対して何か告発があると聞いたけれど、詳しいことはわからないんだ。)


  2. “She dismissed the allegation as nothing more than gossip.”


    • (彼女はその告発を単なる噂話だとして一蹴した。)


  3. “There’s a rumor about allegations of illegal activity in that company.”


    • (あの会社で違法行為の告発があるという噂がある。)


(2) ビジネスシーンの例文


  1. “The CEO carefully addressed each allegation during the press conference.”


    • (CEOは記者会見でそれぞれの告発内容について慎重に説明した。)


  2. “We need to investigate these allegations thoroughly before making any decisions.”


    • (私たちはどんな決定を下す前に、これらの告発を徹底的に調査する必要がある。)


  3. “An internal audit has been launched in response to the allegations raised last week.”


    • (先週出された告発を受けて、社内監査が始まった。)


(3) 学術的・法的文脈の例文


  1. “According to the court documents, the allegations lack sufficient evidence.”


    • (裁判所の書類によれば、その告発には十分な証拠が欠けている。)


  2. “The legal team filed a motion to dismiss the allegations on the grounds of insufficient proof.”


    • (法務チームは証拠不十分を理由に、その告発を退ける申し立てを行った。)


  3. “Researchers are examining the allegations of data fabrication in the published study.”


    • (研究者たちは、発表された研究におけるデータ捏造の告発を調査している。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. accusation(告発、非難)


    • “Allegation” とほぼ同義だが、accusation のほうが少し直接的で強い意味合いがある。


  2. claim(主張)


    • 必ずしも犯罪行為を示すわけではなく、より幅広い主張に使われる。


  3. assertion(断言)


    • 断固とした主張というニュアンスが強いが、法的には限らない。


  4. charge(起訴、告発)


    • 法的にはより正式で、公的機関が行う「起訴」としての意味が強い。


反意語 (Antonyms)


  • exoneration(容疑免除、無罪とすること)


    • 告発があったのちに無実を証明・認定すること。


  • confirmation of innocence(無実の確証)


    • 告発とは反対に、「その人は大丈夫だ」と証明する行為・証拠。



7. 発音とアクセントの特徴

IPA表記: /ˌæl.ɪˈɡeɪ.ʃən/


  • アクセント(強勢): 第3音節の “geɪ” の部分に強勢があります。

  • アメリカ英語: [ˌæl.əˈɡeɪ.ʃən] あるいは [ˌælɪˈɡeɪʃən]

  • イギリス英語: [ˌæl.ɪˈɡeɪ.ʃən]

  • 日本語カタカナ表記では「アレゲイション」に近いですが、英語の発音では “ゲイ” の部分をしっかり伸ばすイメージです。

よくある発音の間違い


  • 第2音節 “-li-” が「ライ」や「レ」と混同される場合があります。正しくは「アリ」や「アラ」に近い音です。

  • 末尾 “-tion” は「シュン」と弱めに発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “allegation” における “g” と “t” の順が混同され、「alleg*t*ion」のようにミスをすることがあります。

  2. 同音・類似表記との混同:


    • “allocation”(割り当て)や “alleviation”(軽減)のようにスペルが似ている単語とは意味が全く異なるため注意。


  3. 混同しやすい文脈:


    • “accusation” とほぼ同じ意味で使われるが、法律用語として “allegation” は「未証明の主張」、 “charge” は「起訴・立件」と法律上のフローの段階が異なる場合がある。


試験対策


  • TOEIC・英検などのリーディングで、ニュースや法的文脈の文章に頻出します。文脈を読んで「証拠がまだない告発」の意味をしっかり理解しておくことが重要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源のイメージ: “allegare” は「法廷に提出する」という意味から、「言いがかりを提出する」→「告発する」という流れで覚えると記憶に残りやすいです。

  • スペリングのポイント: “alle” + “ga” + “tion” と自分で区切って発音・つづりを確認すると覚えやすいです。

  • 関連ストーリー: いきなり「示された“allegation”」に対して、まだ証拠がないまま人を非難する場面を想像すると、「こういうときに使うんだな」とイメージできます。

以上のように “allegation” は法的・公的な文脈で「証拠が確定していない段階での告発・主張」を意味するややフォーマルな単語です。ビジネスやニュースなどでも目にしやすく、上級学習者の英語力強化にも役立ちます。

意味のイメージ
allegation
意味(1)

(十分な証拠を持たない)主張,申し立て

ビジネス英単語(BSL) / 発音問題

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