最終更新日:2025/11/09

【名/C】足の裏 / 靴底 / 【動/他】〈靴〉に底をつける

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

sole

IPA(発音記号)

【名/C】足の裏 / 靴底 / 【動/他】〈靴〉に底をつける

このボタンはなに?

彼はその会社の唯一のオーナーです。

このボタンはなに?
解説

以下では、英単語「sole」について、学習者の方が理解しやすいように詳細に解説していきます。


1. 基本情報と概要

意味

1) 形容詞 (adjective): 「唯一の」「ただ一つの」


  • 英語: “the only one; single, not shared”

  • 日本語: 「唯一の存在」「単独の」というときに使われます。

    例: “He was the sole survivor of the accident.”(彼はその事故の唯一の生存者だった)

  • こういう場面で使われる: 何かがただ一つしかない状況で強調するとき。ビジネス書面でもよく使われる響きのある単語です。

2) 名詞 (noun): 「靴底」「足の裏」「舌平目(魚の種類)」など


  • 英語: “the undersurface of a person’s foot or shoe” / “a type of flatfish”

  • 日本語: 「足の裏」や「靴底」を指す場合と、「舌平目」という魚の種類を指す場合があります。

    例: “Check the sole of your shoes.” (靴底を確認してください)

  • こういう場面で使われる: 足や靴に関する文脈で「底」の部分、または舌平目という魚を指すとき。

3) 動詞 (verb): 「靴底を付け替える」


  • 英語: “to put a new sole on a shoe”

  • 日本語: 靴底を修理したり取り替えたりする行為を指します。

    例: “I had my shoes soled at the local cobbler.”(近所の靴屋で靴底を取り替えてもらった)

活用形


  • 形容詞: sole (比較変化は基本的になし)

  • 名詞: (単数) sole, (複数) soles (足の裏・靴底) / sole (魚の種類の場合は不可算的に扱うこともある)

  • 動詞: sole – soled – soled – soling

他の品詞例


  • 副詞: solely (単独で、もっぱら)


    • 例: “He is solely responsible for the error.”(彼だけがその誤りに責任を負っている)


難易度 (CEFR)


  • sole (形容詞として使う場合) → B2 (中上級)


    • B2: 日常だけでなく、少し専門的なトピックでも使われる語。


  • 名詞としての “sole”(靴底・足の裏)、魚の“sole” → A2〜B1 (初級〜中級)


    • 足・靴に関する基本表現としてA2レベル相当の単語。魚の用法となると多少専門的になるのでB1。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 形容詞 “sole” としては、接頭語や接尾語は特に持ちません。ラテン語の「solus (ただ一つの)」に由来していると考えられています。

  • 名詞 “sole” (足の裏・靴底) についても、直接的にはラテン語とは別の語源(古フランス語 sol の影響)とされますが、同音からの影響があるとされています。

派生語や関連語


  • solely (副詞): 「単に」「もっぱら」「まったく」

  • soleness (名詞・やや稀): 「唯一である状態」

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. sole responsibility → 「単独の責任」

  2. sole purpose → 「唯一の目的」

  3. sole survivor → 「唯一の生存者」

  4. sole discretion → 「単独の裁量」

  5. sole heir → 「唯一の相続人」

  6. sole proprietor → 「個人事業主」

  7. sole custody → 「単独親権」

  8. sole breadwinner → 「一家で唯一の稼ぎ手」

  9. sole agent → 「唯一の代理人」

  10. sole supplier → 「唯一の供給元」


3. 語源とニュアンス


  • 形容詞 “sole” はラテン語の solus(唯一の、一人きりの)を語源とする。

  • 名詞 “sole” (足の裏) は古フランス語の sol を経由し、中英語で定着。

  • “sole” (魚の舌平目) も古フランス語 sole から来ており、これはラテン語での “solea”(サンダル、靴底を意味した) に由来するとも言われる。

使用時の注意点やニュアンス


  • 形容詞としてはフォーマルな文章で使われることが多く、日常会話でも比較的使いやすい表現。

  • 「ただ一つ/一人」という強調があり、ビジネス文書や公式文書、契約書などで “sole responsibility” のように使われやすい。

  • 「足の裏/靴底」はカジュアルな会話で使うときもあるが、フランクな場面では “bottom of one’s foot” と表現することもある。

  • “sole” (舌平目) は魚の種類を表す際にまずまず使われるが、海鮮のメニューなどで専門的に登場。


4. 文法的な特徴と構文

1) 形容詞 “sole”


