最終更新日:2025/11/16
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【動/他】(考え・理論・計画など)を明確に(系統立てて)述べる ;を公式で表す,を公式化する

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元となった辞書の項目

formulate

動詞

【動/他】(考え・理論・計画など)を明確に(系統立てて)述べる ;を公式で表す,を公式化する

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解説

以下では、英単語“formulate”を、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: formulate

品詞: 動詞 (transitive verb / 他動詞)

意味(英語):

To create, develop, or express something (for example, an idea, plan, or theory) in a careful or systematic way.

意味(日本語):

慎重かつ体系的に(考え・計画・理論などを)作り上げたり明確に述べたりすること。ビジネスや学術の場面で「計画を立てる」「方針を打ち出す」「理論を組み立てる」というニュアンスで使われます。

活用形:


  • 原形: formulate

  • 三人称単数現在形: formulates

  • 現在分詞 / 動名詞: formulating

  • 過去形 / 過去分詞: formulated

その他の品詞:


  • 名詞形: formulation (例: “the formulation of a new policy” = 新しい方針の策定)

  • 形容詞形(派生形): formulaic (決まりきった、型通りの)

CEFRレベル目安: B2(中上級)

日常会話よりは少し専門的・抽象的な文脈で出てくることが多い単語です。論理的に何かを組み立てて説明するときに使われます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • formula(名詞「公式、定式、定型」)

  • -ate(動詞化する接尾語:「〜にする、〜化する」)

“formulate” は「formula(定型・公式)」に動詞化の接尾辞 “-ate” がついて、「公式(理論)を作る」「定型化する」といったイメージを持っています。

詳細な意味


  1. (計画や方法を)注意深く考え出す

  2. (理論や方針などを)明確にまとめ上げる

  3. (意見や考えなどを)体系的に表現する

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. formulate a plan(計画を策定する)

  2. formulate a strategy(戦略を立てる)

  3. formulate a hypothesis(仮説を立てる)

  4. formulate a theory(理論を構築する)

  5. formulate a policy(方針を打ち出す)

  6. carefully formulate(慎重にまとめ上げる)

  7. effectively formulate(効果的に策定する)

  8. formulate an approach(アプローチを練る)

  9. formulate one’s ideas(考えをまとめる)

  10. formulate a response(回答・返答を組み立てる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “formula” に由来し、「公式・決まり」という意味。

  • “formulate” は本来「公式として定める」→「はっきりと形作る」「理路整然と作り上げる」というニュアンスを持ちます。

ニュアンス・使用時の注意


  • 論理や計画をしっかり組み立てる、というニュアンスが強い。

  • ビジネスや学術の文脈、ややフォーマルな場面でよく使われます。

  • 口語でも「考えをまとめる」として使われることはありますが、より格式のある文章・プレゼンなどに向いています。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞なので、必ず目的語(plan, strategy, theory など)が必要。例: “He formulated a new business plan.”

  • 文章ではフォーマル度が高めの印象を与えます。口語で使っても問題ありませんが、話し手がやや手の込んだ言い回しを好む場合といえます。

  • 名詞形 “formulation” は「策定」「定式化」といった意味になります。例: “The formulation of a new policy took several months.”

イディオム・構文例


  • “be formulated in (a specific manner)”(〜の方法でまとめられる・策定される)

  • “in order to formulate ~”(〜をまとめるために)


5. 実例と例文

ここではシーン別に、日常会話・ビジネス・学術的な文脈での例文をそれぞれ3つずつ挙げます。

A. 日常会話での例文


  1. “I need some quiet time to formulate my thoughts before I speak.”

    (話す前に考えをまとめるために、少し静かな時間が欲しい。)

  2. “She’s trying to formulate a plan for our weekend trip.”

    (彼女は週末旅行の計画を立てようとしている。)

  3. “I want to formulate a more balanced diet this year.”

    (今年はもっとバランスのいい食事法を考えたい。)

B. ビジネスシーンでの例文


  1. “Our team will formulate a new marketing strategy for the upcoming product launch.”

    (我々のチームは、次の製品ローンチに向けて新しいマーケティング戦略を立てる予定です。)

  2. “We should formulate a clear action plan to address the client’s concerns.”

    (顧客の懸念を解消するために、明確な行動計画を策定すべきです。)

  3. “He was asked to formulate a proposal that would increase company-wide efficiency.”

    (彼は、社内の効率を高める提案をまとめるよう求められた。)

C. 学術的・専門的な文脈での例文


  1. “Researchers will formulate a hypothesis based on the initial data collected.”

    (研究者たちは、収集した初期データに基づいて仮説を立てるだろう。)

  2. “It is essential to formulate clear objectives before conducting the experiments.”

    (実験を行う前に、明確な目的を設定することが不可欠だ。)

  3. “He aimed to formulate a new economic theory that explains market fluctuations.”

    (彼は、市場の変動を説明する新しい経済理論を構築しようとした。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. devise(考案する)

  2. develop(開発する、発展させる)

  3. conceive(思いつく、構想を抱く)

  4. create(作り出す)

  5. frame(形作る、構成する)

いずれも「考えだす」「作り上げる」という点で共通しています。ただし “formulate” は「体系的に、論理的にまとめ上げる」ニュアンスがやや強めです。

反意語 (Antonyms)


  1. destroy(破壊する)

  2. dismantle(分解する、廃止する)

  3. ruin(台無しにする)

“formulate” が「作り上げる」であるのに対し、これらは「壊す」「取りやめる」といった真逆のニュアンスになります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):


  • アメリカ英語: /ˈfɔːr.mjə.leɪt/ (フォー(r)-ミュ-レイト)

  • イギリス英語: /fɔːˈmjuː.leɪt/ (フォー-ミュー-レイト)

アクセント位置に注意してください。アメリカ英語では第1音節 “FOR-” に、イギリス英語では第2音節 “-MU-” に強勢を置くことが多いです。


  • アメリカ英語: FOR-myu-late

  • イギリス英語: for-MYU-late

よくある発音ミス:


  • “formulate” を “formula” と混同し、語尾の “-ate”を落としてしまうこと。

  • “for-mu-late” の母音をはっきり発音せずに、弱々しくなってしまうこと。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “formulate” の “u” と “l” の位置を間違い “formualte” などと書いてしまうケースがある。


  2. 同音・類似語との混同


    • “formula” と混同しがち。動詞形は語尾が “-ate” になっている点に注意。


  3. 使いすぎによる文章の硬さ


    • “formulate” は比較的フォーマル。カジュアルな文脈では “come up with” や “work out” などの方が自然な場合がある。


  4. 試験対策


    • TOEICや英検、大学入試でも「計画をまとめる」「理論を立てる」などの文脈で出題されやすい。使い方や意味をしっかり押さえておくと得点に直結する可能性が高い。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “formulate” という単語は “formula” + “-ate” で覚えやすいです。

    “formula(公式)を作り上げる動作” → “まとめる・定式化する” というイメージを持つとよいでしょう。

  • 「フォーミュラを作る」→「体系的に何かを組み立てる」という連想をすると、ビジネスや学術で使いやすくなります。

  • 勉強法としては、例文ごとに「計画・理論などの内容を考え出す場面」で脳内シミュレーションしてみると、実際に使う場面をイメージしやすくなります。


これで “formulate” の解説は以上になります。ぜひフォーマルなプレゼンやレポート作成などで、成熟した表現として活用してみてください。

意味のイメージ
formulate
意味(1)

〈考え・理論・計画など〉‘を'明確に(系統立てて)述べる

意味(2)

…‘を'公式で表す,を公式化する

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 単語カード問題

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