最終更新日:2025/05/06

前の;前…;外へ;完全に

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元となった辞書の項目

ex

接頭辞

前の;前…;外へ;完全に

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解説

1. 基本情報と概要

単語: ex

品詞: 接頭辞(prefix)、または名詞(主に「元パートナー」「元夫」などを意味する場合)


  • 英語での意味:


    • 接頭辞としては “former” や “out of” のニュアンスを持ち、「以前の〜」「前の〜」「元の〜」を意味します。

    • 名詞的に “ex” と単独で使う場合、「かつてのパートナー」「元恋人・元配偶者」などを指します。


  • 日本語での意味:


    • 接頭辞としては「前の〜」「元の〜」。

    • 名詞的には「元彼・元彼女・元パートナー・元配偶者」。


たとえば「ex-boyfriend」は「元彼」、「ex-president」は「前大統領」というように、以前その立場や関係だった人を指すときに使います。カジュアルな会話で「my ex」と言うときは、大抵「元恋人」や「元配偶者」というニュアンスになります。

活用形:


  • 接頭辞としては語幹に「ex-」が付く形で活用は変わりません(ex-president, ex-husband など)。

  • 名詞としては単数形と複数形があり、複数形は “exes” (my exes) と綴ります。

他の品詞例:


  • 形容詞: 「ex-」から派生し、形容詞的に「元の〜」を表現する場合もあります(ただし、通常はそのまま名詞を修飾する形で使われます)。

難易度目安(CEFR): B1(中級)


  • 接頭辞として「前〜」の意味を覚えるのは中級程度の学習者にも比較的簡単ですが、名詞としての「ex(元パートナー)」の使い方は日常会話で頻繁に登場しうるため、学んでおくと非常に便利です。


2. 語構成と詳細な意味

接頭辞として


  • ex- はラテン語由来の接頭辞で “out” や “formerly” を意味します。

  • この接頭辞が付くことで「前の…」「以前の…」という文脈を加えます。

名詞として


  • ex は省略形で、カジュアルに「元夫・元妻・元彼・元彼女」といった「かつてのパートナー」を指します。

派生語・関連語


  • former: 「かつての」という意味の形容詞。

  • previous: 「前の」「以前の」という意味。

コロケーション(10個)


  1. ex-girlfriend / ex-boyfriend


    • 「元彼女 / 元彼」


  2. ex-wife / ex-husband


    • 「元妻 / 元夫」


  3. ex-partner


    • 「元パートナー」


  4. ex-colleague


    • 「元同僚」


  5. ex-boss


    • 「前の上司」


  6. ex-employee


    • 「元従業員」


  7. ex-friend (やや砕けた言い回し)


    • 「元友人」


  8. ex-president


    • 「前大統領」


  9. ex-member


    • 「元メンバー」


  10. ex-owner


    • 「前のオーナー」



3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “ex” (「外へ」「〜から」) に由来しており、「過去に所属していた状態から離れた」という感じを表します。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「ex-」は非常に直接的かつシンプルに「元〜」「前〜」を示すため、フォーマル・カジュアルどちらでも使いやすいのが特徴です。ただし、名詞の “ex” はカジュアル寄りに使われることが多く、書き言葉やフォーマルな場面では “former spouse” などの言葉を用いるほうが丁寧な印象を与えます。

  • カジュアルな会話では単独で “my ex” と言うと、ほぼ確実に「元恋人」を意味します。文脈がわからない相手には誤解を招く場合もあるので、相手との関係性に応じて使い分けるとよいでしょう。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 接頭辞「ex-」+ 名詞


    • ex-husband, ex-president, ex-teacher のように、名詞の前に「ex-」を付けるだけで「元の〜、前の〜」を表します。

    • 接頭辞としては原則としてハイフン付きで表記します(ex-husband, ex-executive など)。


  2. 名詞としての “ex”


    • 単独で使う場合、「元パートナー、元配偶者」という意味。

    • このときは可算名詞扱いとなり、複数形は “exes” となります。


      • 例: I have two exes. (元パートナーが2人いる)



  3. フォーマル / カジュアル


    • 接頭辞「ex-」はビジネスレターから casual な会話まで広く使われます。

    • 名詞 “ex” は形式ばった場面ではあまり使われず、カジュアルで口語的な印象が強いです。



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “I ran into my ex at the mall yesterday.”


