最終更新日:2025/11/01
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〈C〉押し合いへし合い /〈C〉《話》(…に)のぼせ上がること,(…への)べたぼれ《+on+》;のぼせ上がった相手

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元となった辞書の項目

crush

名詞

〈C〉押し合いへし合い /〈C〉《話》(…に)のぼせ上がること,(…への)べたぼれ《+**on**+**名**》;のぼせ上がった相手

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解説

以下では、英単語 “crush” (名詞) をできるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

英単語: crush

品詞: 名詞 (もともと動詞としても使われる)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • B2 (中上級): 比較的複雑な会話や文章にも対応でき、抽象的な概念を取り扱うことができるレベルです。

意味(英語)


  1. A strong, brief feeling of affection/infatuation for someone (often teenager-like or unrequited romantic interest)

  2. A crowd of people pressed closely together

  3. The act of pressing or squashing something with force

意味(日本語)


  1. 一時的に誰かに強く惹かれる気持ち(片思いや淡い恋心を指す場合が多い)


    • 「芸能人に一時的に夢中になる」といったニュアンスで使われます。


  2. 大勢の人がぎゅうぎゅうに押し合いながら集まっている状況

  3. 物やものごとを強い力で押しつぶす行為

「crush」という名詞は、軽い片思いから真摯な恋心まで幅広く表せる単語です。また、まるで潰されるような状態を連想させることから、「どっと押し寄せる人の群れ」であるとか、「激しい圧力」をイメージさせます。

活用形 (動詞として)


  • 原形: crush

  • 三人称単数現在形: crushes

  • 現在分詞/動名詞: crushing

  • 過去形/過去分詞: crushed

名詞以外の形


  • 動詞形: to crush (潰す、圧倒する、打ち負かす)

  • 形容詞形は直接“crush”から派生するものはあまりありませんが、派生した語として“crushing” (形容詞: 圧倒的な、とても大きな) があります。


2. 語構成と詳細な意味

“crush” にははっきりした接頭語・接尾語はありません。ただし、語源的には “crowd” や “press” と関連があり、「押しつぶす、押し寄せる」ニュアンスを持ちます。

派生語・関連語


  • crushing (adj): 圧倒的な、壊滅的な

  • crusher (n): 粉砕機 (機械)、圧搾機

よく使われるコロケーション・関連フレーズ (10個)


  1. have a crush on 〜(〜に片思いをしている)

  2. childhood crush(子どもの頃の淡い恋心)

  3. idol crush(アイドルへの夢中)

  4. school crush(学校での片思い)

  5. crush of people(人の群れ、雑踏)

  6. massive crush(大混雑、大集合)

  7. crush the cans(缶をつぶす)

  8. holiday crush(休日の人込み)

  9. crush at the mall(ショッピングモールでの大混雑)

  10. first crush(初恋)


3. 語源とニュアンス

“crush” の語源は古いフランス語の “croissir” (押しつぶす)やラテン語の “corrigere” (押し正す、曲げる)などに関連しているとされています。圧力をかけてぺちゃんこにするイメージが根底にあり、そこから派生して「圧倒されるほど人に惹かれる気持ち」や「大勢でごった返す様子」を表すようになりました。

特定の状況でのニュアンスや注意点


  • 淡い恋心や片思い: 「ちょっとした憧れ」のようにも使われます。日常会話でカジュアルに使われることが多いです。

  • 大混雑状態: 「押しつぶされる」ようなイメージで、イベントや人が集まる場所でよく「there was a huge crush of people」のように使われます。

  • 文章でも口語でも使われますが、ロマンティックな対象として「have a crush on someone」は特に口語でよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞か不可算名詞か

    「恋心・片思い」の意味で使うときは可算名詞 (a crush, crushes)。

    「大混雑・人混み」の意味では可算名詞として使って「a crush of people」と表現します。


  • 一般的な構文


    • “have a crush on + 人/対象”

      例: “I have a crush on my classmate.”

    • “be someone’s crush”

      例: “He is my secret crush.”


  • イディオム・表現


    • “develop a crush on someone”

      例: “I developed a crush on my colleague after we started working together.”


