最終更新日:2025/10/29
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メートル法の / =metrical

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元となった辞書の項目

metric

形容詞

メートル法の / =metrical

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世界のほとんどの国でメートル法が使用されています。

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解説

以下では、形容詞 “metric” を詳細に解説します。


1. 基本情報と概要

単語: metric

品詞: 形容詞 (時に名詞としても使われる場合あり)

意味(英語): relating to or based on the metric system, or relating to measurement

意味(日本語): メートル法に関する、あるいは測定に関する

「metric」は、「メートル法の〜」や「測定における〜」という場面で使われることが多いです。たとえば、「metric system(メートル法)」、「metric units(メートル法の単位)」などの表現で用いられます。また、データ分析などの文脈では「計測基準」、「測定の指標」などを指すこともあります。

活用形

形容詞 “metric” は、形そのものが変化することはありません。

副詞形 “metrically” (めとりっくりー) → 「メートル法/測定において」のような文脈で用いられる副詞表現です。

他の品詞での例


  • 名詞 “metrics” (複数形) → 「指標」「測定値」

    例: “We gathered marketing metrics” (マーケティング指標を収集した)

難易度 (CEFR レベルの目安)


  • B2(中上級): 難しすぎず、かつアカデミックや専門的な文脈で比較的よく登場する単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語源の語幹: “metr-” (ギリシャ語 “metron” = 「測るもの、計量」)

  • 接尾語: “-ic” (形容詞を作る語尾で、「〜に関する」「〜のような」)

他の単語との関連性


  • “meter” (名詞): (米)「メートル」、(英)「メーター(長さ)」や「計測機器」

  • “metric system”: メートル法

  • “metronome” (名詞): 音楽のテンポを測る器具 (語源が同じ “metron”)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. metric system → メートル法

  2. metric units → メートル法の単位

  3. metric ton → メートルトン (約1000kg)

  4. metric measurement → メートル法による測定

  5. performance metrics → パフォーマンス指標

  6. key metrics → 主要指標

  7. metric conversion → メートル法への換算

  8. metric data → 測定データ

  9. metric analysis → 測定分析

  10. metric space (数学用語) → 距離空間 (数学的概念)


3. 語源とニュアンス

“metric” の語源はギリシャ語の “metron”(測る、計る)です。

歴史的には、度量衡(どりょうこう)の意味合いでフランス革命期に定められたメートル法 (metric system) から派生しており、「測定」にかかわるニュアンスが強いです。


  • ニュアンス:


    • 物理学や数学、データ分析などで、正確・客観的に「測定」するイメージを持っています。

    • 会話で “metric or imperial?” と聞けば「メートル法かヤード・ポンド法か?」というカジュアルなやりとりになることもあります。


  • フォーマル/カジュアル:


    • 技術文書やアカデミックな場面ではフォーマルに使われることが多いです。

    • 日常会話では「メートル法」という話題に限られがちですが、ビジネスシーンでは「指標・測定値」という意味で使われます。



4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文やイディオム


  • “(be) converted to metric” → 「メートル法に変換される」

  • “(measure) in metric” → 「メートル法で測定する」

  • “metric-based approach” → 「測定指標に基づいたアプローチ」

使用シーン(フォーマル/カジュアル)


  • フォーマル:


    • 科学的・技術的文書 (“We report all results in metric units.”)

    • ビジネスやデータ分析 (“We need the performance metrics.”)


  • カジュアル:


    • 「メートル法」を話題にする軽い会話 (“Do you use metric or imperial?”)


文法上のポイント


  • 形容詞としてのみ使う場合が典型的。(名詞 “metrics” は「指標」の意味)

  • 不可算・可算については名詞形 “metrics” で考慮(「指標」は通常複数形で可算扱い)。


5. 実例と例文

1) 日常会話 (カジュアル)


  1. “I prefer to use metric units, like meters and kilograms.”

    (メートル法の単位、例えばメートルやキログラムを使う方が好きだな。)

  2. “Is that measurement in metric or imperial?”

    (その測定はメートル法? それともヤード・ポンド法?)

  3. “Converting miles to kilometers is easy once you learn the metric system.”

    (メートル法を覚えれば、マイルをキロメートルに変換するのは簡単だよ。)

2) ビジネス (オフィスや会議など)


  1. “We need to identify the key metrics for our customer satisfaction survey.”

    (顧客満足度調査の主要指標を特定する必要があります。)

  2. “Let’s report our sales data using metric measurements for clarity.”

    (わかりやすさのために、売上データをメートル法による測定値で報告しましょう。)

  3. “Our performance metrics are improving quarter by quarter.”

    (我々の業績指標は四半期ごとに改善しています。)

3) 学術・技術的文脈


  1. “The experiment results are given in metric units for standardization.”

    (実験結果は標準化のためメートル法の単位で示されています。)

  2. “In mathematics, a metric space defines distance functions on sets.”

    (数学において、距離空間は集合上の距離関数を定義します。)

  3. “We employ a metric-based analysis to evaluate the efficiency of the algorithm.”

    (アルゴリズムの効率性を評価するために、測定指標に基づいた分析を用います。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “quantitative” (定量的な)


    • 実際に測定・数値化しているというニュアンスで似ているが、主眼は「数値面」であり、メートル法とは限らない。


  2. “measurable” (測ることができる)


    • 測定可能という意味では似ているが、具体的にメートル法などを示すわけではない。


  3. “measured” (測定した、慎重な)


    • 形容詞として落ち着いた・慎重なという意味が加わることがあり、少しニュアンスが異なる。


反意語 (Antonyms)


  • “imperial” (ヤード・ポンド法の)


    • 度量衡としては「メートル法」に対する「ヤード・ポンド法」を指す場合に反意語として使われる。

    • ただし “imperial” には別の文脈もあり、常に “metric” の反対語としてのみ使うわけではない点に注意。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈmɛtrɪk/

  • アクセント (stress): 最初の “me” にアクセント(ME-tric)

  • アメリカ英語とイギリス英語: どちらも基本的に同じ発音です。

  • よくある間違い: “me-trick” のように “tri” を強くする発音になりがちですが、正しくは “ME-tric” です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “metrick” や “metrict” のように余分な文字を挿入してしまうことがあります。

  2. “matrix” との混同: 文字が似ているため「行列 (matrix)」と混同しないように注意が必要です。

  3. “metre” (英) / “meter” (米) との混同: 同じ語源の単語だが、品詞や意味が異なる(単位そのものや計測機器の場合は “meter”、“metre”)。

  4. 資格試験での例: TOEIC や英検などでも、グラフや数値関連のトピックで “metric” が出題される場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源 “metron” (測る) を覚える: 音楽の「メトロノーム (metronome)」と共通イメージで、「測る」ことに関係していると認識すると覚えやすいです。

  • “M” for “Measure”: “metric” の頭文字 “M” は “measure” の “M” と同じで、「測る(measure)」と関連づけられます。

  • 実際に変換してみる: 日常生活でメートル法とヤード・ポンド法を行き来していると「metric」の感覚をつかみやすくなります。


以上が形容詞 “metric” の詳細な解説です。ぜひ参考にしてください。

意味のイメージ
metric
意味(1)

メートル法の

意味(2)

=metrical

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