最終更新日:2025/10/27
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元となった辞書の項目

utilization

利用

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解説

「utilization」の詳細解説


1. 基本情報と概要

英語表記: utilization

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): The act of using something effectively or putting something into practical use.

意味(日本語): 何かを効果的に利用したり、実用的に使用すること。「活用」や「利用」というニュアンスを持ち、特にビジネスやアカデミックな文脈でよく使われるフォーマルな単語です。

活用形


  • 原形: utilization

  • 複数形: utilizations (あまり一般的ではないが、概念的に複数形を使う場合もある)

他の品詞形


  • 動詞: utilize (例: We should utilize our resources effectively.)

  • 形容詞: utilizable (使える、使用可能な形容詞)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級): 大学・ビジネスレベルの英語学習者が使いこなせるようになると便利です。


2. 語構成と詳細な意味


  • utilize + -ation


    • “utilize” は「使う」という意味を持つ動詞。

    • “-ation” は「〜すること」という動作の名詞形を作る接尾語。


  • “utilization” は「何かを利用する行為・状態」を表す名詞。

関連性のある語


  • utilize (動詞): 利用する

  • utility (名詞): 有用性、公共サービスなど

  • use (動詞/名詞): 使う(動詞)、使用(名詞)

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. efficient utilization → 効率的な利用

  2. effective utilization → 効果的な活用

  3. resource utilization → 資源の利用

  4. full utilization → 最大限の活用

  5. utilization rate → 利用率

  6. time utilization → 時間の有効活用

  7. data utilization → データの活用

  8. technology utilization → 技術の活用

  9. practical utilization → 実用的な利用

  10. optimal utilization → 最適な利用


3. 語源とニュアンス


  • 語源: “utilization” はラテン語の “uti”(= use)に由来する「utilize」からの派生。後にフランス語経由で英語に取り入れられ、-ation という名詞形を作る接尾辞がついてできた言葉です。

  • 歴史的に: 「使う」「利用する」意味から派生し、特に工業・経営・経済学などの場面で頻繁に使用されてきました。

  • 使用時のニュアンス: 比較的フォーマルな文脈で使われやすい単語。口語では “use” が好まれる場合が多く、「より専門的でビジネスライクな内 容を感じさせる」という特徴があります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算/不可算?

    一般的には不可算扱い (例: “The utilization of this method is important.”)。ただし複数形(utilizations)は、特定の文脈でそれぞれ異なる利用形態を指して使う場合もありますが、日常ではあまり見かけません。


  • 他動詞 / 自動詞の使い分け(動詞形)

    “utilize” は他動詞であり、目的語を必要とします (例: “We utilize this tool for measuring.”)。


  • 一般的な構文例:


    • “the utilization of + [名詞]”

    • “in terms of utilization, …”


  • フォーマル / カジュアル


    • フォーマル: “utilization”

    • カジュアル: “use”



5. 実例と例文

日常会話での例文(カジュアル)


  1. “The utilization of leftovers for cooking new meals helps reduce waste.”

    (余り物を新たな料理に活用すると食品ロスが減るよ。)


  2. “His utilization of free apps to study is quite smart.”

    (無料アプリを活用して勉強するのは彼なりに賢い方法だよ。)


  3. “I’m trying to improve my utilization of time during the day.”

    (1日の時間をより有効に使えるようになりたいんだ。)


ビジネスでの例文(フォーマル)


  1. “Increasing the utilization rate of our resources is crucial to maximizing profit.”

    (利益を最大化するには、リソースの利用率を高めることが重要です。)


  2. “The company’s success relies on the efficient utilization of new technologies.”

    (その企業の成功は、新技術の効率的な活用にかかっています。)


  3. “We need to discuss the utilization plan for the new office space.”

    (新しいオフィススペースの活用計画について話し合う必要があります。)


学術的な文脈での例文(アカデミック)


  1. “Recent studies emphasize the utilization of renewable energy sources to combat climate change.”

    (最近の研究は、気候変動と戦うために再生可能エネルギーの利用を強調しています。)


  2. “This framework allows for the utilization of large-scale data in predicting economic trends.”

    (このフレームワークは、大規模データを用いて経済動向を予測することを可能にします。)


  3. “The effective utilization of available resources can significantly improve the welfare of communities.”

    (利用可能な資源の効果的な活用は、地域社会の福祉を大幅に向上させることができます。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. use(使う・使用)


    • ニュアンス: より一般的、カジュアル


  2. employment(使用・採用)


    • ニュアンス: ややフォーマル、一部専門的文脈


  3. application(適用・応用)


    • ニュアンス: 特に方法・技術を実際に当てはめるような意味合い


  4. deployment(展開・配備)


    • ニュアンス: システム・装置などを実際の場に配置して使うイメージ


反意語(Antonyms)


  1. neglect(放置する)

  2. waste(無駄にする)

  3. misapplication(誤用する)


7. 発音とアクセントの特徴

IPA(アメリカ英語): /ˌjuːtɪləˈzeɪʃn/


  • 強勢は “-za-” の部分にあります。

  • アメリカ英語では “z” の音がはっきりと発音されます。

IPA(イギリス英語): /ˌjuːtɪlaɪˈzeɪʃ(ə)n/


  • イギリス英語でも強勢位置は同じですが、場合によっては “-z-” を /z/ か /s/ に近い音で発音することがあります。

  • スペルも “utilisation” と書かれることが多いです。

よくある発音ミス:


  • “u” の音を “ア” と発音してしまう。→ 正しくは「ユー(juː)」

  • アクセントを間違えて、前半に強勢を置いてしまう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:


    • American English: “utilization”

    • British English: “utilisation”

      (試験では米英いずれか一方に統一することが望ましい)


  • 同音異義語との混同:

    特にありませんが、utilizationuse を混同して使うと文脈によってはフォーマルさ・ニュアンスが異なります。


  • 試験対策:


    • TOEICや英検などのテストでは、ややフォーマルな文章中に出てくることがある。

    • リーディングで頻出する可能性があり、文脈を理解して正しく日本語訳ができるように。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “use” を少しフォーマルにしたイメージと思っておくと覚えやすいです。

  • スペリングでは “-ation” の形に気をつけて、「ユーティライゼーション」とカタカナで発音を意識するとミスが減ります。

  • 「使う」という意味の “use” をベースに考え、ビジネスやアカデミックな文章では “utilization” と言い換える、という勉強テクニックを落とし込むと定着しやすいでしょう。


以上が「utilization」の詳細な解説です。利用(use)のフォーマル版として、ビジネスや学術の場面で使いやすい便利な単語ですので、しっかり覚えておきましょう。

意味のイメージ
utilization
意味(1)

利用

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 4択問題

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