最終更新日:2025/11/09
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共和国;共和政体 / 《R-》(フランス革命から喚代までの,フランスの)共和制

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元となった辞書の項目

republic

名詞

共和国;共和政体 / 《R-》(フランス革命から喚代までの,フランスの)共和制

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解説

名詞 “republic” の解説


1. 基本情報と概要

単語: republic

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): A form of government in which power resides in elected individuals representing the citizen body and government leaders exercise power according to the rule of law.

意味(日本語): 国民によって選ばれた代表が統治する政治形態のこと。君主制のような王や女王を持たず、国民が主権を持つ国を指します。

「republic」は、政府の形態を表す名詞で、一般的に「共和制」と訳されます。王を頂点とする君主制とは異なり、国民が主権を持ち、選挙などによって指導者や議員を選ぶ制度を指す言葉です。政治や歴史の文脈でよく登場します。


  • 活用形: 名詞のため、複数形は “republics” となります。

  • 他の品詞に変化した例:


    • 形容詞形: “republican” (共和制の、共和党の…)

    • 名詞形: “a republican” (共和党員、共和主義者)


CEFRレベル: B2(中上級)

・政治や歴史の話題で使われ、抽象的な概念の単語なので、中上級レベルで習得しておくと便利です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • re-: (接頭辞)「再び」などを表す場合もありますが、ここでは語源としては直接 “re-” + “public” という分解で捉えず、ラテン語の “res publica”(公共のもの、公共の事柄)に由来する表現です。

  • public (語幹): 人々、公共という意味に由来する語源的要素です。

派生語・類縁語


  • republican (形容詞/名詞): 共和制の、または共和党員

  • Republican Party: アメリカ合衆国の共和党

  • public: 市民一般、公共の

コロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. “democratic republic” – 民主共和制

  2. “people’s republic” – 人民共和国

  3. “federal republic” – 連邦共和国

  4. “the first republic” – 第一共和国

  5. “republican government” – 共和制政府

  6. “to establish a republic” – 共和国を樹立する

  7. “to overthrow the republic” – 共和国を転覆する

  8. “republican ideology” – 共和主義の理念

  9. “constitutional republic” – 立憲共和国

  10. “to proclaim a republic” – 共和国を宣言する


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語 “res publica” (“res” は「物事」、「公のもの」を意味し、“publica” は「公的なもの」という意味)。もともとは「公共のことがら」「公のこと」といった意味をもち、そこから統治者が公的に選ばれる政治形態を指すようになりました。

  • ニュアンス:


    • 君主制ではなく、主権が国民にあることを重視する政治制度を強調する言葉。

    • 政治や歴史の話題で使用される場合が多い。フォーマルな文脈で使われやすいですが、ニュース、アカデミックな論文、教科書などでも目にする機会が多々あります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞 (countable noun)


    • 可算名詞として扱い、複数形は “republics”。

    • “a republic” / “the republic” / “several republics” のように用いられます。


  • 一般的な構文例:


    • “(Country) is a republic.”

    • “They transformed the country into a republic.”

    • “Under the republic, citizens vote for their representatives.”


  • 使用シーン: おもにフォーマルまたはアカデミックな文脈で使われますが、政治談義やニュース番組などのカジュアルな会話でも出てくる場合があります。



5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “I learned that France is a republic. I thought it was still a monarchy!”

    (フランスが共和国だと知ったよ。まだ王制だと思っていた!)

  2. “Wait, what does a republic actually mean?”

    (ちょっと待って、共和国って実際どういう意味?)

  3. “I prefer the idea of a republic where people choose their leaders.”

    (私は、人々が指導者を選ぶ共和国の考え方が好きだな。)

ビジネス (3例)


  1. “Our company recently expanded to the Czech Republic to open a new branch.”

    (当社は最近、チェコ共和国に新しい支店を開設しました。)

  2. “We must understand the political system of this republic before making long-term investments.”

    (長期投資を行う前に、この共和国の政治体制を理解する必要があります。)

  3. “In a republic, policies can shift based on electoral outcomes, so we need to stay informed.”

    (共和国では、選挙結果によって政策が変わり得るので、常に情報を追い続ける必要があります。)

学術的な文脈 (3例)


  1. “Plato’s writings on the ideal republic have influenced political thought for centuries.”

    (プラトンの理想国家論は何世紀もの間、政治思想に影響を与えてきた。)

  2. “The transition from monarchy to a republic often involves deep social and constitutional reforms.”

    (君主制から共和国への移行は、多くの場合、社会的・憲法的な大改革を伴う。)

  3. “Studies compare the stability of republics versus constitutional monarchies in modern times.”

    (研究によると、現代における共和国と立憲君主制の安定性が比較されている。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “democracy” (民主主義)


    • 指導者の選出や意思決定が国民によって行われる政治形態。「republic」と同様に国民が主役ですが、”democracy” はより広義で、選挙による政治参加に重点を置くニュアンス。


  2. “commonwealth” (コモンウェルス、連邦)


    • 歴史的にはイギリス連邦のことなどを指す場合が多いが、共和国と似たような意味合いで使われることもある。やや古風な響き。


  3. “state” (国家、州)


    • 政治組織全般を指す包括的な単語。政府や国そのものを意味し、”republic” ほど主権者に関するニュアンスは強くない。


反意語


  • “monarchy” (君主制)


    • 王や皇帝などの世襲君主が国家元首となり、国を統治する体制。共和制とは対極にある政治体制。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /rɪˈpʌblɪk/

  • アクセント: “re-PUB-lic” の “PUB” の部分にアクセントがあります。

  • アメリカ英語とイギリス英語: おおむね違いはありませんが、アメリカ英語は /rɪˈpʌblɪk/、イギリス英語もほぼ同じ発音です。

  • よくある発音の間違い: アクセントの位置を間違えて “RE-pu-blic” と言わないように注意が必要です(正しくは “re-PUB-lic”)。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「republic」を “repulic” や “repblic” などと綴りを間違えることがあります。特に “pu” の順序に注意しましょう。

  • 同音異義語の混同: “public” と “republic” の混同や、 “republican” と “Republican Party” の政治的文脈での使いわけに注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などで時事問題や政治体制の話題に触れる際に「republic」が出てくることがあります。特にリーディングで国の制度を説明する文章などに頻出です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「みんな(public)で作る(re-)国」というイメージで覚えるとよいでしょう。語源的には直接 “re-+public” ではないですが、「みんなのもの(res publica)が基になっている」と考えると忘れにくくなります。

  • スペリングのポイント: “re-PUB-lic” と、「PUB(パブ)」をイメージ上の区切りにすると間違いにくいでしょう。

  • 政治の授業やニュースなどで “public” という単語と関連づけて覚えると定着しやすいです。


以上が名詞 “republic” の詳細解説です。「共和国」という政治形態を表す重要ワードで、歴史や政治の文脈で頻出します。ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
republic
意味(1)

共和国;共和政体

意味(2)

《R-》(フランス革命から喚代までの,フランスの)共和制

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 単語カード問題

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