最終更新日:2025/12/04

〈C〉〈U〉感情,心情,気持ち / 〈C〉《しばしば複数形で》(自分の感情・主観を加えた)(…に関する)感想,所感,意見《+on(about)+名》 / 〈C〉〈U〉織細な感情,情趣;(芸術的)情感 / 〈U〉(…に対する)感傷《+for+名》

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元となった辞書の項目

sentiment

〈C〉〈U〉感情,心情,気持ち / 〈C〉《しばしば複数形で》(自分の感情・主観を加えた)(…に関する)感想,所感,意見《+on(about)+名》 / 〈C〉〈U〉織細な感情,情趣;(芸術的)情感 / 〈U〉(…に対する)感傷《+for+名》

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彼女はその状況に対する感情を表現しました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: sentiment

品詞: 名詞 (countable / uncountable)

意味(英語):

• A feeling or emotion about a particular situation or event, often reflecting an opinion or attitude.

意味(日本語):

• ある状況や出来事に対して抱く感情や意見、または考え方を表す言葉です。ポジティブ・ネガティブ両方の“感情的な側面”や“考え”について、わりと抽象的に語るときに使われる単語です。

たとえば「世論(よろん)」がどのような感情や意見を持っているかを表すときや、「人々の心情」を言い表すときに使われることが多いです。ややフォーマルな響きがあり、感情や態度を表す場合に適しています。

活用形:

・複数形: sentiments (例: “public sentiments”=世間の感情)

他の品詞例:

・形容詞: sentimental (感情に流されやすい、感傷的なファ)

CEFRレベル (目安): B2 (中上級)

→ 複雑な感情や意見を表す際によく使われるため、中上級レベルで学ぶのにちょうど良い単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • sentiment はラテン語をルーツとする “sentire” (感じる、思う)や “sensus”(感覚、気持ち)に由来します。

  • “sent-”(感じる)という語幹が含まれており、形容詞の “sentimental” などにも共通しています。

類縁語・派生語


  • sentimentality (名詞): 感傷的であること

  • sentimental (形容詞): 感傷的な、感情に流されやすい

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. public sentiment(世間の感情)

  2. general sentiment(一般的な意見・感情)

  3. political sentiment(政治的意見・風潮)

  4. market sentiment(市場のムード・市場心理)

  5. emotional sentiment(感情的な思い)

  6. national sentiment(国民感情)

  7. anti-something sentiment(~に対する反感情・反対意見)

  8. popular sentiment(大衆の思い)

  9. express sentiment(感情を表現する)

  10. sentiment analysis(感情分析・世論分析)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語 “sentire” (感じる/意見を持つ)からフランス語 “sentiment” を経て英語に取り入れられました。

  • 当初から「感覚」や「感情」、「考え」的重要性を示す言葉として使われてきました。

ニュアンスや使用時の注意


  • 「意見」よりも感情面が強調されるニュアンスがあります。

  • 場合によっては単に感情的な意見というよりも、ある集団や個人の雰囲気や考え方の傾向を総称して指すこともあります。

  • フォーマルよりな言葉ですが、会話の中でも政治や世論、市場心理などを指すときにわりと頻繁に使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算・不可算両方


    • 可算名詞として: “a sentiment” → 特定の感情や意見を指す

    • 不可算名詞として: “sentiment” → 感情や考え方を総合的に表す


  2. 一般的な構文例:


    • “There is a growing sentiment that…” (〜という感情・意見が高まっている)

    • “He expressed his sentiment about…” (〜について彼は気持ちを述べた)


フォーマル/カジュアルの使い分け


  • “sentiment” はややフォーマル要素があり、公の場や文書で使いやすいです。

  • カジュアルな会話では “feeling” や “opinion” が代わりに使われる場合があります。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I understand your sentiment, but we need to be practical.”


    • 「あなたの気持ちはわかるけど、現実的に考える必要があるよ。」


  2. “The sentiment at the party was really warm and friendly.”


    • 「パーティーでは、みんなすごく温かくて親しみやすい雰囲気だったよ。」


  3. “I share the same sentiment about the movie; it was really touching.”


    • 「私もあの映画に対して同じ気持ちだよ。すごく感動的だったね。」


ビジネスシーンでの例文


  1. “Given the current market sentiment, it might be risky to invest now.”


    • 「現在の市場のムードを考えると、今投資するのはリスクがあるかもしれません。」


  2. “Public sentiment seems to be in favor of our new policy.”


    • 「世間の感情は私たちの新しい方針を支持しているようです。」


  3. “We must analyze consumer sentiment before launching the product.”


    • 「製品を投入する前に、消費者心理を分析しなければなりません。」


学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “The prevailing sentiment among scholars points to a need for further research.”


    • 「学者たちの支配的な意見としては、さらなる研究の必要性が示唆されています。」


  2. “An in-depth study of political sentiment can reveal underlying social dynamics.”


    • 「政治的感情を深く研究することで、社会の根底にある力学を明らかにできる。」


  3. “The survey captured a diverse range of sentiments on the topic.”


    • 「その調査は、そのトピックに関する多様な感情や意見を捉えた。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. feeling(感情)


    • よりカジュアルで、個人的な感情に強く焦点が当たります。


  2. emotion(感情)


    • 強い感情そのものを指すことが多く、“sentiment” より直接的です。


  3. opinion(意見)


    • 感情よりも考え方に重きを置き、「主張」「見解」という意味に近いです。


反意語


  • “indifference”(無関心)


    • 感情を持たない状態や興味を持たない状態を表すため、“sentiment” の感情的な側面の正反対になります。



7. 発音とアクセントの特徴

IPA表記


  • アメリカ英語: /ˈsɛn.tə.mənt/

  • イギリス英語: /ˈsɛn.tɪ.mənt/

アクセントの位置


  • “sen-ti-ment” の第一音節 “sen” にアクセントがあります。

発音の違い


  • アメリカ英語は “sentəment” のように /ə/ (シュワー) で中間母音の響きが強いです。

  • イギリス英語では第2音節が /ɪ/ になる場合が多いです。

  • 日本人学習者は「センチメント」とカタカナに引っ張られがちなので、母音をはっきり意識すると良いでしょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミスで “sentiment” の “i” を落として “sentment” としてしまうミスが発生しがちです。

  • “sentence” や “sentinel” などの単語と混同しないように注意が必要です。

  • TOEIC や英検などで「世論」や「市場心理」などを説明する文脈で頻出するため、覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “sentiment” は “sense” とつながりがあると想像すると覚えやすいです。「気持ちを“セン(ス)”で感じる」と関連付けるイメージを持つと記憶に残りやすいでしょう。

  • 母音が多い単語ですが、最初の “sen” にアクセントが来ることを意識して練習してみてください。


以上が「sentiment」の詳細解説です。感情や雰囲気を表すフォーマルな単語なので、時と場合によって「feeling」や「emotion」と使い分けると英語表現がぐっと自然になります。

意味のイメージ
sentiment
意味(1)

〈C〉〈U〉感情,心情,気持ち

意味(2)

〈C〉《しばしば複数形で》(自分の感情・主観を加えた)(…に関する)感想,所感,意見《+on(about)+

意味(3)

〈C〉〈U〉織細な感情,情趣;(芸術的)情感

意味(4)

〈U〉(…に対する)感傷《+for+

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 4択問題

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