reinvestment
1. 基本情報と概要
単語: reinvestment
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): The act of investing again, typically investing proceeds or profits back into the same venture or another investment.
意味(日本語): すでに得た利益や資金を、再度同じ事業や別の投資対象に投資すること。
「一度得た利益を再び投資する」というニュアンスです。多くの場合、金融やビジネスの場面で使われる専門的な言葉ですが、「再投資」という形で一般的にも耳にします。
活用形:
- reinvestment(名詞形)
- reinvest(動詞形) → reinvests / reinvesting / reinvested(三人称単数 / 現在分詞 / 過去形・過去分詞)
関連する品詞形:
- reinvest (動詞): “to invest again”
- reinvested (形容詞的用法): “invested again” の状態を形容する場合など
CEFRレベルの目安:
- B2 (中上級)
- 金融やビジネスの知識を要する単語のため、ある程度語彙力と専門用語に慣れた学習者向けです。
2. 語構成と詳細な意味
- re- (接頭語) : 「再び」「もう一度」を表す
- invest (語幹) : 「投資する」
- -ment (接尾語) : 「状態」「行為」などを名詞化する
つまり “reinvest + ment” で「再投資する行為・状態」を表す名詞になっています。
関連語・派生語
- reinvest (動詞) : 再投資する
- reinvestment ratio : 再投資比率
- reinvestment policy : 再投資方針
コロケーション(共起表現)10選
- reinvestment of profits → 利益の再投資
- reinvestment of dividends → 配当金の再投資
- long-term reinvestment strategy → 長期再投資戦略
- reinvestment opportunity → 再投資の機会
- reinvestment risk → 再投資リスク
- reinvestment approach → 再投資のアプローチ
- encourage reinvestment → 再投資を促す
- reinvestment of capital gains → キャピタルゲインの再投資
- reinvestment cycle → 再投資サイクル
- reinvestment decision → 再投資の意思決定
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- “re-” はラテン語由来の “again” という意味。
- “invest” はラテン語の “investire(着る、包む)” に由来し、金銭的な投資をするという意味に広がりました。
- “-ment” は動作や状態・結果を表す名詞化の接尾語。
- “re-” はラテン語由来の “again” という意味。
歴史的に
投資という概念が成熟するなかで、得られた利益をさらに同じ事業や別の事業に投じる行為を指す専門用語として定着しました。
使用時の注意点
金融・ビジネス文脈でフォーマルに使われることが多い単語です。日常会話ではあまり頻繁に使われませんが、投資に詳しい人同士の会話では出てくる可能性があります。
4. 文法的な特徴と構文
名詞 (countable/uncountable?)
「再投資」という行為全般を指すときは不可算的に扱う場合もありますが、「具体的な再投資の案件」を指すときには可算名詞として “reinvestments” と複数形になることもあります。文脈によって可算・不可算が変わる点に注意が必要です。一般的な構文:
- “the reinvestment of + [資金・利益]”
- “the reinvestment in + [事業・分野]”
- “the reinvestment of + [資金・利益]”
イディオム:
- 特に “reinvestment” 固有のイディオムはあまりありませんが、“reinvestment policy” や “reinvestment risk” など定型的に使う表現はあります。
フォーマル/カジュアル:
- ビジネスや金融レポートなど、ややフォーマルな文書で使われることが多いです。
5. 実例と例文
日常会話での例文
“I’m considering the reinvestment of my extra savings into a small startup.”
→「余った貯金を小さなスタートアップに再投資しようかと考えているんだ。」“My dad always talks about the importance of reinvestment for long-term growth.”
→「父はいつも、長期的な成長のために再投資がいかに大事か話してるよ。」“Reinvestment is not just for big companies; freelancers can benefit too.”
→「再投資は大企業だけのものじゃなくて、フリーランサーも役に立つものなのよ。」
ビジネスでの例文
“Our board has approved the reinvestment of a significant portion of profits this quarter.”
→「今四半期の利益のかなりの割合を再投資することを取締役会が承認しました。」“A successful reinvestment strategy can enhance our competitive advantage in the market.”
→「うまくいった再投資戦略は、市場での競争優位性を高めることができます。」“We need to discuss the reinvestment policy for next year’s budget planning.”
→「来年の予算策定に向けた再投資方針について話し合う必要があります。」
学術的・専門的文脈での例文
“The reinvestment rate assumption is critical in the calculation of the project’s net present value.”
→「プロジェクトの正味現在価値を計算する際、再投資利率の想定は非常に重要です。」“Studies show that consistent reinvestment in research and development drives innovation.”
→「研究によれば、研究開発への継続的な再投資がイノベーションを推進することが示されています。」“Policy makers are examining the effects of corporate reinvestment on economic growth.”
→「政策立案者は、企業の再投資が経済成長に及ぼす影響を調査しています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- “recapitalization” (リエピタライゼーション/資本再構成)
- 意味は近いものの、使用される文脈は企業の財務構造の調整に特化するため「再投資」とは少し異なる。
- 意味は近いものの、使用される文脈は企業の財務構造の調整に特化するため「再投資」とは少し異なる。
- “further investment” (さらなる投資)
- 同じように追加投資を表すが、「再投資」という明確なニュアンスはやや薄い。
- 同じように追加投資を表すが、「再投資」という明確なニュアンスはやや薄い。
- “re-injection of capital” (資本の再投入)
- 同様に資金を再度入れるニュアンスだが、「reinvestment」よりもさらにテクニカルな印象。
反意語 (Antonyms)
- “divestment” (資産売却・撤退)
→ 投資を引き上げる行為を指し、「再投資」の反対と言える。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語 (AE): /ˌriː.ɪnˈvɛst.mənt/
- イギリス英語 (BE): /ˌriː.ɪnˈvest.mənt/
- アメリカ英語 (AE): /ˌriː.ɪnˈvɛst.mənt/
アクセントの位置:
- 「re-in-VEST-ment」の “VEST” の部分に強勢 (ストレス) を置きます。
- 「re-in-VEST-ment」の “VEST” の部分に強勢 (ストレス) を置きます。
よくある発音の間違い:
- “re–” が「リ」なのか「レ」なのかで混乱する学習者がいますが、/riː/ と長めの “リー” と発音するのが一般的です。
- アメリカ英語だと [re-] が [ri-] に近く聞こえることがあります。
- “re–” が「リ」なのか「レ」なのかで混乱する学習者がいますが、/riː/ と長めの “リー” と発音するのが一般的です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: 「re-investment」にハイフンを入れる人もいますが、一般的には “reinvestment” と一語で書きます。
- “investment” と区別する: 内容としては「同じ投資行為」でも、「再度行う」という点に着目しているかどうかが “reinvestment” の重要なポイントです。
- 試験対策: ビジネス英語の文脈や金融関連の試験(TOEICなど)で出題されることがあります。金融用語として覚えておくと役立ちます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “re” は “again”。“investment” は「投資」。つまり “again + investment” で「再び投資する」と覚えると分かりやすいです。
- お金をもう一度“in”するイメージで「投資先に戻す」というストーリーを思い浮かべると記憶に残りやすいでしょう。
- スペリングも「re」+「invest」+「ment」の組み合わせで考えるとミスが減ります。
以上が “reinvestment” の詳細解説です。金融やビジネスの文脈で頻出する語ですので、ぜひ押さえておきましょう。
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