  • フォーマル/カジュアル


    • 恋愛に関する意味合いはどちらかというとカジュアルな表現です。

    • 人混みなどを表す場合は日常会話からニュース報道などフォーマルな文脈でも使われます。



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I have a huge crush on him but I’m too shy to talk to him.”

    (彼にすごく片思いしてるんだけど、恥ずかしくて話しかけられないの。)

  2. “She told me she had a crush on her neighbor when she was younger.”

    (彼女が若い頃、隣の人に片思いしてたって言ってたよ。)

  3. “My first crush was actually a character in a movie.”

    (最初の片思いは、実は映画のキャラクターだったよ。)

ビジネスシーン


  1. “There was a crush of applicants at the job fair.”

    (就職フェアには応募者が殺到していた。)

  2. “We need to manage the crush of orders during the holiday season.”

    (ホリデーシーズンの大量の注文に対応しなければならない。)

  3. “The lobby was in a crush as everyone arrived at the same time.”

    (みんなが同時に到着したので、ロビーは人でごった返していた。)

学術的・フォーマル


  1. “The structural failure was caused by the crush of debris during the collapse.”

    (構造上の破損は、崩壊の際に瓦礫が押しつぶしたことによって引き起こされた。)

  2. “Researchers analyzed the psychological impact of having a crush on a celebrity.“

    (研究者たちは、有名人に片思いしていることが心理的に与える影響を分析した。)

  3. “In crowd management studies, a ‘crush’ scenario is critical to understand for safety measures.”

    (群衆管理の研究においては、「大混雑」の状況を理解することが安全策にとって非常に重要である。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. infatuation(熱狂的な恋、夢中)


    • 「盲目的に心奪われる」というニュアンスが強め。もう少し激しい響き。


  2. puppy love(淡い恋)


    • 子どもや若い人の浅い恋を表すカジュアルな表現。


  3. adoration(崇拝、敬愛)


    • 相手を崇拝するような気持ち。もっと深みのある感情。


反意語


  • “disinterest”(無関心)

  • “indifference”(無関心)

“crush” との対比で、「好き・夢中」という感情とは逆に「まったく興味がない」という意味が反意語になります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /krʌʃ/


    • アメリカ英語: [krʌʃ](クラッシュ)

    • イギリス英語: [krʌʃ](クラッシュ)、ほぼ同じ。


アクセント


  • アクセントは一音節語なので特にアクセントの移動はありません。“krʌsh” と一気に発音します。

よくある発音の間違い


  • “crash” (/kræʃ/) と混同しやすい。「クrash」で唇を丸めるかどうか、母音を [ʌ] か [æ] かで区別しましょう。


    • crush: /krʌʃ/

    • crash: /kræʃ/



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス

    “crush” を “crushs” と書いてしまうなど、三人称単数形 (crushes) と混同することがあるため注意。

  2. 同音・類似語


    • “crash” (衝突する) や “crass” (下品な) と混同しないよう注意。


  3. 試験対策

    TOEIC・英検などでは、ややカジュアルな語感でありながら「混雑」「強い恋心」など複数の意味を問われる可能性があります。文脈からどの意味かを把握する力が必要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “クラッシュ (crash)” と似ているので、音が似ている点を意識して区別しましょう(ʌ と æ)。

  • 恋心を抱くと「胸が押しつぶされる感覚(ドキドキ)」になるイメージを持つと覚えやすいです。

  • 物理的に押しつぶすか、心に圧倒的な感情を抱くイメージで「crush = 強い圧力」というキーワードを頭に置いておくと、両方の意味を自然に想起できます。


以上が名詞 “crush” の詳しい解説です。日常会話からビジネスシーンまで割と広い文脈で登場する単語なので、ぜひ使い分けに慣れてください。

意味のイメージ
crush
意味(1)

〈C〉《単数形で》押し合いへし合い,殺到

意味(2)

〈C〉《話》《単数形で》大混雑の集会,すしづめの集会

意味(3)

〈U〉《英》(押しつぶして出した)果汁

意味(4)

〈C〉《話》(…に)のぼせ上がること,(…への)べたぼれ《+on+》;のぼせ上がった相手

ビジネス英単語(BSL) / 和訳 / 単語カード問題

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