最終更新日:2025/09/19

…‘を'引き起こす / …‘を'考え出す,発明する / (…に,…から)起こる(begin)《+in(from)+名》 / (人に)始まる《+with+名〈人〉》

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元となった辞書の項目

originate

動詞

…‘を'引き起こす / …‘を'考え出す,発明する / (…に,…から)起こる(begin)《+in(from)+名》 / (人に)始まる《+with+名〈人〉》

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: originate

品詞: 動詞 (他動詞・自動詞)


  • 英語の意味: “to begin or start; to come from a certain source or place”

  • 日本語の意味: 「始まる」「由来する」「起源を持つ」「起こす」

たとえば、「この風習はどこから始まったの?」と尋ねるときに Where did this custom originate? と使われます。何かが生まれた場所や経緯を示す、ややフォーマルな響きのある単語です。

主な活用形:


  • 現在形: originate / originates (三人称単数)

  • 過去形: originated

  • 過去分詞: originated

  • 現在分詞: originating

派生形(名詞など):


  • origination (名詞) - 「起こすこと」「始まり」

  • originator (名詞) - 「創始者」「元祖」「発案者」

CEFRレベル: B2(中上級)


  • B2:中上級レベル:日常の多くの場面で自由に使えるが、ややフォーマルで学術的な文脈にも対応可能。


2. 語構成と詳細な意味


  • Word Parts:


    • 「origin(起源)」+ 「-ate(動詞化する接尾語)」

    • “origin” は「起源」「源泉」を意味し、「-ate」で動詞化することで「起源を作り出す」「そこから始まる」のニュアンスが加わります。


  • 派生語や類縁語:


    • origin(名詞)

    • original(形容詞/名詞)

    • originality(名詞)

    • originate(動詞)

    • originator(名詞)


  • よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10 個


    1. originate from …(…に由来する)

    2. originate in …(…で始まる)

    3. originate idea(アイデアを生み出す)

    4. originally originate(元々…から始まる)

    5. thought to originate(…から始まったと思われる)

    6. custom originated in …(習慣が…で始まった)

    7. their roots originate in …(彼らのルーツは…にある)

    8. originate a movement(運動を起こす)

    9. attempts to originate …(…を創始しようとする試み)

    10. the project originated…(そのプロジェクトが…をもたらした / …で始まった)



3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語 “originare” (始まる), “origo” (起源, 発端)に由来します。

  • 歴史的用法: 古くから「物事の出どころ」や「始まり」を表す単語として使用されており、学術的にも一般的にも広く使われるようになっています。

  • ニュアンス・使用時の注意点:


    • どこかで「始まった」ことをフォーマルかつ明確に述べたい時に使います。

    • 口語では「start」「come from」などに置きかえられることも多いですが、学術的文脈や論文、ビジネス文書だと “originate” が好まれる場合があります。

    • 口語/フォーマルの差: “originate” はややフォーマルで論文や会議資料などにも適しています。日常会話では “start” で置き換えても伝わります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 自動詞・他動詞の使い方:


    • 自動詞用法: “The tradition originated in ancient times.”(その伝統は古代に始まった)

    • 何かがどこで始まったかを表す時によく使われます。

    • 他動詞用法: “She originated this method of teaching.”(彼女がこの教授法を考案した)

    • 何かを「作り出した」「考案した」ことを主語が行っている場合に使われます。


  • 一般的な構文・イディオム:


    • originate in + 時代/場所

    • originate from + 原因/要因

    • originate with + 人/組織(「~から生まれた、~が起源となった」)


  • 使用シーン: フォーマル寄りの文章やスピーチ、ビジネス文書、学術論文など。



5. 実例と例文

5-1. 日常会話での例文(カジュアル)


  1. “Where did this dish originate?”


    • この料理はどこから来たの?


  2. “I believe the rumor originated on social media.”


    • その噂はSNSで始まったと思うよ。


  3. “The idea for our weekend trip originated with my sister.”


    • 週末旅行のアイデアは私の姉(妹)が考え出したんだ。


5-2. ビジネスでの例文


  1. “Our project originated in response to market demand.”


    • 私たちのプロジェクトは市場の需要に対応して始まりました。


  2. “This new policy originated from the CEO’s concerns about efficiency.”


    • この新しい方針はCEOの効率性に対する懸念から生まれたものです。


  3. “The proposal originated with the strategy team, and we are now evaluating it.”


    • その提案は戦略チームが創出したもので、今検討中です。


5-3. 学術的文脈での例文


  1. “Many modern scientific theories originated during the Renaissance period.”


    • 多くの現代科学理論はルネサンス期に起源を持ちます。


  2. “This concept originated in ancient Greek philosophy.”


    • この概念は古代ギリシャ哲学に端を発しています。


  3. “It is widely believed that human language first originated in Africa.”


    • 人類の言語はアフリカで最初に始まったと広く信じられています。



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. start(始まる)


      • よりカジュアルで、口語的な “begin” に近いニュアンス。


    2. begin(始める)


      • “start” と同義だが、フォーマルな文脈でも使われやすい。


    3. arise(起こる、生じる)


      • 自然発生した場合によく使われる。原因やきっかけに焦点がある。


    4. stem from(…に由来する)


      • 自動詞的表現で、「大元は…にある」というニュアンス。


    5. derive from(…に由来する)


      • 学術的な響きが強く、分析や考察で使われやすい。



  • 反意語:


    1. end(終わる)

    2. terminate(終結させる)

    3. conclude(結論づける、終える)


“originate” は物事の「始まりや由来」を強調するのに対し、反意語は「終わりや結末」を強調します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA表記:


    • アメリカ英語: /əˈrɪdʒ.ə.neɪt/

    • イギリス英語: /əˈrɪdʒɪneɪt/


  • アクセント(強勢):


    • 第2音節 “-rɪ-” に強勢があります(o-RI-gi-nate)。


  • 発音時の注意点:


    • “ori” の部分は曖昧母音 (ə) や /ə/ になりやすい。

    • “-ginate” の “g” は /dʒ/ の音で、/dʒɪ/ や /dʒə/の中間になるため、日本人学習者は「ジュ」に近い音として練習してみるとよいでしょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “orignate” や “originite” などと綴り間違いをしやすい点に注意。

  • 混同しやすい単語: “original”(形容詞/名詞)、“origin”(名詞)。文中で動詞として使う際、-ate が必要。

  • 試験での出題傾向:


    • TOEIC・英検などで「起源を説明する文脈」や「どうやって物事が始まったかの説明問題」で登場しやすい。

    • 知らないと “come from” などへの置き換えで答えづらくなるため、語彙力として知っておくと有利。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “ori-” は “origin” のイメージ。何かが「オリジナルに戻る、出発点から始まる」と覚えるとよいでしょう。

  • 語源が「出発点」を意味するので、勉強中は「オリジン(起源)」→「そこから動詞になると 『はじまる』」という連想で覚えられます。

  • スペリングは「origin + ate = originate」と分解してイメージするとミスを減らせます。

以上が “originate” の詳細です。「何かがどこから始まったのか」を英語で正確に説明したいときに、ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
originate
意味(1)

…‘を'引き起こす

意味(2)

…‘を'考え出す,発明する

意味(3)

(…に,…から)起こる(begin)《+in(from)+

意味(4)

(人に)始まる《+with+〈人〉》

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 4択問題

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