最終更新日:2025/11/25
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《...について, ...だと》〈人〉に知らせる,に通報する(inform)《of, about, that, to do》

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元となった辞書の項目

notify

《...について, ...だと》〈人〉に知らせる,に通報する(inform)《of, about, that, to do》

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解説

1. 基本情報と概要

単語: notify

品詞: 動詞 (他動詞)

意味(英語): to tell someone officially about something, or to inform someone of something.

意味(日本語): 公式に、または正式に何かを知らせること。「誰かに情報を伝える」というニュアンスがありますが、比較的フォーマルな場面で使われることが多いです。


  • 活用形: notify - notified - notified - notifying

    (過去形・過去分詞形は “notified”、進行形は “notifying” になります)


  • 他の品詞:


    • 名詞形: notification(通知、告知)

    • 形容詞形: 特になし(ただし、notificationを形容詞的に使うことはある)


  • CEFRレベルの目安:


    • B2:中上級

      → ビジネスやフォーマルな場面で使われる頻度が高く、より高度な英語力を求められます。



2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • 接頭語: なし

    • 語幹: noti- (ラテン語由来で「知らせる」という意味を含む)

    • 接尾語: -fy (「〜にする、〜化する」の意味があるラテン語由来の接尾語)


  • 派生語と類縁語:


    • notification(名詞): 知らせ、通知

    • notifiable(形容詞): 報告義務のある、届け出が必要な


  • よく使われるコロケーション(共起表現)10選


    1. notify someone of 〜(〜を誰かに知らせる)

    2. notify the authorities(当局に通知する)

    3. promptly notify(速やかに通知する)

    4. legally notify(法的に通知する)

    5. automatically notify(自動的に通知する)

    6. notify by email(メールで通知する)

    7. notify in advance(事前に通知する)

    8. keep me notified(私に連絡を入れ続ける/常に知らせる)

    9. be notified of 〜(〜を知らされる)

    10. failure to notify(通知を怠ること)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の “notificare” が由来です。”notus” (知られている) + “facere” (〜する) という要素から成り立ち、「知らせる」という意味が古くから受け継がれています。


  • ニュアンス・使用上の注意:


    • 「notify」は、カジュアルというよりはフォーマル文脈でよく使われる動詞です。

    • 公的機関やビジネスの場面で「正式に知らせる」場合に用いられることが多いので、あまり口語的なシチュエーションでは聞き慣れないこともあります。

    • 「inform」とのニュアンスの違いとしては、「notify」は「通告・告知」色が強く、必要な手続きやフォーマルなルールにのっとって知らせるイメージが強いです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法ポイント:


    • 他動詞: 「誰か(目的語)に何か(目的語)を知らせる」という形が基本。

      例) notify + 人 + of + 事柄

    • 名詞形 “notification” は可算名詞・不可算名詞どちらでも扱われますが、文脈によって使い分けられます。

      例) a notification / some form of notification


  • 一般的な構文・イディオム


    1. “notify somebody of something” (誰かに何かを知らせる)

    2. “notify somebody that + 文” (誰かに〜だと知らせる)

    3. “be notified in writing” (書面で通知を受ける)


  • フォーマル / カジュアルでの使われ方:


    • フォーマル: 法的・ビジネス文書、公式メールなどで使われる。

    • カジュアル: 一般の会話では稀だが、特定の場面(「スマホ通知機能をオンにする」など)で耳にする場合もある。



5. 実例と例文

A. 日常会話での例文


  1. “Could you notify me when the delivery arrives?”


    • 配達が届いたら、知らせてくれない?


  2. “I’ve set my phone to notify me of any updates automatically.”


    • 自動的にアップデートがあれば通知するように設定してあるんだ。


  3. “Please notify the rest of the group if you plan to be late.”


    • もし遅れる予定があったら、グループのみんなに知らせてね。


B. ビジネスシーンでの例文


  1. “We will notify our clients in writing about the changes in policy.”


    • 方針変更に関しては書面で顧客に通知いたします。


  2. “Please notify the HR department of your new address as soon as possible.”


    • 新しい住所をできるだけ早く人事部に通知してください。


  3. “I’m writing to notify you that the meeting has been rescheduled.”


    • ミーティングの予定が変更になったことをお知らせします。


C. 学術的・公的文脈での例文


  1. “The students were notified of the conference details via email.”


    • 学生たちは会議の詳細をメールで通知されました。


  2. “Participants must notify the committee if they cannot attend.”


    • 参加者は出席できない場合、委員会に通知しなければなりません。


  3. “Researchers were notified in advance about the new guidelines on data collection.”


    • 研究者たちはデータ収集に関する新しいガイドラインについて事前に通知されていました。



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. inform (知らせる)


      • 「notify」よりもカジュアルかつ広い意味合いを持つ。公式でない場面や日常会話でも使いやすい。


    2. advise (忠告する/知らせる)


      • 「助言」を含んだニュアンス。フォーマルに「知らせる」場合にも使われる。


    3. alert (警告する/用心させる)


      • 危険や緊急性がある場合の「知らせる」に使われる。緊迫感がある。



  • 反意語:


    • 特定の “反意” というより、「気付かせない」「黙っている」を意味する単語としては “keep silent” や “withhold information” などが考えられます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語: /ˈnoʊtɪfaɪ/

    • イギリス英語: /ˈnəʊtɪfaɪ/


  • アクセント: 第1音節「no-」/「nəʊ-」に強勢があります。


  • よくある間違い:


    • “notify” の「ti」が「シ」と聞こえる場合があるので、日本語的に「ノティファイ」のように意識すると正しい音に近づきます。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “notifiy” や “notyfy” など、母音や子音を入れ違えるミスが起こりがちです。

  • 同音異義語との混同: 特に “notary” (公証人) など、音が似ている単語と混同しやすいですが、意味はまったく異なります。

  • 試験対策: TOEICや英検などのビジネスシーン・フォーマルな文章に頻出です。


    • “notify” は「〜に通知する」という表現としてよく出題され、「誰に・何を知らせるか」という目的語の使い方を正しく把握する必要があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語感イメージ: 「Note(メモする)」+「fy(〜化する)」で、「何かをメモして人に伝える」というイメージをもつと覚えやすいです。

  • 勉強テクニック: “inform” や “alert” などの類義語との違いを対比させながら、ビジネスメールなどの定型文で使う形を丸ごと覚えるのが効果的です。

  • スペリングのポイント: “noti” (ノティ) + “fy” (ファイ) の2パーツに分けて覚えると書き間違いが減ります。


よくフォーマルな場面で「相手に正式に知らせる」意味で使われる動詞が “notify” です。ビジネスメールや公式な通知など、大切な用件をきちんと伝える際に覚えておきたい重要単語です。

意味のイメージ
notify
意味(1)

〈人〉‘に'知らせる,通報する(inform)

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 単語カード問題

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