  • 後ろに名詞を置いて修飾することが多い: “sole owner,” “sole survivor” など。

  • 可算・不可算に関わらず名詞を修飾できる。

2) 名詞 “sole” (足の裏、靴底)


  • 可算名詞: “the soles of the shoes,” “a shoe sole”

  • 不可算名詞: “sole” を魚として扱う場合は不可算的に用いられることも多い(“I ate some sole for dinner.”など)。

3) 動詞 “to sole (a shoe)”


  • 他動詞: “to sole something” (特定のものに靴底を張り替える)

イディオムや構文例


  • “the sole of someone’s foot” → 足の裏を強調するとき

  • “to have the sole right to ~” → 「~に対する唯一の権利を持つ」(ややフォーマル)


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “I stepped on a nail; now there's a hole in the sole of my shoe.”

    (釘を踏んじゃって、靴底に穴が空いたよ。)


  2. “He’s the sole person I know who still collects vinyl records.”

    (彼は今でもレコードを集めている、私が知る唯一の人だよ。)


  3. “I love grilled sole; it has such a mild flavor.”

    (舌平目のグリルが大好き、すごくあっさりした風味だよ。)


ビジネス (3例)


  1. “As the sole proprietor, I handle all the business operations myself.”

    (個人事業主として、ビジネス運営はすべて自分でやっています。)


  2. “The contract states that the client has the sole right to terminate the agreement.”

    (契約書によると、契約を解消する権利はクライアントが単独で持つとされています。)


  3. “Our company is the sole distributor in this region.”

    (当社はこの地域で唯一の代理店です。)


学術的・専門的 (3例)


  1. “He is the sole author of the research paper on quantum computing.”

    (彼は量子コンピュータに関する研究論文の唯一の著者です。)


  2. “The experiment’s sole objective was to determine the reaction rate under specific conditions.”

    (その実験の唯一の目的は、特定の条件下での反応速度を測定することでした。)


  3. “Archaeological evidence suggests that footwear soles were crafted from leather even in ancient times.”

    (考古学的証拠によると、古代の時代でも靴底は革で作られていたことが示唆されています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. only (形容詞: 「唯一の」)


    • “He’s the only person who can solve this problem.” (ニュアンス的には似ていますが、「ファクトとして〜しか存在しない」というニュアンス。)


  2. single (形容詞: 「単独の」)


    • “He’s the single heir to the fortune.” (“sole” より口語的に使いやすい。)


  3. exclusive (形容詞: 「排他的な、唯一の」)


    • “They have the exclusive right to manufacture this design.” (「排他的」というニュアンスが強い。)


反意語 (Antonyms)


  1. shared (「共有の」)

  2. multiple (「複数の」)

  3. common (「共通の」)


  • 例: “Instead of a sole decision-maker, we now have a team approach.” (唯一の意思決定者ではなく、チームによるアプローチに変えた。)


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語(General American): /soʊl/

    • イギリス英語(Received Pronunciation): /səʊl/


  • 強勢(アクセント): “sole” は一音節なので特に強勢が置きやすい場所は単語全体。


  • よくある発音ミス: “soul” (/soʊl/ /səʊl/) と同音で綴りが違うことから混同してしまう学習者が多い。スペルを意識して区別するとよいでしょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • 「soul (魂)」や「sale (セール)」とスペリングを混同しがち。

  • 形容詞としての “sole” と名詞としての “sole” は意味がかなり違うので、文脈で判断する必要がある。

  • TOEICや英検などの試験では、ビジネス文脈で “sole responsibilities,” “sole discretion,” “sole proprietor” のように出題されるパターンが多い。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ソウル (soul)」(魂) と同音なので、“唯一のもの”=“魂(〇〇)” というふうに響きで結びつけて覚えるのも手。

  • スペルは “sole” の “-le” と覚えておくと混同しにくい。

  • “sho(e) + sole” で、靴底を思い出すイメージをセットで記憶すると、意味を整理しやすい。


以上が「sole」の詳しい解説です。「唯一の」「足の裏・靴底」「舌平目」という多面的な意味をもつ単語ですが、使う場面をしっかりイメージすることで使いこなしやすくなります。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
sole
意味(1)

足の裏


意味(2)

靴底


意味(3)

〈靴〉‘に'底をつける

ビジネス英単語(BSL) / 英訳 / 4択問題

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★