    • 「昨日、ショッピングモールで元恋人にバッタリ会ったんだ。」


  2. “Do you still talk to your ex-boyfriend?”


    • 「元彼とまだ連絡取ってるの?」


  3. “She confessed she still misses her ex sometimes.”


    • 「彼女はまだ時々元カレを恋しく思うって言ってたよ。」


ビジネス(接頭辞としてフォーマルにも使える)


  1. “He’s an ex-employee of our company, but we still consult him occasionally.”


    • 「彼は弊社の元従業員ですが、今でもときどき相談に乗ってもらっています。」


  2. “Our new CEO was introduced by the ex-chairman.”


    • 「新しいCEOは前の会長が紹介してくれました。」


  3. “The ex-boss left many records that are still valuable today.”


    • 「前の上司が残した書類は、今でも貴重な資料だ。」


学術的 / 公的な場面


  1. “The ex-president of the university delivered a keynote speech.”


    • 「前の学長が基調講演を行いました。」


  2. “During the lecture, the speaker mentioned an ex-colleague’s groundbreaking research.”


    • 「講演中、講師は元同僚の画期的な研究について触れました。」


  3. “Her ex-advisor recommended her for the scholarship, which boosted her academic career.”


    • 「彼女の元指導教官がその奨学金を推薦してくれたことが、学術的キャリアを後押ししました。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. former(フォーマー)


    • 「以前の、かつての」という意味。ex- とほぼ同じ意味で、ややフォーマル。

    • 例: “former president” = 「前大統領」


  2. previous(プリーヴィアス)


    • 「前の、以前の」という意味。状況によっては “ex-” と言い換え可能だが、前のバージョンや前のタイミングという意味にも使う。

    • 例: “previous job” = 「前の仕事」


  3. one-time(ワンタイム)


    • 「かつての、昔の」という口語表現で、特に有名人の元の所属や肩書きを伝えるときなどに使われる。

    • 例: “He’s a one-time champion.” = 「彼は元チャンピオンだ。」


反意語


  • current(カレント): 「現在の」

  • incumbent(インカンベント): 「現職の」(特に政治や公的な役職で使われる)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /eks/

  • アメリカ英語・イギリス英語ともに基本的に同じ発音です。

  • アクセントは明確には入りませんが、単音節 “ex”として /ɛks/(エクス)と1拍で発音します。

  • よくある間違いとして、語尾を「クス」ではなく「エッグズ」のように濁らせたり、 “X(エックス)” と混同したりすることがあります。単純に /eks/ となることを意識しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • “ex” と “example (e.g.)” との混同


    • “ex.” は「例示(example)」の略ではないので注意してください。例を示す場合は “e.g.” と書くのが一般的です。


  • “X” との混同


    • 「エックス(X)」のつもりで “ex” と書くと意味が全然変わるので気をつけましょう。


  • スペルは “ex” のまま、複数形が “exes” (エクシーズ) になる点も重要です。

  • 英文テスト(TOEICや英検など)では接頭辞「ex-」で「前の立場や役職」を表す表現問題が出る場合があります。「ex-president = 前大統領」など、前職を示す意味を理解しておくと役立ちます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源をイメージ: ラテン語「外へ」を表す “ex” から、「もはや外れた状態、もうそこに属していない」というイメージを思い描きましょう。

  • “ex” = “exit” の冒頭と同じ: “exit” が「出口」を意味するように、「外へ出る」イメージと結び付けると覚えやすいです。

  • 勉強テクニック:


    • 「ex-」が付いた単語をリストアップしてまとめて覚える(ex-wife, ex-colleague, ex-president など)。

    • 口に出して /eks/ の発音を何度か練習すると、スペルミスや発音ミスも減らせます。



以上が “ex” に関する詳細な解説です。ぜひ日常会話でもビジネスの場面でも活用してみてください。

意味のイメージ
ex

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 記述問題

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